魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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新キャラが登場です。


第4話 水銀の泡と散る

 ポロロンポロロン・・・。

 

 ポロロン・・・。

 

 

 

 純白のワンピースに身を包み、ハープの音色を奏でる。

 

 

 

 ポロロロロン・・・。

 

 

 ギィ・・・。

 

 

「何の用。」

 

 

 入って来た、侵入者に文句を言った。

 

 

 

「インキュベーター。演奏してる時に、入って来るなって、言ったでしょ。」

 

 

「邪魔だったかい?今夜は、きみに情報提供しに来たんだけど。」

 

 

「結構。お前なんか頼らなくたって、平気よ。」

 

 

「そうかい。なら、1つ聞いてもいいかい?」

 

 

「何?」

 

 

「きみは、なぜそこまで戦うんだい?」

 

 

「勿論、《ワルプルギスの夜》を倒す為に決まっているじゃない。」

 

 

「きみの、義姉たちのために、ってことかい?」

 

 

「ええ。」

 

 

「そこまでして、何の得があるんだい?」

 

 

「黙れ。お前なんかに解る訳がない。感情を弄び、幼い少女達を、食い物にするお前に、理解できる訳がない。消えろ、インキュベーター。」

 

 

「わかった。じゃあね、セリア。・・・いや、あかり。」

 

 

「ッ!」

 

 

 目の前の白い悪魔を破壊した。

 

 

「やれやれ、無意味に壊されるのは、困るんだよね。もったいないじゃないか。」

 

 

 再び、インキュベーターが現れ、自らの死体を食べ始めた。

 

 

「だったら、近寄るな。」

 

 

「気に触るようなことを言った、覚えがないんだけどなぁ。」

 

 

「じゃあ、二度と言うな。消えろ。」

 

 

「わかった。じゃあね、セリア、よい夢を。」

 

 

 

 別れの挨拶をして出ていった。

 

 

 

「・・・お前に、言われて、いい夢が見られるわけないわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 《某街》

 

 

 

 

 

「ひッ!?た、たすけ」

 

 

 パリンッ

 

 

「・・・」

 

 

 新たな、犠牲者がまた1人増えた。

 

 

 

(しゅ)よ・・・。また1人、救われましたね。喜ばしいことです。」

 

 

 

 爛々と輝く水銀の眼がよい行いをした、と言わんばかりに、空を見る。そこには、幾千もの星が瞬いていた。

 

 

 

 べちゃっ。

 

 

 

 まだ生暖かい、犠牲となって事切れてしまった少女の死体の首を落とした。

 

 

 

「そう言えば、(しゅ)に、首を落とすなと言われてましたね。気を付けましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、(しゅ)の祈りを叶えましょうか。《水銀の魔女》の名に、ふさわしいように。全ての魔法少女は、(しゅ)の祈りによって、最悪の最期を迎えることがないのです。ならば、(しゅ)という、《水銀》の泡となって散るべきでしょう。(しゅ)よ、次は、誰を殺しましょうか?(救済しましょうか?)

 

 

 

 

 

 

 不気味な、純黒の魔法少女(死神)は、また何処へと、消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 《夜の見滝原市》

 

 

 

 

 

「へぇ、あかりちゃん、見滝原(ここ)に戻って来たんだ。何処へ、行ったのかなって思っていたんだけど、《ワルプルギスの夜(あの娘達)》のことを追いかけてたんだ。さすがは、《星の戦乙女(ヴァリキリー・エトワール)》の義妹。一味(ひとあじ)違うわね。私の祈り(呪い)が、まだ続いているのに、貴女は、戦い続けるのね。」

 

 

 

 銀色の少女がぽつりと呟いた。

 

 

 

 

 

 街灯の光を受けて、ギラギラと強く輝くその姿は、少し変わっていた。銀色のショートヘアに一房だけ、血のような真っ赤な髪で、左右の瞳は、黄金色と、血のような真っ赤な眼のオッドアイだった。

 

 

「やぁ、妃夢乃(きさきゆの)。」

 

 

「あら、キュウべぇ。久しぶりね。」

 

 

「この街に、きみが戻って来るなんてね。」

 

 

「意外だった?L. A. も、飽きたし。そろそろ、頃合いでしょうから。」

 

 

「きみらしいね。」

 

 

「楽しみなの。久しぶりにね。」

 

 

「何がだい?」

 

 

「勿論、星伽あかり(彼女)との、再会が、に決まってるじゃない。」

 

 

 

「そうかい。それじゃあ、またね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・逃がさないわよ。あかりちゃん。」

 

 

 

 

 ちろりと、唇を舐めた。




銀色の少女は、誰何でしょうか。・・・と言いつつ、正体を知っている、あおいちごです。不定期と言いつつ、毎日、投稿してしまうのです。何故でしょう。

▼キャラ設定



・ブラック
人殺しの魔法少女。セリアのことを主と呼んでいる。



・妃夢乃 NEW !
銀色の少女。詳細は、不明。セリアのことを知っているようだ。




・ヴァリキリー・エトワール 【星の戦乙女】 NEW !
セリアと関係のある集団名。詳しくは不明。
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