鬼百合の船を探すのは簡単だった鬼百合を初め霊玉や勾玉を身に宿す戦士が固まっているのだからわからない方がおかしく
「ユカおばちゃんがユウママ呼んできてゆーたから大樹と迎えに来たで
大樹、鬼百合パパにユカおばちゃんから預かった手紙渡しといてや」
そう翔が言うの聞いた鬼百合がユウを見ながら
(こ、こいつ…翔に何て事仕込んでやがんだ…)
そう思ってたら柳水に
「鬼百合パパ、ユカは何と言ってきてる?」
そう言ってユウを喜ばせ鬼百合に苦い顔をさせて聞いてきた
「お、お前なぁ…まぁ読みな、別に重要機密でもねえ
まぁ当事者達にとっちゃ重要…いや、ユウが忙しくなるのはアタイにも悪い話じゃねぇな…
ユウ、アタイ等も遅れて入国するからするからあらかじめ手続きを進めといてくれ」
そう言われて翔を久し振りに抱き締めご満悦で大樹に案内され命の元に向かうユウだった
「私は春蘭を連れて漁港の管理者と話してきますから命様と市の見物をしてなさい」
そう言われてミナが預かる今回船で稼いだ皆のお小遣いを渡してのお買い物
春蘭と雪華は両親と弥空と深潮に美輝は薬師の里長にミナはお世話になったユキとユミにスーはスエとスズにミエ、ミサ、ミチの三人は同期の友人にと土産を買い
命は沢山買い漁っていたが王家と大公家の人間にアリエスと毛刈り祭りの踊りを習った師匠に太夫と太夫の師匠に謡華の師匠は一人一つずつ
侍女達に巫女や見習い侍女、大公邸と公女宮の者達にふたつの孤児院の子等に酔仙亭の者達に元締めの家の者に達男爵夫妻にと打ち合わせを終えたユカが呆れるほどだった
漁港がざわつき計った様にシーホースと一角獣が降り立ち
阿はユウが下りるのを手伝い瑞穂が観月が下りるのを手伝い海斗と大樹が飛び降りると二体は空中に消えた
その観月にユカが事情を話してミナとスーとその見習いにミサがついて支度を始めた
航海の安全祈願の踊りと大漁祈願に水の精霊への踊りを奉納するとだい喝采の内に幕を閉じ遅い出漁の者達は大漁の希望を胸に出港していった
その踊りを見終えた観月は土産品を見てミエ、海斗に乗せてもらい土産を大公領に運びなさい
忍、大樹を借りますよ?ユウは翔を置いて私と一緒に陛下にご挨拶に向かいますからついきなさい
大樹は私達を送ったらこちらに戻りなさい折角の休みですからね」
そう言ってそれぞれの目的地に飛び立っていった
そろそろお昼近い時間でも有るため新鮮な魚が食べられそうな漁港近辺で食事を摂ることになり
漁港の責任者に店を聞くと命を見て
「王女様がお召し上がりになるような料理を出せる店はこの辺りには有りませんが?」
そう言われて笑いながら
「精霊巫女ではありますが魔導師でもあ
る命様は美食の嗜好は有りませんが…
強いて言うならお腹の弱い命様には香辛料等の刺激物や消化の良くない物は食べるとてきめんお腹を痛くしますからそれくらいの物ですよ?」
そう聞いた男は
「フム、それは別段王女様だからと言う訳ではないな…
良いでしょう、やはりこの市場の二階に店を構える食堂がお勧めなのと目立つその方が下手に町中を出歩けば大騒ぎになるのは必定ですから止めた方が良いでしょう」
そう言われて
(確かに北の街やオアシスの街で命様が人の流れを作ってましたからね
命様が動けばそれについて回ると言った感じで…)
そう考えて市場の二階の食堂に入る事にしたユカだった