闇に抗う影   作:春の雪舞い散る

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堕ちた神

 それ以外には何も関心を…相変わらず翔の槍に未練があるけどポシェットに入る物でもないし未だ返して貰える見込みもない

 

 現時点で既に、200を超える勾玉や霊玉を持っていたのだけれど特に使い道もないのだからこれからもたまる一方だろう

 

 色々なお使いのご褒美もある、だけどそう言った何か物には興味を示さない翔

 

 命や媛の様に甘い物にも興味を示さない翔が久し振りに興味を示したのがミエのくれたポシェットで

 

 どうやらそれが何であるか迄は理解できて無いようだけど喜んで肩から提げている

 

 だからそれを見た巫女達が羨ましがり彼女達のを作るよう新たに指示を受けて現在作成しているところなのだが

 

 ミチも又ユウの指示で翔の縫いぐるみを作成中で、命の人魚姫と媛は既に完成しており…

 

 観月のお墨付きで近々誕生日を迎える或お方達に贈られる事になっている

 

 そう言った雑貨類も当面は若月で販売する為

 

 それを販売する為のの新ブランドの立ち上げも検討中なので忙しい美月だったりもする

 

 運河に出て10日目の朝尾行者とでも言うべき者か?その者の動きに変化が現れ始めた

 

 今までは姿を隠していたそれが時おり姿を表し始めたのだ

 

 そしてそれ以上の招かざる客が現れた

 

 「みこ…なんだ、あれは…」

 

 そう鬼百合に聞かれた命は

 

 「己を過信して地に堕ちた神の成れの果て…オロチ…これは又、厄介な者が現れましたね?」

 

 そう言った命の表情は困惑気味で

 

 「穏便に退場願えたらよいのだけど…」

 

 そう呟く命に

 

 「まぁ、叶わぬ願いっぽいがな…明らかにこっちに向かってる」

 

 そう言われて

 

 「この状況でアレがどう動くかもわからないしね…」

 

 そう言って面倒臭そうに言う命に

 

 「さっさと始末しとかなかったお前の自己責任だろうが?」

 

 そう笑って言われたけど溜め息を吐き

 

 「しょーがないでしょ?光と闇、未だどちらの陣営にも属してないんだからね…むやみやたらに突っついてやぶ蛇になっちゃったらめもあてられないんだよ?

 

 私はけっして敵を作るのが目的じゃないんだよ?」

 

 そう言って従者達を見て

 

 准騎士候補達は皆を守ってて、たけは甲板では弓を使って援護射撃をお願いします…黒蓮、私と鬼百合を一緒に乗せ出来るだけ船から距離を取り迎撃します…」

 

 

 「えー加減ボクの槍、返したってなっ!ー

 

 なっ!何で戦士のボクが後方で守られとらなアカンねんな?

 

 槍さえ返してくれたらボクかてそない足手まといにはならへんで戦えるんやでっ!」

 

 そう叫ぶ翔だけど

 

 「ユウ、うるせえから船室で大人しくさせとけ…もう既に立派な足手まといなんだからよっ!」

 

 無情にもそう鬼百合にそう言い捨てられてしまった翔…

 

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