魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
更新を待っている皆様のために!
・・・超グダグダです。
第36話 変わらない日々
チュンチュン・・・
「ん・・・。」
小鳥の涼やかな歌声で、目を覚ます。
あれから、百年。
「・・・何やってんだろ・・・私。」
契約時のままの未成熟な体。
本来なら、もう死んでいてもおかしくない年齢なのに。
今だに、叶わない願い。
「・・・嘘つき。何でも叶うって、言ったくせに。」
鏡だらけの部屋で、鏡に映った偽りの私に向かって呟く。
我ながら、幼い顔つきだと思う。それも当然か。だって、私は成長しないから。
純白の寝間着の銀色のリボンをほどき、脱ぎ落とす。そして、見滝原中の制服のブラウスを身につけ、膝まで隠れる長いスカートを履く。いつものように、ソウルジェムが入っている、銀色のリボンの付いた純白の小箱を、一時的に制服のスカートに留めておく。ソウルジェムが、100メートル離れたら、体が動かなくなるし。
そのまま、櫛で膝まである長い水色と銀色の長髪をとかす。
「やあ、セリア。調子はどうだい?」
まったく何でこう、タイミングが悪いかな。
「忙しいの。消えなさい。」
窓際にいるであろう、インキュベーターに見向きもせずに、対応する。
「そうもいかないんだよね。君にとっても、重要な話だと、僕は思うからね。」
無表情のまま、鏡に映った私を見つめる。
「あ、そう。なら、今すぐ用件を言いなさい。」
「・・・。」
「何?不満なの?感情なんてない筈なのに?ねぇ、インキュベーター?」
「いや、君のそんな対応を見たのは、久しぶりだなと思ってね。普段なら、有無を言わせずに僕らを追い返す筈なのに。」
「・・・ほざけ。大方、誰か私の知り合いと、契約したことを伝えに来たんでしょ?」
あーもう!上手く髪の毛がとかせないし!
イライラするなぁ!
「まぁね。相変わらず、君は勘がいい。」
「チッ・・・茶番は良いから、さっさっと言えよ。」
あら、いけない。暴言吐いちゃった☆後悔してないけど。
「やれやれ。美樹さやかが、契約してくれたよ。」
やっぱりね。
「ふーん。あ、そうだ。貴方に言わないといけないことがあったわ。」
「なんだい?」
うわ、ムカつく。尻尾を軽く、くねらせたくらいにして。しかも、軽く首をかしげたくらいにして。
「そろそろ、ほむらちゃん達魔法少女が、私の事を調べ始める頃だから。私について、何か聞いてきても、何も答えないでね?絶対よ。魔法少女歴百年の契約者なんだから、これくらいは、聞いてもらわないと。」
「分かった。」
「それじゃ、帰ってくれる?用も済んだだろうし。」
丁度良く、髪も結び終わったし、そろそろお弁当用意しますか。
「分かった。それじゃあ、またね。セリア。」
そう言って、白い悪魔は、消えた。
ふと、鏡を見て気づいた。
「リボン、しなきゃ。」
シュル
キュ
「これで良しっと。」
純白のリボンを結び付けて、笑った。
ぎこちない笑顔。
ダメダメ。笑っていなきゃ。
そう思って、頬っぺたを無理矢理動かす。
でも、やっぱりぎこちなくて。
どこか、おかしかった。
「駄目だって・・・。私・・・皆の・・・為に・・・笑っていなきゃ、駄目なの・・・。」
白い肌を、無理矢理つねって笑わそうとする。
「あはは・・・。バッカ見たい。うふふ・・・何にも出来ないなんて。」
嗚呼、つねりすぎて血が出ちゃったや。
嗚呼、痛い。でも、この痛さは、これが現実だって、教えてくれる。
ポウ・・・
魔力で、止血だけしておく。傷を、治すことは出来ないから。私には、治癒魔法は出来ないから。
スゥ・・・
あっという間に傷口が見えなくなった。
・・・こういうとき、魔法少女の体は便利だ。幾ら傷つけても、直ぐに治ってしまうから。
もし、こんな便利な体じゃなかったら、とっくの昔に傷だらけになっていたはずだから。
それは、少し悲しくて。まるで、私がこの世界の人間じゃないみたいで。
少し、怖かった。自分自身が、信じられないような気がして。
誰かが、私の事を嗤った声がしたような、そんな気がした。
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《放課後》
私は、美樹さんに声を掛けられていた。
「セーリアっ!夏祭り、行ってみない?」
「な、夏祭り・・・ですか?」
「そうそう!浴衣とか、キョーミない?」
ああ!そっか、私、外人だった。・・・半分だけ、ね。
「んー・・・。興味ないと言えば、嘘になっちゃうけど・・・。あんまり、目立ちたくないというか、なんというか・・・。」
適当に、言葉を濁しつつ、美樹さんの右手に注目する。特に、爪の部分に模様がないかどうか。
「ところで、夏祭り行くにしても、私、YukataというJpaneses Traditional Fashion (日本の伝統的な衣装)なんて、持ってないよ?」
「え~と・・・何語?」
「さやかちゃん・・・。」
「あ、鹿目さんは分かったの?良かったわ。美樹さん、Are you foolish?(貴女は馬鹿ですか?)」
「ふぇ?やっぱり、分かんない!まどか、助けてッ!」
「エヘヘ・・・。ごめん、さやかちゃん。」
「まどかが、あたしを裏切ったぁ⁉」
「Be quiet,please.Ms.Miki.(美樹さん、静かにしてください。)」
「あ、スイマセン。」
流石に、これはわかるよね。学生ならば。
「いつなの?その夏祭りは。」
「エヘヘ。秘密だよ☆」
む。ウィンクを決めたぞ。この子。やっぱり、器用だ。
・・・ちょっと待て。秘密?・・・嫌な予感しかしない・・・。
人は、これをフラグと言うんだ・・・きっと・・・
さっき、美樹さんをチラッて見たけど、やっぱり右手に模様があった。後で、暁美さんに聞いて対応策を考えましょう。とりあえず、二日位観察しましょう。
さて、そろそろ
キャラ設定は、省略させてください。( ノ;_ _)ノ