魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
ポウ・・・
いつも通り、ソウルジェムが魔女に反応した。
「行かなきゃね。《魔法少女》なんだから。・・・私の命が危ないもの。仕方のないこと。」
半ば呪文のように呟く。
「《
セナお姉様の
私の魔法は、どこまでも貪欲に、終わりなく未知の魔法があるかぎり増えていく。一度見てしまった魔法は全て私の魔法になっていく。
つまりは、一度私が見たのなら、その魔法をそのままそっくり使えるようになる。
細かいことを言えば、私の契約時の願いは《全ての魔法少女を救済したい》。イコール、魔法少女の手助けできる魔法プラス魔女化を防ぐ魔法。イコール、救済魔法プラス全ての魔法を操る能力、となったわけだ。追加として、全ての魔法少女のことを知ることができる。暁美ほむらのことを知っていたのは、案外魔法のお陰だったり・・・。
当然、能力は自他問わず何でも吸収してしまうがゆえに、初対面の魔法少女の魔法も覚えてしまうわけで。
かれこれ二百種類位は使える、ほぼ完璧な魔法少女になってしまった。
もちろん、私自身が魔法少女として、特殊能力型のために自身の治療はうまくできないかったり、普通の魔法少女よりも己の肉体が傷つきやすかったりする。縄張り争いで、肉弾戦になれば、こちらが不利だったりする。まぁ、その前に私は多種多様な魔法で対応し、肉弾戦にならないようにするのだけど。
パカッ
「あっれぇ?おっかしいなぁ?さっきまで誰もいなかったはずなのに。」
赤髪をポニーテールにした、つり目勝ちな少女が話しかけてきた。
「佐倉、杏子。風見野の魔法少女が、何故ここにいるのかしら?」
「何、あんた?何で魔法少女のことを知ってんのさ?」
「答えは簡単。私が魔法少女だから。」
「はぁ⁉何でさ⁉ソウルジェムも反応してないのに⁉」
「・・・私のソウルジェムの魔力を探知しても無駄よ。私はそういう魔法少女。」
「!・・・ははぁん。そういうことかい?つまり、あんたはあたしが知ってる魔法少女だってことか。」
「まぁ、そう言うことね。・・・で、この魔女はどうするのかしら?貴女が狩るならどうぞ?お好きになさって。」
「?あんた、頭おかしーいんじゃない?フツー、自分の獲物は自分で狩るもんでしょ?いいのかい?」
「ええ。生憎、私には予備が有り余ってるのよ。」
「ちっ。なんだよ、持ってんじゃねーか。聞いて損した。それじゃ、狩らせてもらうよ。」
「ええ。健闘を祈るわ。それじゃ。」
とんだ無駄足だったわね。まさか佐倉杏子がいるなんて。
いつぶりかしら?彼女と最後に会ってから。
幻惑魔法は彼女から受け継がせてもらった魔法。最新から三番目に新しく覚えた魔法。
懐かしいわね。まだ、巴マミとコンビを組んでいた頃の彼女が。随分、性格が変わったようだけど。
本質は変わってないわね。貴女は。
再び、
・・・縁とは、不思議なものね。なんだか、懐かしい色合い。空色と、桜色と、白色と、緋色と、菫色。桃色と、青色と、黄色と、赤色と、紫色。そっくりね・・・。
じゃあ、私は?
水色と、銀色は?
私の居場所は何処なの?
やめた。考えるだけ、無駄なことよ。
答えなんて、最初から出てたじゃない。
答えは、何処にもない。
そもそも、私の居場所自体存在しない。そうだよね?皆・・・。
また、ソウルジェムが穢れた。
カウントダウンまで、後12日。
久しぶりのキャラ設定です!
・星伽セリア
最近、色々と悩んでいる。詳しい魔法が判明。固有魔法は救済魔法。能力は、全ての魔法少女の情報を知っていることと、全ての魔法少女の手助けを出来る力。一方で、弱点も判明。回復魔法プラス肉体の頑丈さが普通の魔法少女よりも劣っているようだ。ソウルジェムの穢れが増え始めている・・・?