魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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第46話 騙し愛

 

 

 

 

 

《セリアちゃん・・・》

 

 

 

 

誰かが、私を呼んでいる。

 

 

 

 

 

そっと、閉じていた目を開けた。

 

 

 

 

 

「セリアちゃん・・・っ!」

 

 

 

「わぁ!・・・どうしたの?鹿目さん。」

 

 

 

いきなり見えたのは、鹿目まどか。

 

 

 

この世の因果の特異点の少女。

 

 

 

でも、どうして私が・・・ここに・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嗚呼・・・そうか・・・

 

 

 

 

 

 

鹿目さんが、私を助けてくれたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

「よかった・・・よかったよぉ・・・。」

 

 

 

 

 

 

泣きながら私を抱き締める鹿目さん。

 

 

 

 

 

 

魔力の波動が感じられた。

 

 

 

 

間違いない。

 

 

 

彼女が契約してしまったんだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん・・・魔法少女について・・・この町の魔法少女は、知りすぎた・・・。

 

 

 

 

鹿目さん・・・ごめんなさい・・・

 

 

 

 

これから貴女を・・・

 

 

 

 

貴女達を、騙します。

 

 

 

 

そっと指揮棒を取り出す。

 

 

 

 

 

 

 

貴女達は、知らなくていいことを知ってしまった。

 

 

 

 

 

貴女達のためだと思うから。

 

 

 

 

一番正しいって思える選択は、これだと思うから。

 

 

 

 

 

 

何も、知らず。

 

 

 

 

 

 

 

負い目も感じず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔女は魔女。

 

 

 

 

 

 

魔法少女は魔法少女であることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綻びが生まれないように使うんですよね・・・?

 

 

 

 

 

 

 

慧理お姉様・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっと魔力を練る。

 

 

 

 

 

 

使いたい魔法を、頭に思い浮かべて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟られてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

気づかれてもいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーモーションから発動まで

 

 

 

 

 

 

 

知られてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿目さんの額に指揮棒を突きつけ、囁いた。

 

 

 

 

 

「外法《絶対操作(アブソルトゥリィー・オペレーション)》」

 

 

 

 

 

「欺く。全てを。何も、かも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶操作よりも尚恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

一度、使えば。

 

 

 

 

記憶を欺き、私の思う最善が始まる。

 

 

 

 

 

使ったら最後、誰に知られることもなく私がなくしたいと思う記憶だけ、思い出させないようにする。

 

 

 

 

 

私が解いてもいいと思える時まで絶対に解けることはなく

 

 

 

 

 

同じ記憶を持つものにもその支配が及ぶ。

 

 

 

 

 

 

そういう仕組みだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴメンね皆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が魔女のままだった時の記憶を沈めた。

 

 

 

 

 

私との出会いも消した。

 

 

 

 

私という、未知の魔法少女は何処にもいない。

 

 

 

ただ、偶然に出会っただけの少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改竄する。全てを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めから、何もなかったことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要らない、必要ない情報は全て消すべき・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなんですよね?慧理お姉様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、どうして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなにも心が痛むの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい・・・皆・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法による急な改変に寄って気絶した鹿目さんを見て、涙を流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「発動・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶を、私の思う記憶を定着させた。

 

 

 

 

 

 

 

そして、同時に見滝原にいる全ての魔法少女の記憶が改竄された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに、私はもういれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は偽りの魔法少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、この瞬間から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏切りの魔法少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が、誰かと共にいる資格はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自らのソウルジェムの魔力の波動を魔法で隠し、指輪を銀の小箱に納めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからは、無力な少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演じきる。完璧に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






どうも、あおいちごです♪




セリアちゃん遂に使ったー!!



絶対操作ですがね、支配魔法×操作の魔法で、出来たセリアちゃんオリジナルの魔法ですよ、うん。



どうでもいい魔法説明でした。




あと宣伝とアンケートです。



詳しくは活動報告をご覧ください( ノ;_ _)ノ



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