帰ってきた忍にドレスや靴等を、媛と翔には仕上がったばかりのドレスや普段着を渡すと受け取った翔が女王を驚かせ阿を呆れさせた
「ユウママ、観月様にお洋を服頂きました…」
俯いたまま覇気のない小さな声でボソボソ喋る姿は普段の翔からは想像のつかないものでさすがのユカも
(道理で翔がユウの出迎えをいやがるハズです…)
そう思わずにはいられない心境だったがそのユカに観月が
「おば様と話し合いましたが貴女は美月の代表として忍王女と媛王女の王女としてのお披露目及び忍王女の地の精霊の巫女としてのお披露目の協力と侍女達に礼儀作法を指導しなさい
ユウは見習い侍女や巫女達の勉強を見ながら指導の責任者になり見習い侍女の礼儀作法はスーと雪華、ダンスの指導はミナがするように
春蘭はこのまま事務的な事をおば様の側でお手伝いしなさい
後は命の世話はミサ、媛様はミエ、翔はミチがお世話をするように」
そう言ったった所で命が忍に
「金剛双龍牙…王女になった忍お姉さんに相応しい物だよ」
そう言われた一対の短剣はチョコレート色の霊玉を柄に戴き鞘にはきらびやかな装飾が施された物でその名の通りその刃先は金剛龍の牙の如く全てを切り裂きそうな輝きを放っている
「海斗には後でこれを渡すつもり」
こちらは太刀と短刀の一組でその名を青龍爪牙と言いどちらがどちらかはわからないけど青龍の爪と牙を意味している
「有り難う、代わりに私が今まで持っていた黒龍双牙(細身の刀が二本)をたけに渡そうと思います」
と、忍も言うと
「伯母様と観月お姉さんにお願いがあるんだ…媛のお名前なんだけど媛ってゆーのは記憶の無い媛を便宜上つけた呼び名
だから媛のお母さんになる伯母様に正式な名前を付けてあげて欲しいんだ」
そう言われて人達の視線が集まる中暫く考え込み
「では、媛歌でどうでしょうか?
歌の女神より祝福された媛に相応しいと思いますが?」
そう言われて嬉しそうな笑顔で喜ぶ媛と
「それならこれからも媛って呼んで良いからみこも混乱しなくていーしねっ♪」
そう言って笑うと
「なら観月お姉さんは媛様は止めて今まで通りに媛って呼んで欲しいんだって」
そう言われて媛も頷くのを見た観月が女王の顔を見ると女王も頷いたので
「わかりました、みこ達と同様に扱いましょう…」
そう言われて真面目に頷くと忍も
「私も媛同様に扱ってください」
そう言われて溜め息吐き
「わかりました、そう扱います」
そう答える観月だった
「海斗、海斗はこれからこの子達の主人だからね」
そう言って青龍爪牙を渡し
「海斗が持っていた青竜刀はナン、シャーにあげたげてね
たけは忍お姉さんがこれを渡してって…で、今まで持っていた忍刀はトンに渡してねっ♪」