そんな翔に向かってにかっ!と笑いながら
「良く噛むんだぞ」
そう言って翔の口に煮干しを入れる鬼百合は嬉しそう出それを見ていた水木が涙ぐんで見ていたが気を取り直して
「鬼百合様っ、翔ちゃんが目を覚ましたことをユウ様にご報告してきますっ!」
そう言って駆け出すのを見て
「ユウのヤツにそんなところを見られたら説教を受けるのは避けられんぞ?」
そう言って苦笑いを浮かべる鬼百合だった
深夜、アクエリアスの結界内での修行を始める命の前に雪の精が現れ
ー水の精霊の舞姫と呼ばれる貴女に是非習得していただきい踊りがあります
私に指導をさせていただいても宜しいでしょうか?ー
そう言われた命の答えは勿論決まっている
「こちらこそご指導よろしくお願いしますっ♪」
と、笑顔で答えたので
ーご理解頂き感謝しますー
そう言って草の精同様に命の中から雪の精の踊りを指導を始めた
その最中に命は旧土地神である雪の女神の声を聞いた…
ー私が貴女を呼んだ為に貴女の従者が酷い目に遇わせてしまった事を詫びると共に私の依り代を探し求めるのを手伝ってほしいが頼めますか?ー
そう言われた命は暫く考え込み
「わかりました、お手伝いさせていただきます」
そう答えると女神も命の中に入っていき命の冷気は嫌が上にも高まっていく一方だった
滞在中王女宮の制服や若月の服が話題になる事が多く
ユカが若月の製品の販売に来れる様観月の許可を得る事になり金と銀の針金をミサに渡し
「これでアクセサリーを作りなさい」
そう新しい指示を与え金糸と銀糸を買い付けた話を聞いた王妃
「春蘭と言う者に刺繍させるのですね?」
今や美月や王女宮を始めとする歌の国王家の贈答品の一番人気となっている春蘭が刺繍を施したハンカチやスカーフ類
勿論今回の訪問にも持ってきており何よりも喜ばれその際に春蘭の名も聞いたのだ
「完成した暁にはこちらにお持ち出来るよう手配いたします」
と、言ったことが話し合われ又今回の訪問の結果た馴鹿の肉や皮製品、金銀の製品や宝石類もかなりの数が売れ
又命の奉納のお陰か作物の収穫量が増え始め月影の国からの輸入価格は下がり輸入量は増え白夜の国が活気を取り戻しつつあった
15日の滞在を無事に終えひとまず月影の国に戻るべく旅立つ命達の表情は一様に明るかった
特にアクエリアスの結界で鬼百合や黒蓮が稽古を着けて貰った五人の成長は著しく…
皆一様に新しい服を買ってもらっていたし土産に貰った白夜の国の民族衣装を喜んで着ていた
再び伯爵を訪ねる命達を今度は歓迎伯爵家…