魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
お久しぶりです♪
リアルでやることに一段落ついたので更新します。
セリアちゃん・・・最近、調子が良くないみたい。
最近、学校にも顔を出してくれない・・・。
夕暮れ時の暖かなオレンジが、私を照らしていた。
「ごきげんよう。鹿目まどかさん。」
聞き覚えのある声が、私を呼んだ。
「セリアちゃん・・・?」
後ろを振り向くと、真っ黒な魔法少女姿のセリアちゃんがいた。
「
どういう・・・こと・・・?
「
契約・・・。あかり・・・?
それは、誰?
私の知ってる誰か・・・?
「オリジナルが貴女の知る、星伽セリア様です。貴女は、セリア様の行方を知らないようですね・・・。偉大なる
「まっ、待って!どういうことなの!ねぇ!」
話が分からない。
どうして、セリアちゃんのことを知ってるの?
つじつまが合わない!
「どうしてあなたはセリアちゃんを探しているの!教えて!」
「申し訳ないのですが、説明する時間がないのです。・・・移動しながらでも良いと言うのならば、今すぐ乗ってください。上空から探しますので。」
そう言って、真っ黒なマントを脱ぎ始めた。
「真実を知るか、知らないか。選択は二つに一つ。貴女自身の意思で決めてください。」
真実・・・。
どんな真実?
私の知らないこと?
どんなこと?
魔法少女のことを・・・私は、知らない?
知りたいか、知りたくないか。
だったら、私は。
「行くよ。行かせて。私、セリアちゃんのことを知りたいの。」
それに対する答えは、微かな笑いだった
「ふふ。貴女は、セリア様と似ていらっしゃいますね。どうぞ、乗ってください。私から離れませぬように、お気をつけて。」
真っ黒なマントを着せられて、水色の箒の後ろに乗せられた。
「では、参ります。
華奢なその体は、何だかとても力強かった。
「
セリアちゃんの、願い事は優しかった。
救われない、魔法少女を助ける為だけに契約した。
いつも、寂しげだったその笑顔の裏には。
報われない魔法少女のために、泣いていたんだ。
*********************************************
「あっというだったわね・・・。」
ポツリと丘の上で呟いた。
ここは、かつての魔法少女達のお墓。
私が救済し、殺した数多の魔法少女が眠る残酷な地
もうすでに、崩れてしまったお墓もあるくらい歴史ある墓地。
「君は、どうして死んでいった魔法少女のために墓を建てるんだい?」
「インキュベーター。出ていきなさい。ここはお前なんかが来ていい場所ではない。」
もう、精神は蝕んでいる呪いに
変身もしないでそう呟いた。
「大分疲れているようだね。何故、最近の君のソウルジェムは穢れるのが早いんだい?」
「知らないわ。そんなこと。でも、どのみち私は魔女になってしまうのよ。・・・もう、帰るわ。長居はしない方が身のためよ。インキュベーター。」
インキュベーターの返事も聞かずに、とある場所に向かった。
「うふふ。まもなく堕ちるわね♪【最強の魔法少女】と【最凶の魔法少女】が、ねぇ?」
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
五つの十字架が建っている、その草原は。
かつて、あかりがセリアになると誓った草原。
普段は私の魔力で保護していたのだけれど。
もう、魔力がない。
グリーフシードも、これ以上は使えない。
「うっ・・・」
ピキッピキッ
また、ソウルジェムのヒビが広がった。
もう・・・綺麗だった水色と銀色の輝きが見えなくて・・・おぞましい色になっていた。
ピキッ
ドサッ
自分の体をコントロール出来なくなって、倒れてしまう。
「うふふ。やっぱり私の勝ちよ♪星伽あかりちゃん。」
嗤いながら、私を見下ろしたのは・・・
「妃・・・夢乃・・・!」
「久しぶりね。貴女の絶望を貰いに来たのよ♪良かったわね♪貴女が望んでいたオネーサマと逢えるわよ♪」
「逢える・・・?絶望すれば・・・逢える・・・?」
もう、私は疲れた。
誰かのために、なにかをするのも、してもらうのも・・・
「そうよ。貴女が望んでいたオネーサマと逢えるのよ。絶望さえしてくれれば。」
弱っていた私には、もう・・・委ねることしか出来なかった・・・。
苦しみも、痛みも。
辛くて堪らない。
「安心して。もうすぐ貴女は魔女になるわ。そうしたら、イヤなことも辛かったこと、全部消えるの。さぁ、願って?魔女になりたいって。」
もう・・・疲れた。
一人でいたい。
「魔女に・・・なりたい・・・。」
涙が、一つソウルジェムに当たった。
パキィイイイインンンンンンッッッッ!!!!!!!
三個のソウルジェムが、同時に割れた。
嗚呼・・・。
私は、魔女。
なにもできない。期待はずれの、流星の魔女・・・。
誰かを愛していたはずなのに・・・
全てが、疲れて果てて。
何もかもを、諦めた後悔ばかりの魔女。
<あかりんはさ。誰かのそばにいるだけで、なにもしないよね。>
<あかりさんは、面倒な性格よね。>
<アタシはあんたのこと、キライ。>
<あかりさんは・・・苦手・・・。>
<あかりちゃん・・・ひどいよ・・・。>
嗚呼・・・これが、私の・・・
絶望・・・
誰にも気付かれないまま・・・
消えていきたい。
セリアちゃん
誰かがそう言ったような気がした。
はい、あおいちごです♪
ご希望のオリ魔女化にしました。
では、オリ魔女設定です▼
流星の魔女(セリア魔女)
Mercurio filia strega (星の終焉者)
性質は《虚無》。ワルプルギスの夜以上、クリームヒルトグレートヒェン以下の強さを持つ魔女。長いリボンがハート型を描き、星形のボールに無数のリボンが垂れ下がっている。魔女自身はなにもしない。魔法少女、又は魔法少女の素質があるものには魔女の姿が見えるが、インキュベーターには見えない。魔女でありながら、人々に害を成さない、極めて稀な魔女。もし、この魔女が本気になったとき、宇宙は虚無に包まれるだろう。平和を祈り、自分以外の誰かの幸せを願って眠る。結界に入り、身を守る必要がなく、使い魔もいない。《水銀の星姫》の名を持つ魔女。世界の人々が彼女を求めた時、彼女の虚無が失われ、静かに消滅していくだろう。
オマケ グリーフシードの形はハートと星が散りばめられ、真っ白なリボンがついている。