闇に抗う影   作:春の雪舞い散る

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翔の修行

 

 深夜になり翔の霊体を呼び出しアクエリアスの結界内で修行を始める事にして

 

 「翔、何で歩くの?勿論歩くお稽古はした方が良いよ、体力着くからね…でもちょっと貸して」

 

 そう言って翔の首に下がっている霊玉や

 

 勾玉の首飾りに翔の魔石を加え完成している魔石を10個貰い

 

 残り四個を翔の鞣し皮に入れてそれを翔の為に作って貰った媛とお揃いのポシェットに入れて渡しながら掴まり立ちをさせて

 

 「じっと立ってるだけなら手を離せるでしょ?離して」

 

 そう言われて手を離しても立ってるだけなら平気な事に気づいて命を見翔

 

 「何も考えず地面を蹴って」

 

 そう言われて鳥の時に飛び立つ時の様に地面を蹴って見た

 

 すると翔の身体は重力から切り離されたように上空へと滑り一間くらいの高さで浮いている

 

 「今日はその状態で身体の向きを変えるお稽古をして…わかるよね?これは理屈じゃなくって感覚でコントロールして覚えることだって…

 

 これが出来るようになったら壁や床を蹴って移動できるよね?」

 

 そう言われた翔は

 

 「ほたら何でもっとはよ教えてくれんかったんよ?」

 

 そう訊かれた命は

 

 「だって翔、魔力が全く無いみたいな状態になること有ったんだよ?

 

 だから浮いてる時にそうなったら落ちちゃうのはわかるよね?

 

 やっと低下してもゼロみたいにはならなくなってきたからそろそろ始めても良いかな?って思ったんだよ」

 

 そう言われて不承不承納得するしか無いから命の指示に従って修行を始める翔だった

 

 初日から精神力が尽きるまで取り組んだ翔は翌朝起きる事が出来ずユウをカリカリさせたけど寝惚けた翔に恐怖心はなかった

 

 命は翔の修行を見守りながら踊りのお浚いをして過ごし、翌朝は踊り習得の修行の続きを始めそれが終わると歌のお浚いを一通り終える頃

 

 媛は忍、ミナ、りんと麦に澪、雪華、美輝、水樹を連れてきて

 

 まず忍、春蘭、ミナ、留美菜、りん、麦は豊作祈願で命が指導しながら雪華に基本の足さばきを指導

 

 美輝、水樹に航海の無事の感謝の気持ちを捧げる踊りに澪は水の精霊への奉納の踊りを指導するのは媛歌

 

 そして一同の修行を終え休ませてる間に媛歌の稽古

 

 羊祭りの踊りも仕上げ段階の媛は既に通し稽古を繰り返し…

 

 そしてOKが出て次からは花の舞を習う事になり解散して各々の肉体に戻って行き命も謡華との稽古場の中庭に向かった

 

 二日目も朝の稽古をする命を見掛け何かと口実を付けては中庭が見える様に工夫をしたけどそれで業務が滞ることは一切無い

 

 逆に効率的に仕事をこなし気分転換に歌を聞く早朝組といつもならまだ寝ているはずの常時組が早起きして聞いている

 

理屈抜きで命の歌が聞く者達を変え始めた…命の歌を聞くために

 

 

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