一行が戻ると早速入浴で汗を流させ着物の着付けを済ませ、そして観客が待つ舞台に上がる命
「今夜はお世話になっております皆様に踊りを見ていただきたくお集まりいただきこれほど集まっていただいたことに感謝いたします
そして、再び旅立つ前に観月お姉さんに是非観ていただきたい習得したばかりの踊りも披露します
どうか皆様、最後迄お楽しみ下さい」
そう挨拶して地の精霊への奉納の踊りから始まり豊作祈願、豊作の感謝を捧げる踊りに羊祭りの踊りそしてその花の舞を踊り小休止
後半の航海の安全祈願に航海の無事の喜びを捧げる踊りに大漁祈願、大漁の感謝の気持ちを捧げる踊り水の精霊への奉納の踊りを舞台を終えた
今日は早朝から港の孤児院に出掛け供はスーとミエ、ミサ、ミチ、映見の、瑞穂、忍、馭者は大樹が務めた
港では波頭に会い青龍牙(スクラマサクス)を渡し
それから孤児院を訪ねて昼食を共にし午後には大聖堂で踊りを奉納する為結局短い滞在期間は落ち着く暇もなかったけど皆充実していた
「皆、今日はみこの歌と踊り楽しんでもらえた?又いつこれるかわからないかいつって約束できないけど又来るからさよならは言わない
みこ、さよならは嫌いだから…又アオーネ~っ!」
そう叫ぶと舞台を後にして大公邸に帰った
そして、マイの代わりに命に同行する者が発表されることになった
「マイ、貴女の旅はここで終わりを告げ新しい人生に生きなさい
そしてきみ、美景もこの地に留まり私の元で修行をなさい
麦、小明は勉学や作法、巫女としての修行以外は若月を手伝いなさい…
ですから新たに命に同行を任せばる者はミエ、ミサ、ミチの三名です
今夜の内に持っていく荷物を纏めておきなさい」
そう言われて夢見心地の三人を見て
「ミナ、後で三人の荷物を見てあげなさい」
そう言われてミナも
「そう言えば私もユカ様に注意されながら手伝っていただきましたね…」
さそう思い出して苦笑いのミナだった
③闇の試練
出港の朝…大勢の市民が見送る中の出港間際に
「海斗、今まで有難う…でもこれからは自分の運命を生きなさい…」
そう言って海斗の身体に霊玉を埋め込むと崩れ落ちる海斗に嵐が駆け寄り
「み、みこ…それはいったい何の真似ですか?」
観月のその叱責にも
「海斗が素直じゃないからですよ?勿論私に同行するのが不本意では有りませんのでしょうが翼の元に留まれる風華を羨ましく思わない等と言われても説得力ありませんよ?
それを承知の上で私の同行するよう命ずる貴女も意地が悪い…」
そう言って喉で笑い
「海斗の事、とうかよろしくお願いしますね、お姉さん?」
そう言われてやっと今自分が話していた相手が何者なのかに気付いて
「してやられました…」
そう唸る様に呟く観月に
「貴女がみこにですか?」
そう言って驚く嵐に呆れた観月が
「未だ気付いて無いのですか?私が今話いたのがみこではなくアクエリアス様だと言う事を」
そう言われてやっと理解した嵐が
「准騎士と候補生七人と正騎士迄減らし大丈夫なんでしょうか?」
心配顔で言う嵐に
「そんな事鬼百合が聞いたら仲間が信じられねぇのかよ?と怒りますしアクエリアス様からちは戦いに赴く緊張感は感じられませんでしたから大した警備は配置されて無いのでしょ?」
そう言って溜め息を吐く観月だった