平塚先生の一人旅の様子を書いたものになります。
作者自身はバイクに乗せてもらったことはあるのですが、運転したことはありません。
また、北海道にも数回いった程度でそこまで詳しくありません。
なので、ここおかしいよ、間違ってるよ、と言うのがあれば教えてくださるとありがたいです。
脇役でオリキャラが出ます。
ご指摘ご感想していただければ幸いです。
???side
八月に入り、日中のうだるような暑さが嘘のように感じない晴れた夜。
人通りの少ない千葉県内の海岸沿いに一台のバイクとおばs…美しい女性が煙草をすい、たたずんでいた。
レディースのスーツを着込み、煙草を吸う姿は男らしさを感じさせる。
そんな男らしさの中にも、ところどころ存在する女の色気。
煙草を持っている白く細い長い指。
煙を吐くときに、薄く開く柔らかそうな唇。
海風になびく、漆黒の黒髪。
メリハリのある体が、服を押し上げ自己主張している。
いわゆる美女と言うやつだ。
傍らにあるバイクも、その持ち主に負けない迫力を漂わせている。
ヤ○ハのvmex
1700㏄という化け物じみた排気量
総重量311kg
漆黒のような黒が、高級感を醸し出す。
大型の動物のように、車体からあふれる強さが見るものをひきつける。
一人と一台が並んでいるのは、まるで映画のワンシーンを切り抜いたかのように思えた。
平塚side
私こと平塚静は、今年で3○歳になる。
あれ、おかしいなぁ、自分の年齢がいえないなんて…。
私、平塚静、総武高校で教員をしている二十歳と百五十六ヶ月のぴちぴちの女の子☆彡
「はぁ」思わず口からため息が漏れる。
うん、そうだよ。
四捨五入したらもう少しで四十だよ!!!!!!
結婚…?してたら苦労しないよ!!!
というか、教え子が先に結婚したわ!!
よりによって比企谷にだ………。
雪ノ下姉妹や、由比ヶ浜、一色でもなく………。
今現在は、比企谷達、奉仕部のメンツも卒業し、小町やいろはも卒業している。
というか、比企谷が卒業してからもう六年たっている。
「まさか、あいつに結婚を先に越されるとはな…。はぁああ」
なんでも、高校時代から付き合っていた、城廻と結婚を決め、さっきまで結婚式が行われていた。
城廻の純白のドレスはきれいだったし、比企谷もなんだかんだ言って目の濁りがとれ、好青年になっていたし。
教え子が成長して幸せになっていく姿は素直にうれしかった。
一番成長が大きかったのは、比企谷だろう。
専業主夫と言っていた男が、今や大手企業での営業職についていて、社内の成績もよいらしい。
「人は本当に好きな人が出来たら変わるんですね」
そう言っていた彼は本当に幸せそうだった。
まあ、結婚式と言えばお決まりのブーケトスだ。
私にとっては、あまり良い思い出はないのだが……。
「キャッチしたブーケで、お花畑が出来るね!やったね、静ちゃん♪」
そう陽乃に言われ、泣きそうになった。
今日も、城廻に「いい人できますから頑張りましょ!」と言われ、校長には結婚相手を心配される毎日。
そう、私ほどの人間になると、みんなが気を使いブーケを投げてくる。
そして、「次は、静の番だね!」
毎回こういわれるのが、お決まりになってきている。
一緒に数々の戦を潜り抜けてきた戦友たちももはやついえた。
『一緒に合コンに参加した人たちは、もう結婚した』
家に持ち帰ったブーケの数ももはや両手では数えられないほどだ。
安西先生、ブーケトスって本当に受け取った人結婚できるんですか?
諦めていないのに、全然結婚できないんですが…。
そう心の中で安西先生にたずねても、悲しい顔でそっぽを向かれてしまった。
「旅に出たいな…。」
思わず、口からそんな言葉がもれた。
隣のvmexを優しくなでる。
こいつを三十の時に自分へのご褒美に買って以来、教師という仕事上あまり長い休みもなく、長距離ツーリングをすることもかなわなかった。
今がその時ではないのか?
幸いにも盆休みが来る。
取れなくても、むりやり有給でも取っていくしかない。
旅に出て運気を変えよう!
おいしいものを食べ、きれいな場所に行き、この鬱屈とした気分を変えてやる!
バイクでの旅と言えば、北海道
そうライダーの天国北海道だ。
しかも、そこは、ラーメン好きの私にとっては、バイクも楽しめ、好物も楽しめと一石二鳥だ。
「おし、私は北海道に行くぞ!行ってやるぞぉおおお!」
そう叫び、愛車にまたがり自宅に帰った。
千葉の夜は、少しづつ更けていく。
・
・・・
・・・・・
自宅は2LDKのアパートである。
さっさと服を脱ぎ、シャワーを浴びる。
温かいお湯が体にあたり流れていくのを感じ、さっきまでの陰鬱な気分が取れていく。
改まって自分の体を見るが、年の割には、肌の張りもあるし、胸だって垂れておらず、ツンと上を向いている。
週に三、四回ジョギングもしているため、体に無駄なぜい肉はない。
「なぜなんだろう……。」
結構もててもいいはずなんだけどな…。
疑問が深まるばかりである。
シャワーからあがり、ショーツと半そでのTシャツという恰好になる。
そして、北海道に行くために、準備をすることのした。
まずは、北海道までの行き方だ。
これは、陸路とフェリーでの二つのルートが存在する。
陸路で行くなら、東北の青森まで行ったあと、そこからフェリーに乗るという方法。
海なら、大洗から出ている「さんふ○わあ」という大型のフェリーに乗っていかないといけなくなる。
陸路だとずっと乗りっぱなしはきついし、海にしよう!
早速予約をとる。
が、しかし、空いてない…。
空き待ちにしてはいるが、まさかこれほどとは…。
今は、後回しにし、次に荷物の準備だ。
バイクは荷物を載せられないんじゃないか?
と言う人もいるかもしれないが、それはあるものを買うと解決する。
タンクバック、トップケース(リアボックス)、パニアケース(サイドボックス)と言われるものがある。
タンクバックとは、バイクの燃料が入っているところにくっつけることのできるバックのこと。
取り付けの際は、ハンドルを最大限に切り込んだ時にバッグと接触しないように気を付けること!タンクの小さいオフロードバイク(コ○ンの服部へいじのバイク)にも、専用モデルが出ている。
トップケースとは、バイクの後部に取り付けることのできる箱状の物。
基本的に樹脂や金属製のものが多くカギをつけるため、防犯性、収納力、防水性どれをとっても優れていると言える。
また、この上にキャリアがついているものもあり、テントや寝袋なども運ぶことが出来る。
※取り付けにはメーカー専用のキャリアが必要になる
パニアケースとは、バイクの後輪の横に位置している場所につけることのできる箱状のケースのこと。
様々な種類があり、布製の物もあったり、長距離ツーリングの盛んなヨーロッパ製の物は金属製の物などが見られたりと、種類が豊富だ。
上のトップケースのみでは、収納不足と感じたときにつけるとよい。
また、こいつには、立ちごけ(バイクに乗っている際にこけてしまうこと)の際に足が挟まるのを防いでくれたりと荷物以外にも役に立つ。
ただ、横幅が広がるので、すり抜けの際には気をつけないといけない。
※取り付けにはメーカー専用のキャリアが必要になる。
この三つがあれば、意外と荷物を運ぶことが出来るんだ!
ちなみに、タンクバックは5000円程度から、トップケースとパニアケースは20000円ほどから売っているぞ!
平塚静のバイク解説コーナーいかがだったかな?
っと、冗談はさておき、一応私はすべて持っている。
あっちでキャンプするつもりはなくはないが、でも、北海道でキャンプか……。
うーん、でも荷物がかさばるしな…。
今回はおいていこう。
最悪キャンプ場で借りればいいだろう。
最後に日程だな。
日にちは取り敢えず一週間ほどでいいか。
校長にねだろう、普段まじめに働いているしな。
うん、なんか旅しようとするってワクワクするよな♪
これだよ、この感じだよ!
新しい土地に行くための計画立てるとか、RPGみたいでいいじゃないか!
もしかしたら、新しい土地で新たな出会いとかも……ふふっ。
時刻を見るともう午前三時だ。
いけない、考えていたら、こんな時間か…。
明日も仕事だし、そろそろねるか。
そう言って、私はベットに倒れこみ、意識を手放した。
いかがでしたでしょうか?
一応乗っているバイクの名前は変えさせてもらっています。
このように、お店やバイクの名前などがちょくちょく出るとは思いますが、全部変えてしまうつもりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました(*'ω'*)