その鬼百合が命に向かって
「取り敢えず翔が真琴の霊玉による変化を確かめてから考えな、今は未だどんな修行が必要かもわからんのだろ?
翔の事は…当面はアタイとユウに任せな、構わんな、ユウ?」
鬼百合にそう言われたユウが嬉しそうに
「私達にお任せください、命様」
そう言われた命も二人に任せるのが一番かもしれない…そう思って
「二人は翔のパパとママだもんね…」
命にそう言われ苦笑いの鬼百合と喜ぶユウを見て微笑ましく思いつい絵筆を執る映見だったが…
そう言ってユウが喜び、ユカが羨み鬼百合は仲間の戦士達は勿論観月や王妃にまでからかわれる幻の迷画?となるのを未だこの時は誰も知らない…
と、言うか自分が描かれている事に気付いていなかった鬼百合だった
その夜は昼食の際の会話で謡華の話が出て
「歌う人魚姫と謳われた命王女に歌の指導をされている方も同行されているのですか?
それは是非ともその方の歌も聞いてみたいものです」
そう言われた命は嬉しくなって
「みこも初めて謡華先生の歌を聞いた時に何て素敵な歌なんだろう、みこも歌いたいって思ってお願いして先生になってもらったんだよ」
そう言って笑う笑顔を見て
「今夜お食事に招待しますからその席で是非とも歌を披露していただくようお願いしてくださいね」
そう言った約束が交わされていたので、ユウが付き添わなくても良いだろうと言うことになり翔の看病ができるとユウを喜ばせた
命の水の精霊への奉納の踊りの後に謡華の歌が披露され多いに盛り上がり更に命との競演は喝采を浴び
「滞在中の王女と共にこちらで共にお食事いたしましょう」
そう王妃に誘われ又、命にはない大人の女の色香を感じる貴族も少なからず居たのはやむを得ない?
そして改めて、自分が一国の王女の家庭教師をしているのだと言うことを強く感じる謡か華だった
その後、暗くならない夜を見て空のカーテンの様なオーロラを見ることが叶った命の幸せな夜は更け行くのだだった
その一方で翔を見守り煮干しをかじりながら酔えない酒を一人で煽っていた
こーやって煮干しをかじってたら翔が目を覚まして寄越せって言い出したりしてな…
そう言ってその余りにもの甘い考えを自嘲気味に笑っていると心配して様子を見に来た水樹が
「お、鬼百合様…翔ちゃんが…」
そう言われた鬼百合が
「翔なら未だ寝て…」
いなかった…
鬼百合に向かい小さな口を名一杯広げ
「もー、おとーちゃんばっか食うとらんでボクにも食わしたってーな?むっちゃお腹空いとるんやけどな?」
そう言って再び口を開ける翔