もちろん話している留美菜がそれに気付かないわけはないが敢えて何も言わないで
「私達はいつも売り物にならない魚や磯遊びで取れた貝や蟹に野草と家から持ってきた野菜で鍋を作ってお昼を済ませてるんだけど
そんな鍋でも命様達は美味しいって食べてくださって代わりに王宮から持ってきたご馳走を私達も食べさせて貰ったんですよ
勿論今日も持ってきてますが…
そう言うことならお母さん達に急いで伝えて欲しいことがあります」
そう言われて驚いた少女が留美菜に
「それは一体なんでしょうか?」
そう聞くと
「見ての通りお口の小さいお三方…特に媛歌様と翔ちゃんは命様以上に小さいですからお三方のは野菜は小さめに刻み魚は解し易くしていただけると助かりますって」
留美菜にそう言われた少女もその事に気付いて二人で手分けして説明して回ったお陰で食べさせやすくなり三人の食事量も気持ち増えたようだった
入り江はちょっとした野外パーティーの様になったので命に挨拶するよう頼んできたので
「今日は美味しそうな料理を持って集まってきてくれてありがとね、だからホントはこんなお喋りより早く冷めちゃわないうちに…って猫舌のみこは冷めなきゃ食べれないか…
留美菜、なみ…懐かしいよね?皆と出会ったのが遠い昔みたいだよ…
あの時皆が食べさせてくれた鍋…あの時が初めてなんだよご飯が美味しい、楽しいって思ったのは
だから今日皆が用意してくれた料理もきっとみこに元気をくれる料理だら…お話はおしまい、みんなで元気をくれる料理を食べよっ!」
そう言って皆思い思いの料理を手に取り食べ始めた
案内してくれた少女達は命と媛の食事の手伝いで翔は勿論ユウが他の者に譲るわけがない
澪とりんの周りに命に負けないくらい少年や少女達が取り巻いている
二人の少女は紗綾と小絵と名乗り紗綾は命で小絵は媛の食事の手伝いで留美菜とスーが見守っていて二人のアドバイスを聞きながら上手に食べさせていた
そしてその時が訪れた
ー小明、私は不知火の精…私と共に水の精霊の巫女と歩みましょうー
ースー、目覚めの時は来ました日溜まりの精の私と共に人の心を温めましょうー
ーみか、私は果実の精…水の精霊の巫女と共に大いなる果実の収穫を目指しましょうー
ーほなみ、微風に身を任せ水の精霊の巫女と運命の荒波に負けずゆったり漂いましょうー
ーさぁ私達を受け入れてくださいー
声を揃えて受け入れを求める精霊達に少女達も応え左手を掲げると精霊達はその手を取り契約を交わした