そうユカが質問すると
「媛と忍…この二人の巫女を私の娘として迎えたいと望み二人も受け入れてくれましたから…
忍…来なさい、ミナでしたね?手伝ってください」
そう言われて二人が女王についていくとあまり使われている形跡の無い部屋に案内され
「この国の王家の紋章は知ってますね?その紋章の入った白銀と青みがかったドレスを探してください」
そう言って二人が探すと暫くしてミナが
「もしかするとこれ等のドレスではないでしょうか?」
そう言って見せられたのはまさしく探していた王女の第一正装と第二正装で二組見付かったものの一組は虫食いが酷くてもう着れる状態ではなかったが構わず状態の良い方を忍に渡し
「忍、これを着なさい…ミナは手伝ってあげてください」
そう言って着替えた忍を連れて一同の元に戻ると
「これは私が王女の時に来ていた王女の第一正装と第二正装ですがこれを元に忍と媛の為に新たなドレスの製作を美月に依頼したいのです
そう、媛と忍が対になるようなデザインで」
そう言われて
「勿論、そのようなお話お請けしないでなんの美月でしょう?喜んでお請けしますがミナ…
忍様の方はあまりドレスの持ち合わせも有りませんから仕立て直して着ていただきこちらをサンプルとして美月に送りましょう
忍様、大樹をお借りしてよろしいですか公女宮迄行って参りますから」
まるで近所のお使いにでも行くように言うユカに驚いていると
「んじゃあ明日の朝には観月お姉さんも海斗と来るね?」
いつの間に意識を取り戻したのか命もそう言い益々訳のわからない女王と王太子に
「申し訳ありません、当たり前でない事も身近に接しているといつの間にか当たり前と思い他の方もそれが当たり前と勘違いしてしまいました
大樹は地の精霊のガイア様と忍様の祝福を受けた騎士で霊獣一角獣に跨がりし霊獣の騎士
忍様に誓いを捧げた者でもあります
海斗はアクエリアス様と命様の祝福を受けた騎士で霊獣シーホースに跨がりし騎士で我が主人観月様に誓いを捧げた者で側近くお仕えしております」
そう言われて
「女神の祭典の折に活躍した少年騎士の一人がこの国を訪れている?」
と、驚いて言うと
「ここから先の話しは取り敢えず媛様と忍様の事を報告し観月様も基本は政治不介入ですから王妃様の判断に委ねると思いますが…
忍様の騎士ですから忍様に良いように取り計らっていただけるものと思います」
そうユカが話していると
「王女にもうひとつお願いができました…やはり侍女にも知性と気品何より優雅な立ち居振舞いが必要だと貴女の従者を見て痛感しました
ユカとミナでしたね?
当家の見習い侍女の教育を手伝っていただきたいのと春蘭のお茶を朝の寝起きの弱い私に出してもらえると有り難いのですが?」
と、依頼するとユカは笑いながら
「私の友人にも重度の低血圧の者がいましたが初めて飲んだ時には寝起きのユミがまともに喋った
そう言って別の友人が驚いたと聞きましたよ」
そう言われて更に女王は
「その低血圧の友人はその後どうなりましたか?」
と、尋ねると
「言ってみれば飲んで美味しい薬ですから楽しくお茶として毎日飲むうちに体質改善されたようで低血圧も改善されたようです」
そう話すと
「薬師の掟に触れない薬なら輸入も容易いですね?
ユカに交渉窓口を頼んで良いですか?」
そう言われてクスクス笑いながら
「春蘭も色々な事を媛様、忍様の為にお手伝いをしなさい…」
「ユカは又先生だもんねっ♪」
そう言って笑う命に違和感を感じた女王だが
「何でしたら翔といろはから勉強をお教えしましょうか?」
う言われて翔が青い顔で
「な、何でボクまでみこの失言で勉強をせなアカンねんな?堪忍したってや」
そう嘆く翔に構わず
「王女、又と言うのはいったいどう言うことですか?」
と尋ねる女王にりんが