闇に抗う影   作:春の雪舞い散る

51 / 63
月影の国の漁師の為に

 漁港に向かう一行の馭者を務めるのは大樹で同行者は媛、翔、謡華と映見、ミサ、スー、阿、ユウで先行した命は早朝の漁港で奉納の踊りを舞い

 

 漁港で朝食を摂りながら他の者達を待つ事にしたのだ

 

 お陰で大歓迎で迎え入れられた命はその期待を裏切らず命の踊りを見た者達は見てない者達より若干の差ではあるけど大漁の船の割合が高かった

 

 そして案内をしてくれる娘達と後続の者達が合流し静かな入り江に案内された

命について澪とりんが沖に泳ぎ媛は三人について飛んで行き命の修行が厳しい翔はユウの膝で熟睡中

 

 浅瀬では王女宮から支給された水着に着替えた留美菜、小明、なみ、咲、ほなみ、みか、スー、あきが浅瀬で遊びその時までは入り江は賑わっていた

 

 その海獣達が牙を剥いて人魚媛達に襲い掛かるまでは…

 

 三人の人魚媛達が泳いでいるのを見て得物と判断した海棲の巨大爬虫類で太古の生き残りとも言われている生物だ

 

 はしゃいでいて気付くのに遅れて驚いた澪とりんが悲鳴を上げ水柱が立ちそれが氷柱になった

?」

 

 渚で見守る達と澪とりん達の悲鳴が木霊し命と媛の怒りが炸裂した

 

 海獣達は命の一撃で空に舞い媛の氷の矢に射ぬかれ凍結して氷山の中に封じ込められた

 

 突然現れた氷山に驚きながらも海獣達に襲われた人魚媛達の身を案じる人達には関係なかった

 

 が、氷山の山頂で頬を膨らませプリプリ怒る媛と澪とりんを宥めながら岸に近付く命達を見ながらホッする人達

 

 そして新たな驚きは狂暴な肉食の海獣達が氷山の中に捕らわれている事だ

 

 その騒ぎを聞き付けた漁港の管理者が絶句していると命達が入り江に来ていることを知って巡回に来た海上保安庁の兵が二人

 

 入り江の様子がおかしいのに気付き漁港の管理者に気付いて何が有ったのか聞くと

 

 「私もよく知らんが王女様と人魚媛達に襲い掛かったがったが全く相手にされず返り討ちに有った…と言ったとこだろうな…」

 

 そう言って氷山の海獣達を見ると狂暴な姿はそのまま氷付けにされたそれを見やり溜め息を吐き命に声を掛けた

 

 「命様、いったい何が起こったのですか?」

 

 そう訊かれた命はプリプリ怒りながら

 

 「みこの可愛い人魚媛達に牙を剥いて襲って来たから海水ごとぶっ飛ばして媛が氷の矢でやっつけたんだ」

 

 そう言われて氷山を見ると

 

 (どうやら群れ単位で襲ってきたようだが…)

 

 そう考えながら

 

 「アンタ等はこれをどう処理するつもりなんだね?」

 

 海上保安庁の兵に聞くと

 

 「一匹だって大変なのをこれだけの数をワシ等だけでなんとかなるもんかっ!」

 

 そう言われてユカを見て

 

 「命様はこれをどうされるおつもりでしょうか

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。