そんな三人に生で食べられる貝と綺麗な貝殻を見付けてきて三人に食べさせて元気を出す様に言い
「これはミサに頼んでアクセサリーにしてもらうからね
じゃあみこの歌が終わったらご飯にしよ?」
そう言って海中から飛び出したのに人魚姫のままの命は水の中を泳ぐように空中を泳ぎミサに貝殻を渡して
「アクセサリーにして」
そう言いスーから竪琴を受けとるとアンコール二曲を含む全12曲を歌い上げると聴衆に向かい
「やっぱしこの姿で水から離れるとスッゴク疲れるよ…」
だから今日はもう人魚姫の時間は終わりにしてもうお洋服着るね」
そう言ってフラフラの状態で馬車まで泳ぐと受け止めてくれたスーとミサが命に
服を着せ終えると
阿に手を引かれた二人が服を着に馬車に戻ってきた
そんな三人を見ながら入り江に案内してくれた二人の少女が
「私達も命様にお仕えしたら人魚媛になれるんでしょうか?」
ユカにそう訪ねると
「それは誰にもわかりません…何故なら誰がどのような精霊の導きを受けるかはわからないのだから…」
そう言われて考え込んでいると沢山の荷物を持った人が入り江に集まってきてるのに気付いた留美菜が少女達に
「一体何が始まるんですか?」
と、不安げに聞くと
「私もお父さんから聞きましたけど命様や皆様が市場の食堂の鍋を美味しいって言って沢山食べていただいてたって…
だから皆がこの辺りの名物料理を作って皆さんに召し上がっていただけたら…って集まってきてるんです」
そう説明された留美菜は
「懐かしい…あの日からまだ三月位しか経ってないのにもっとずっと昔の事の様に感じる…」
その留美菜の呟きを聞いた少女は
「何が懐かしいのでしょうか?」
そう訊かれた留美菜は
「命様が初めて歌の国に訪れ人魚姫の姿を現す切っ掛けは知ってますか?」
そう聞かれた少女は
「確か潮の流れのきつい海に落ちた女の子を助ける為って聞いてます」
その答えに
「そうです、その少女の名はりん
今では人魚媛の一人ですが命様に命を救われたりんは観月様のお許しを得て命様にお仕えすべく王宮について行き…
今日みたいにお勉強がお休みだからってお父さんやお母さん達が漁の間過ごしてる岬に命様を連れてきてくれたの
だから私達に命様を会わせてくれたのはりん…」
その話を聞いて
「お父さんやお母さん達が漁の間ってじゃあ皆さんも…」
そう言って留美菜を見ると
「全員じゃないけど今は7人ついてきてますよ、それと大公領の方達だけどユカ様やユウ様も漁師の娘だったって聞いた事があるし…」
そう話すと黙って話を聞いていた少女がピクッと反応した