魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

40 / 56

大変長らくお待たせしました。軽いスランプになってました。今週から、ガッツリ投稿できる状態に戻りましたので、ガンガン投稿しますよ!

何の連絡もせずにすいませんでした。


第37話 偽りの憧憬

 

 

 

夏祭り・・・。

 

 

 

嫌な思い出しかない・・・。

 

 

夏祭りにお父様達に連れていってもらったとき、わたあめを髪につけたり、運悪く水溜まりを踏んづけて泥んこになったり・・・。

 

 

 

とにかく、嫌なことしかない。

 

 

 

 

 

 

 

そんな私が、何で浴衣を着て、夏祭りに来ているの⁉

 

 

 

「ねぇ、私が夏祭りに来なきゃいけない理由はあったの?私、もう帰りたい・・・。」

 

 

 

もう、死にそうな勢いでヤバイです。色々と。

 

 

 

「ダメダメ♪日本に来たことないんでしょ?だったら夏祭り楽しまなきゃ!」

 

「・・・。」

 

うう・・・嘘ついたからこんなことに・・・。日本に来たことがあるって言えば良かったのかしら?

 

「あ!わたあめあるよ!セリアちゃん、食べてみない?」

 

 

 

あ~あ。嫌なヤツだ。

 

 

 

「えっと・・・何?それ。」

 

 

 

念のため、確認する。私の記憶が正しければ、わたあめは砂糖で出来たベトベトになるお菓子だったはず。でも、これは百年以上前のことで・・・

 

 

 

「わたあめは砂糖のお菓子だよ?」

 

 

「・・・。」

 

 

 

Oh, my god .

 

 

 

「え、遠慮しとこうかな・・・?」

 

 

 

時すでに遅し。

 

 

 

「セリアちゃ~ん。買ってきたよ~!」

 

 

 

Oh no!

 

 

笑いながら、鹿目さんがもう買ってきちゃったよ!

 

 

 

「あ、ありがとう・・・。」

 

 

 

ニコニコの笑顔で渡されたら、断れないのが一般的だよね・・・?

 

 

 

仕方なく、受け取ってわたあめを少しかじってみる。

 

 

 

甘い・・・

 

 

 

百年前と変わらない味わい。

 

 

 

「どう?セリアちゃん。」

 

「甘い・・・。けど、美味しい・・・かも。」

 

「「やったぁ!!」」

 

 

 

どうやら二人は私のことを楽しませたかったらしい。

 

 

 

もう一口、かじってみる。

 

 

 

やっぱり、甘かった。

 

 

 

 

日本人は、どうしてわたあめが嫌いになれないのか。

 

 

 

 

 

 

この甘さが、忘れられないのかも知れない。

 

 

 

 

甘い。でも、美味しい。

 

 

 

 

意外と甘いのが好きなのかもしれない。

 

 

 

 

・・・ずっと前に食べた時と違って、今はうまく食べれる。前は口にわたあめをつけて、ベトベトになったのに。

 

 

 

今は、ベトベトにならずにきれいに食べれるようになった。

 

 

 

 

 

 

ほんのささやかな成長だけど、私は素直に嬉しかった。

 

 

 

成長することのない機械だと思っていたけれど、ちゃんと私は、成長してることが実感出来ている。

 

 

 

 

 

「・・・ねぇ、二人とも。」

 

「なぁに?」

 

「私、やっぱり夏祭りに来て良かったかも。だから、有難うね。」

 

 

 

キョトンとしている二人に向かって微笑んだ。

 

 

 

二人は顔を見合わせて、クスリと笑った。

 

 

 

「「さーて、なんのことかな?」」

 

 

 

純粋な優しさが、懐かしくて。

 

 

あの頃の、私達を思い出すようで。

 

 

 

 

 

胸が締め付けられた。

 

 

 

 

 

 

 

幸せ。

 

 

けれど、苦しい。

 

 

 

 

 

 

偽りの憧憬が、切なくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

私のソウルジェムは、穢れ始めた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・カウントダウンまで、後十三の夜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、踊っていたことに気づかされる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 





今回、短めでごめんなさい!

色々と時間が足りないので、許してください。    ( ノ;_ _)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。