魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~ 作:あおいちご
「きら~きら~光る~お空の~星よ~」
一番星が輝く頃。1人の少女が、歌っている。
「まばたきしては~みんなを~見てる~」
その姿は、《姫》のよう。シルバーのティアラが水色と銀色の艶やかな髪によくあっているが、ティアラには、何かが足りないというように中央にぽっかりと穴が空いている。純白と銀色のドレスが美しい。ところどころに水色が使われているのが、またドレスを引き立てる。
「きら~きら~光る~お空の~星よ~」
「さぁてね、もうそろそろ、頃合いかしら。」
ぽつりと呟かれた一言は、何を表しているのだろう。
「インキュベーター。私と勝負よ。この勝負、どちらが、勝つのかしら?」
「魔法少女の為に、命をかけた大勝負。」
そう呟いた彼女の
「
天へと、掲げた右の手には、五芒星のレリーフが施された、わずかに水色の光が零れる、銀の指揮棒が握られていた。
「《
凛と響きわたるその声は、無数の星に聞き遂げられた。
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星伽セリア・・・。一体、何者・・・?今までの、時間塑行を繰り返してきた中で、まだ見たことがない、魔法少女。私が知る魔法少女の中で、最も強い巴マミを、あっさりと倒してしまった魔法少女。
前の世界で、戦った美国・・・。なんだったかしら・・・。確かオリコという名の魔法少女。かなりの策士で、魔法も厄介だった。が、その人でさえ、まどかを殺すことはできても、マミを倒すことは出来なかった。
つまり、誰よりも強いということ。
「改めて、ありがとう。暁美さん。」
「いいえ、気にしないで。あなたには、死んでもらいたくなかったから。・・・それよりも、少し質問があるの。星伽セリアについて、知っていることがあったら教えて。」
「ええ、いいわよ。暁美さん、あなたは《水銀の姫》という二つ名の魔法少女は、知ってるかしら?」
「《水銀の姫》・・・?聞いたこと無いわ。」
少なくとも、今までの時間軸には、いない。
「じゃあ、私が聞いたことを話すわね。・・・水色と銀色の混じった長髪に、日本人らしさがない顔立ちなのに、日本語、いいえ、たくさんの国の言葉を操る、容姿端麗、才色兼備の天才。あらゆる魔法少女を支配し救済する、幻の魔法少女。それが、《水銀の姫》。だけど、見たことのある魔法少女は、そうそういない。だから、一瞬でも、見ることができたのなら、魔法少女は幸せになれるという、都市伝説みたいな話まであるくらい。だから、もうひとつの二つ名は、《流星の願い姫》。代表的な逸話はこの二つ。」
「まさか、他にも二つ名があるの?」
「ええ、聞いた限りだと、他にもいくつかあるわ。水銀の戦姫に星の守り姫、鐘鳴りの歌姫。共通点は、全てに《姫》が入っていることね。そうそう、純白の星姫も、あったわね。言えば、きりがないわ。教えてくれた子も覚えきれないって。で、その《水銀の姫》が、あの子らしいわ。まぁ、要約すると、【最強の魔法少女】。」
最強の名があるのなら、どうりで巴マミを一瞬で倒せる訳ね。でも、私の
「後は、他の魔法少女の魔法を、少し見ただけで真似する事が、出来るくらい、器用だと聞いたわ。」
それって・・・私の魔法が通じないってこと・・・?
「私の魔法も、覚えられてしまったわ。だから、暁美さんも容易に魔法を使わないほうがいいと思うわ。気をつけて。・・・彼女は、トラップをかける天才よ・・・。」
手が少し震えていた。
「私・・・あの子が、怖いの・・・。高度な、精錬されている魔法を見るのは、初めてだった。でも、私より年下なら、あんなに精錬するのは、相当練習したはずよ・・・。一朝一夕で、身につけるのは、不可能なレベルの魔法だったの・・・。もしかしたら、あの子は相当前に契約したんだと思う・・・。」
初めて巴マミが恐怖するのを見た。
わからない。彼女のことが。
一体、何者なの?
どうも、あおいちごです。今回は、ほむほむメインで、書いてみました。時系列的には・・・げふんッ。ネタばれは、いけませんね。そのうち、本文で、書くかもしれないですね。以下キャラ設定▼
・星伽セリア
いくつかの二つ名を持つ少女。マミに情報提供した魔法少女によれば、完璧に近い魔法少女。マミを一瞬で、仕留めた。歌がとても上手い。また、とても器用なため、多彩な魔法が使えるようだ。ちなみに、公式な二つ名は、水銀の姫と流星の願い姫の二つ。ドレス姿の時は、かなりお嬢様の雰囲気が、出る。第二の姿。詳細は、不明。
・暁美ほむら
巴マミと星伽セリアの戦いに、大胆にも、乱入した。星伽セリアの情報を、マミから聞いた。固有魔法は、時間塑行と時間停止。ソウルジェムの色は、紫色で、変身するとひし形になり右手の甲に装着される。