その散ってゆく後ろ菅がたを見ながら馭者の三人がユウに聞くと
「私や鬼百合様と黒蓮様以外皆この国に訪れたのは初めてですから色々教えて上げてください」
そう言われて
「所変われば…とゆーのもありましょうから私達にお任せください」
そう言って嬉しそうに各々に別れて行った
追い付いて来たその馭者の男に
「なぁ、ユウの奴はあー言ったがな…実際には侯爵領には何度も行った事は辛炎ハムと爆酒が気に入ってるからな何度も行ってるし侯爵量の仕事は積極的にこなしてきたんだがな…
だがそれに対し閉鎖的なこちらは仕事で来ることもないから疎遠でな…折角縁有ってこの地にきたんだから旨い酒と肴を教えてくれねえか?」
そう馭者の喜平に聞いていると
「姐さん、それならうちのザリガニで焼酎飲んでっとくれよっ!」
そう言われて色鮮やかに茹で上がったザリガニを見て目を細めると
「アタイは焼酎貰うがあんたは不味かろうしあの子等もな…お茶かジュースも売ってるのか?」
そう鬼百合に訊かれた店主は
「種類は少ないがたっぷり用意してあるよっ♪」
そう答えたので
「じゃあ飲み物とザリガニを人数分頼む、お前達はその辺りで座って待ってな」
そう言って共同の飲食スペースに座らせ支払いを済ませ喜平と二人で運び少女達に食べ始めるのを見て鬼百合もぐい飲みに焼酎を注ごうとするのを見た隣に座る咲が
「鬼百合様っ!」
と、声を上げ瓢箪を取り上げると鬼百合に注いでくれたから
「おう、ありがとよ」
そう言ってぐいっと一気に煽ると
「可愛い娘に注いで貰った酒はさぞかし旨かろう?」
笑いながら言う女店主に
「可愛い妹達だからな、当たりめーだろ?」
そう答えた鬼百合に今度はみかが注ぎザリガニを食いながら焼酎を煽り
三杯目を水樹が注ぐとひょうたんが空になり…
「なみ、わりぃが酒とザリガニをもう一皿頼む」
そう言って小銭を渡し買って来て貰いそのまま四杯目を注いで貰い
「なぁ喜平よ、その隣の串焼きは何を焼いてるんだ?」
鬼百合に訊かれた喜平は
「あれはタニシですな、この辺りではこのザリガニと共に一般的な酒の肴です」
そう聞いた水樹は
「私達はお味噌汁の具にしてましたよ」
と話すと辺りを見回し
「姐さん、あそこに…多分自家製の味噌を使ったタニシの味噌汁が有りますよ」
と、言われて
「喜平よ、悪いが連れていって買ってやってくれ」
と、言って金を渡し送り出し焼酎を煽りなからザリガニを食べる鬼百合にひょうたんを持った男が話し掛けて来て意気投合し一緒に飲み始めた
買ってきたタニシの味噌汁を堪能したほなみに
「わりぃが今度はタニシの串焼きと焼酎を頼む」
そう言って小銭を渡し買ってきて貰い自分とその男に注いで貰った
勿論注いで貰った男は大喜びして嬉しそうに飲んでいる