俺らはあの日、聖霊皇になった。   作:すぺありぶ

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なんだかんだお久しぶりになってしまいました…
申し訳ありませんm(_ _)m
主に「小説家になろう」様での活動がメインとなっててこちらがおろそかになってました…

それでは遅ればせながら本編どうぞ


異変?

ここはこの星で最も深い海"バミューダ"の底。陽の光も届かないはずのその深海は優しい青白い光で満ち満ちていた。

養分と魔力の豊かなその深海には、色とりどりの珊瑚が育ち、全ての魚が集い、水の精霊が踊り、まさに生命の神秘ともいうべき世界である。

その中央には一体の巨大な龍がとぐろを巻くように座していた。

龍はその巨大な口を開けあくびをするとゆっくりとその巨体を動かし出す…

 

〜水の聖霊皇side〜

なんだかんだと長生きしてると、一眠りするだけで50年近く経つ今日この頃。

今回は眠りが浅かったからか早く目覚めたようであれからまだ10年も経ってはいないはずだ。

各地に散らばる眷属たる妖精達やその他の水に属する生き物達の管理に力を注ぎ、海はいい具合に魔力が行き渡ってきた。

それもこれもウンディーネを始めとする俺の眷属達のお陰だ。

 

「ふぁ〜あ、ウンディーネ、何年くらい寝てたかな?」

「あら、お目覚めですか?そうですね、大体10年ほどでしょうか?」

 

よし、予想ドンピシャ!

 

「そうか、なにか変わった事とかはあったかい?」

「いえ、至極平穏な日々ですよ。最近はポセイドンやクラーケンが眷属を使って海の中のパトロールをしているので揉め事もないですし」

「そうか、しかしポセイドンはまだしもあの臆病なクラーケンがパトロールか、大丈夫なのか?」

「はい、なんでも何年か前に住処の近くで妖精達の大ケンカを仲裁したのがきっかけではじめたとか」

 

そんな雑談をしていた時にふと違和感を感じた。

 

「…ん?なんだ?変な感じがする」

 

その時、頭の中に声が響く。

これは、"母"さんだ。

 

『愛しい我が子たち、聞いてください。貴方たちも感じたでしょうが、たった今世界にほんの小さな穴が開きました』

 

なんだろう、"母"さんにしてはやけに焦ったような口調だ。それに世界に穴?あの違和感は世界に穴が開く感覚だったのか?

 

『何処かの国が大量の魔力を集め世界と世界の狭間に穴を開け、魂を4つ、呼び寄せたようです。私は穴を塞ぐのに少し力を取られます。愛しい我が子たちはこれ以上穴を開けられぬように儀式を無くしてください』

 

"母"さんが力を取られる程のこと…

世界の修復だから余程の力が取られるのだろう、なんとかしなければな。

 

「ウンディーネ、アンジュ様からの神託が下った。どうやら異世界への穴を開けた馬鹿者共がいるらしい。妖精たちから話を聞いて魔力を集めた連中を調べてくれないか?」

 

俺が真剣な顔になりそう言うと、ウンディーネも自体を把握したようで

 

「わかりました。至急ほかの眷属たちにも連絡を取り調べます」

「ああ、頼んだ」

 

さて、俺はアイツらに連絡を取ってみますかね。




連続投稿1話目です
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