「ユカ、伯母様がお呼びだよ…戻ってきたら執務室に来てほしいって言ってたよ」
そう言われて執務室にに入ると何者かに脚を掛けられそうになるがヒラリと跳んでかわし
「何かの余興ですか?それとも反撃が欲しかったとでも言うのですか?」
春蘭も初めて見るその厳しい眼差しでにらむユカ
その射る様な目で相手を見るユカに拍手をしながら
「彼女は超一流の侍女、騎士を連れず侍女だけで世界を股にかける美月の主催者の側近中の側近に何らかの護身術の心得がないわけ有りません
どうですか、これで貴女も納得がいきましたか?」
そう女王に言われた者はユカに頭を下げると
「了見の狭い浅はかな振る舞い、ご無礼致しました」
そう素直に詫びられユカも
「陰でグズグス言われるよりはさっぱりして良いと思います」
そう答えると女王に向かい
「やはり命様の言われた通りに明日契約書類を持って観月様自らお越しになるそうです
それと王妃様からの伝言ですが
『姉上の娘の地の精霊の巫女のお披露目にお祝いを送りますから何を送るか考えると今から楽しみです』
と、の事ですから私達にお手伝い出来る事は遠慮なく仰って下さいって」
そうユカに言われた女王は
「まずは今夜のパーティーを盛り上げて下さい」
そう女王が要請すると先程の女性が
「
陛下、差し支えがなければ見習いの侍女だけで無く私達も今一度学び直す事が必要だと感じましたから私達も指導をお願い出来ないでしょうか?」
そう言われてユカは
「さすがにそこまでいきますと私だけでは荷が重いですから応援を呼びますが宜しいでしょうか?」
そのユカの言葉に
「ユウ様にお願いするんですね?」
嬉しそうに言う春蘭に
「多分、大樹と翔に頼み連絡を取ってくれると思います」
そう話すと
「その辺りも任せますが貴女達は支度をしなくて良いのですか?」
女王に言われて
「私は精霊の巫女のドレスに…」
「私はこのまま裏方を務めようかと思いますが…」
そう答えると
「勿体無い、貴女の様な方がパーティーに出なくてどうすると言うのです?もしドレスを用意して無いのであれば…」
「いえ、それには及びません私達はいついかなる時もドレスを携帯しますから持っていますが…
観月様も真琴様達の訪れ以来あまり表に出ずパーティーを取り仕切ることに専念されてますよ?」
ユカのその言葉に
「それはあくまでも自国で行われる美月主催のパーティーに限られた話ではないのですか?ですから取り敢えず今回は参加者として盛り上げてください」
そう女王の要請を受けるユカだった