魔法少女まどか☆マギカ~もうひとつの世界 星に祈りを~   作:あおいちご

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眠い・・・。けど、頑張るぞー。今日って、何かの日だったような・・・?


第7話 星のブルーライト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 教室で、仮眠をとっていた時だった。

 

 

(星伽セリア、放課後、話があるんだけど。)

 

 

(・・・眠いから、後でね。)

 

 

(そうはいかないわ。今日の放課後、話がしたいだけなのよ。)

 

 

(嫌だね。だって、貴女の態度、人にお願いする態度じゃないし、人に敬意がないよ。そんな人の話なんて聞きたくないね。)

 

 

(・・・今日の放課後、話があるのですが、よろしいでしょうか?)

 

 

(んー・・・。今日じゃなきゃだめ?)

 

 

(ええ。)

 

 

(そう・・・。仕方無いか。いいよ、今日の放課後でいいんでしょ?)

 

 

(ええ。)

 

 

(分かった。でも、今回だけだよ。私、意外と仕事があるんだ。もう少し前に言ってね。)

 

 

 

(・・・気をつけるわ。)

 

 

 

 軽く交わした約束だった。

 

 

 

 

「セリア~。今日の放課後、街案内その2をしようかなって、思うんだけど、どう?」

 

 

 美樹さんが声を掛けた。

 

 

「ごめんなさい。今日は、もう予定が入ってて明日なら大丈夫なんだけど・・・。」

 

 

「そっか。じゃあ、仕方無いか。明日、一緒に行こうね。」

 

 

「ええ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 《公園》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いよいよね。」

 

 

 

 隣に立つ、一学年先輩に声を掛けた。

 

 

 

「ええ・・・。暁美さんは・・・怖くないの・・・。」

 

 

 

 

 どうなんだろう・・・?それほど、怖いとは思わない。・・・星伽セリアは、元々、穏健な性格。それほど、恐怖させるものはない。でも、あの巴マミが怖がっている。ただ者じゃない。

 

 

 

 

 

「お待たせ。暁美さん、巴さん。」

 

 

 

 

 

 優しげな声の中に確かな強さを、感じる。水色と銀色が混じる髪を、揺らしながら星伽セリアは、現れた。

 

 

 

 

「あなたのこと、教えて貰おうかしら。」

 

 

「だから、その言い方、止めなさい。人に、お願いする態度じゃないって、朝も言ったよね?」

 

 

 

 いちいち、細かい人。

 

 

 

「あ、今、細かい人って、思ったよね?でも、これ、働く時になったら、即クビ決定だよ。貴女、そんなんじゃ、働ける処ゼロだよ。」

 

 

「あなたに文句言われる筋合いは、ないわ。」

 

 

「じゃあ、仕方無いか。帰る。またね。」

 

 

「待ちなさい。」

 

 

「だーかーらー、せめて、敬語ぐらい使いなよ。私、貴女達より、ずっと歳上だし、身分も上。貴女、歳上の人に敬語は、使うでしょ?先生に敬語使うでしょ?私は、そのどちらも、揃ってるのに、貴女はタメ口を使うの?外見で人を判断するのは、良くないよ。」

 

 

 

 あぁ、なんだか、イライラしてきた。星伽セリア(これ)の言うことが、イライラする。

 

 

 

「あれあれ?怒ってます?似合いませんね、クールぶってるのに、意外と短気なの?ダメダメ。そんなすぐに、イライラするのは、良くないよ。美容にも、悪いし。」

 

 

 

「黙りなさい!」

 

 

 コイツの言うことが、イライラの原因なのに。変身して、時計型の盾を起動させた。

 

 

 

「へぇ、逆ギレしてるの?」

 

 

 

 ガチャン。

 

 

 私の固有魔法(マギカ)、時間停止が発動した。妙に嬉しそうな、星伽セリアが気になるけれど、動けはしない。

 

 

 盾から、銃器を大量に取り出し、片っ端から撃った。銃弾を雨のように、星伽セリアに撃つ。

 

 

 

 ガチャン。

 

 

 時間停止の効果が切れ、時間が動き始めた。

 

 

 

 

「《反射(リフィオラシオン)》」

 

 

 

 いつの間に、結界を展開したのか、薄く銀色に輝く結界に、無数の銃弾が吸い込まれていく。最後のひとつまで吸い込まれてしまった。

 

 

「ありがとう。自滅してくれて。」

 

 

 えっ・・・。そんなっ・・・。

 

 

 

 ズガガガッ!

 

 

 

 星伽セリアに向けた銃弾が、私に放たれる。

 

 

 

 

 あり得ない。そんな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ティロ・ボレー!」

 

 

 

 

 ズガガガッ!

 

 

 

 巴・・・マミ・・・?

 

 

 

「レガーレ・ヴァスタアリア!」

 

 

 

 

 キュルルルルッ!

 

 

 

 

「へぇ・・・。」

 

 

 

 

 ぴゅっ。

 

 

 

 鞭で、巴さんのリボン全て払いのけて、呟いた。

 

 

 

 

「やっぱり、気が合うみたいだね。貴女達。」

 

 

 

 からっとした、笑顔を、私達に見せた。

 

 

 

「どういうこと?」

 

 

「やっぱり、気づいてなかったんだ。私は、わざと(、、、)貴女達に喧嘩売るような態度を、とったの。気づかなかった?」

 

 

 

 あっけらかんと、あっさり言ったけど、そんな簡単に出来ることじゃない。この人は・・・何者なの・・・?昨日の疑問が、再び浮かび上がった。

 

 

 

 

 楽しげに鞭をしまっている、少女。私は、この人に踊らされているだけなのかも知れない・・・。

 

 

 

 

 

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 すぅ・・・はぁ・・・。

 

 

 深呼吸して、病室に入り、その人を呼んだ。

 

 

 

「恭介。」

 

 

 

「やあ、さやか。」

 

 

 

 優しげな声であたしの名前を呼んだこの人は、元・バイオリンの天才少年、上条恭介。あたしの幼なじみ。そして・・・、あたしの好きな人。ヤバイ、心臓がドキドキする。

 

 

 

「はい、これ。」

 

 

 昨日買ってきたCD を、恭介に手渡す。

 

 

「わぁ、いつもありがとうね。さやかは、レアなCD を見つける天才だね。」

 

 

 

「そ、そんなことないよ。たぶん、運がいいだけだよ、きっと。」

 

 

 

「この人の演奏は、本当にすごいんだ。さやかも聞いてみるかい?」

 

 

 

 

 CD プレイヤーを取りながら、あたしを、誘った。

 

 

 

「いい・・・のかな?」

 

 

 

 もし、恭介に好きな人が、いるなら・・・。

 

 

 

「本当は、スピーカーで聴かせたいんだけど、病院だからね。」

 

 

 

「「あ・・・。」」

 

 

 

 イヤホンのコードの長さが足りなくて、つけられない。

 

 

 

 

 恭介が、そっとあたしのほうに体を移動させる。恭介は、こういうところが優しい。演奏している時は、本当にかっこいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 演奏が始まった。この曲は・・・恭介が弾くはずだった曲。ふと、恭介のほうを見ると泣いていた。・・・そうだよね・・・。この曲、練習してたもんね。・・・なんで、あの時、あたしのことを助けたの?そのせいで、恭介の手が動かなくなったのに。あたしの手が動いても、仕方無いのに。学校にも、行けなくなったのに。あたしのせいで・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、帰るね。また、来るよ。恭介。」

 

 

 

「ああ、またね、さやか。」

 

 

 

 ちょっぴり寂しそうに返してくれた。

 

 

 

 

 

 

 病室を後にし、帰ろうとした。

 

 

 

 

「?セリア・・・?」

 

 

 

 セリアらしき人が、診察室に入っていった。でも、かなり大人っぽくって30代の女性のように見えた。でも、この世界には、そっくりさんは、いるだろうから、きっとセリアじゃない。だって、皮膚科の方に入っていったし。見間違いだろうって思って病院を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「今宵は、満月。時は満ちた。聖なる姫を朽ち果てる月まで十五夜。」

 

 

 

 

 ニィと笑う、その姿。

 

 

 

「絶望の夜は、間もなく。絶望し、災厄を生み出し、更なる絶望を生み出せ。」

 

 

 

 

 銀色に光り輝くひとりの悪魔。

 

 

 

 

「ターゲットは、あなたよ。星伽セリア、いいえ星伽あかり。」

 

 

 

 

 月夜の空へと消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あおいちごです。主人公、チートですね・・・(汗)。
キャラ設定▼

・星伽セリア
暁美さんと巴さんの仲を、取り持った張本人。本人曰く、わざと、敵対視させるように、仕向けた。銃弾の雨をいとも容易く跳ね返し、暁美さんをピンチに追い込んだ。何か秘密があるらしい。



・上条恭介 NEW!
元・バイオリンの天才少年。さやかの幼なじみ。事故で入院中。この物話では、さやかのことを、かばって、事故に巻き込まれた設定。さやかの想われ人だが、気づいてない。


・美樹さやか
恭介の幼なじみ。過去に負い目がある。恭介を好きらしい。
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