魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
結局、大晦日になってしまった・・・。
でも、お別れがないだけいいッス!!!
それでは、最終話どうぞ!
結局、星伽セリアは現れなかった。
本当は一緒に戦ってもらいたかったのだけれど。
いくら探しても無意味だった。
今、彼女はどこにいるんだろう?
「ウフフ。アハハハハ。」
《ワルプルギスの夜》
私の運命を変えた存在。
幾度となく私の望む未来を阻み続けてきた存在。
私は、倒せるのだろうか?
最大の敵を。
「暁美さん。」
「・・・分かってる。」
かつてないほどの力添えされている。
魔法少女の生命線ともいえる、グリーフシードを惜し気もなく私たちに与え、そのまま姿を眩ましてしまった彼女。
何がしたかったんだろうか。彼女は。
突然現れて、突然消えた彼女は。
私たちを見ているのだろうか。
壊されていく街の瓦礫を避けながら、ミサイルを連発する。
私の武器じゃ相性が悪い・・・!
《ワルプルギスの夜》の防御力は普通の魔女と桁違いだ。
そう容易く抜かせてはくれないらしい。
「これ以上進まれたら、避難所が襲われるわッ!」
まずい!
あそこには、まどかの家族が!!
美樹さやかの家族も!!
「ほむら!前!!」
「え?」
気がつけば。
目の前に、巨大なビルの瓦礫が・・・。
ヤバイ・・・
よけれない・・・!
下手すれば死ぬわね・・・。
もう、終わりかもしれない。
覚悟を決めて、目を閉じた時。
しゃらん・・・
「《
ガンッ!
あれ・・・?
死んでない・・・?
「ごきげんよう。劣勢なようね。」
あの懐かしい声が聞こえた。
「《
キラキラと、水色の光が私たちを癒す。
「星伽・・・セリア・・・?」
どうしてここに・・・。
「あら。忘れていたようね。私、いつ《ワルプルギスの夜》と
しゅらん・・・
純白のドレスに姿が変わる。
「先ずは、《ワルプルギスの夜》の動きを止めます。」
ヒュンヒュンッ
銀の指揮棒を振り、魔女に相対する。
「《
たった、その一言を呟いただけでワルプルギスの夜の動きが止まる。
「そして次に、弱点を突きます。狙うべきは、あの歯車です。」
ニコリと笑い、私たちを見下ろす。
「協力、してもらえませんか?」
年上の筈なのに、きちんと敬語を使う。
ああ、そうだ。
この人は事実しか言っていなかったんだ。
「もちろん、敵を倒すためには協力するわ。」
そう返すのに、時間はかからなかった。
「有り難う。では、少しだけ魔力をお借りしますよ、皆さん。」
そう上品に微笑み、祈るような姿勢を取った。
「皆さんは、星に祈りを捧げてください。それだけで、私の力になりますから。」
銀のティアラを外し、静かに目を閉じた。
「外法《
「ほむらっ!大丈夫!?ってセリア!?」
「暁美さん!」
「うお!なんだ!?」
「あれ?何でこんなとこに・・・。」
魔法少女が集まってしまったけど・・・。
こんなときに、何をするつもり・・・?
「少しだけ、私に魔力を貸してくださいね。発動。」
キィン。
キィンキィン。
「何?これ・・・。」
「ソウルジェムが輝いて・・・。」
違う。
魔力が、星伽セリアに集まってるんだ・・・。
「星に祈りを・・・。」
黄
赤
桃
青
そして、紫
それぞれの魂の色が輝き始める。
五色の光が星の形に姿を変えて、ワルプルギスの夜へと向かっていく。
「もう・・・終わりですよ・・・皆様・・・。」
微かに、光の星を包む水色と銀色の光を見逃さなかった。
キイィィィィィンンンンンンッッッッ!!!!!
強烈な閃光が、見滝原を覆い。
魔女が、消えた。
「ふふ・・・やっと・・・やっと終わった・・・私の、戦い・・・。」
そう呟く、彼女の目には一筋の光が流れていた。
ピキッ
「・・・寿命、ね。でも、それより先に聞かないとね。」
立ち上がり、ふわりと箒に乗って私たちを見つめた。
「魔法少女の運命を受け入れるか、新たな未来を望むのか。どちらか教えてくれないかしら?」
真剣に、問う彼女もまた、何かを出来るのだろうか。
運命。
魔法少女が、魔女になることか。
ならない方法があるなら、それを望みたい。
「・・・そう。やっぱり貴女も優しいのね。その願い、叶えてあげる。」
真の通った強い笑みを見せ、彼女は私たちから離れていく。
「最期の最後に、とびっきりの魔法を見せてあげる。私の固有魔法をね。」
「何をするつもりなの・・・?」
「ふふ。全ての魔法少女が、救われる素敵な魔法だよ。私はね、皆が幸せになる未来を叶えたいの。それだけで、十分幸せなの。鹿目さん、こんな私にたった一度の奇跡を使ってくれて有り難う。」
巨大な魔法陣が浮かび上がる。
「また、いつか逢いましょう。《
純白の、巨大な門が出現し、世界が純白に染まった・・・。
*********************************************
《やっと目を醒ましたね。あかりちゃん。》
この声は・・・
鹿目まどかの声・・・
《えっとね、まずは謝らせてね。実はあかりちゃん、世界に存在しないんだ。》
・・・はぁ!?
《本当にゴメンね!あの、私のわがままで・・・エヘヘ。》
・・・本当に?
「本当だよ。あかりちゃんのことは私が作っちゃったんだもん。本当にゴメンね!」
突然、テレパシーが消えて実在の声に替わった。
「えっと、何で?」
「あのね、私は別世界の鹿目まどかなんだけどね?もし、違う世界があって、その世界にしかいない人が、魔法少女の運命を覆せたりしないかなって・・・。」
白いふわふわのドレスを着ていて、黄金の瞳の鹿目まどか。
・・・神様かなんかですか?
「要するに、私が私の世界にいる鹿目さんじゃない鹿目さんによって意図的に操られていたと?」
「そ、そういうことです・・・。あ、でも、その頭の良さは私が作った訳じゃないからね?信じてね!?」
「いや、そこはどうでもいいんだけど、結局私はどうなってるの?」
「自分の固有魔法で世界を変えちゃった☆」
「まぁ、そうでしょうね。」
「それで、今は私と同じ存在になってるんだよね。」
「似たような奇跡を起こしたってことね。貴女は。」
本当に神様か疑わしいなぁ・・・。
「それで、提案なんだけど。世界を変えちゃった鹿目まどかの世界に来ない?」
「え?」
「あ、無理にとは言わないけど・・・ぶっちゃけ、この世界もうなくなりかけてるんだ。今、あかりちゃんが変えた影響で、不安定だった因果が私の所に跳ね返って、世界そのものが崩れてるの。だから、迎えに来たって感じなんだよね・・・。」
嗚呼、そっか・・・。
全部、消えるんだね。
「いいよ。」
でも、後ろを見てても仕方ないよね。
前を向いていなきゃ。
「よろしくね。鹿目さん。」
幸せな未来を願って。
もう一つの世界に、星に祈りを
The End
やっと終わった・・・。
皆様、今までこんな駄作を読んでくれて、ありがとうございました!!!
次回作で逢いましょう!!