沈黙の復讐教室   作:またねや

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書き上げました…マイペースで申し訳ないですが楽しんでもらえたらと思います。


真相

 

 

朝学校のホームルームで話があった

 

「瀬尾は全治何ヶ月の大怪我で問題を起こした越智はしばらく自宅謹慎だ」

 

 

 

 

「重くね…」

 

「優斗の証言とトラブルを目撃した旨の電話があった為厳しい対応をしたんだ…全く大事な時期に…」

 

 

話は終わり

 

 

「ふ 藤沢さん…」

 

「す 凄いね!あの後どうなったか私には想像できないけど…えっとその…私…」

 

野村さんはテレテレしながら言った

 

「ここでは私に近寄らないほうがいいよ…迷惑かかるから」

 

 

 

なんてね

アンタのことはまだまだ利用させてまらうわ

懐かれると面倒なのよ

 

 

アンタも復讐リストから外していない

私は誰一人許さないと決めた

 

 

…そうたとえ…

 

 

 

 

それがかつての友達でも

 

 

教室

 

 

「おおっと!!」

 

パシャ

 

「あー手滑ってもうたわー」

 

いつもの男子のイジメだ

 

「まともな事ができないの?…片付けなさい」

 

お目当の結子そして同じくかつて友達だった恵美もいた

 

「友達だったからってかばってんのか?」

 

男子が食ってかかるが…

 

「そんな話はしてないわ、あんた達がいい加減だと私が怒られるの」

 

どっしりとビッシリと言う結子に男子は渋々従った

 

「わ わかったよ…」

 

 

そして結子は私に一声かけることなく横を通りすぎた

 

 

「あ…えっと…まっ待って結子ー!」

 

 

恵美も慌てって結子の後を追い私の横を通り過ぎた

 

 

通り道

 

 

「越智と優斗…何があったんだろ?」

 

結子は動揺せず淡々と話した

 

「大体想像つくけどね、後輩から聞いた話だと優斗の顔が2倍に腫れ上がってたって」

 

 

 

 

「撮ってみたかったなぁー!!」

 

キラキラした顔で答える恵美

まるで子供が初めてビー玉をみて感動した顔そのものである

 

 

「あんた何気にひどいよ…」

 

その姿に結子は引き気味

でも当の本人は分かってない

 

「…でもおかしいのよ」

 

 

 

「何が?」

 

 

結子の疑問に気になる恵美

 

「後輩の話だと越智は顔を殴っただけなのに…」

 

 

「救急車で運ばれた優斗は顔は3倍に腫れて原型がなく足は折られて、しかもさらにねじ曲げられて治るのにかなりの月日がかかるって…さらに精神面もズタボロだって」

 

結子は手を顎につけて考え込む

 

「でもそれって後で越智がやったんでしょ?」

 

恵美は普通に答えた

 

「まぁ優斗の証言と学校の電話の証言から言って間違いないけど…でもいくらなんでもそこまでするかしら?それに越智はやってないって話しているらしいわよ」

 

そう結子が言うと恵美は少し顔を曇らせた

 

 

「…じゃ別の誰かがやったの?」

 

不安に襲われる恵美に結子はケロリと答えた

 

 

「さあね?そんな事どうでもいいわよ」

 

 

「それよりも恵美の将来は写真家かしら?」

 

話を変える結子に恵美はテレながら答えた

 

「そんな…でも高校生になったらデジカメ買ってもらうの!」

 

「いいよね夢があって…」

 

 

結子は悲しい表情でぼんやりとやや下に視線を向けた

 

 

「結子…」

 

 

「…ゴメン恵美塾には休むって言っておいて私今日はムーンに行く」

 

 

そう恵美に言い残して結子は歩いっていたった

 

 

 

クラス委員長

滝嶋結子

 

気が強い姉御肌で成績優秀

スポーツ万能

一見完璧な優等生…

 

 

結子の親は異常に厳しい

成績など期待にそぐわないとひどい折檻をされるという

 

 

友達だった頃に聞いた話…

 

 

 

そして居場所を求めるのは必然

 

 

後をつければビンゴだ…

 

 

 

 

「結子ちゃん?」

 

「ケンさん!みさちー!」

 

 

「最近よく顔だしてくれてうれしい」

 

カシャ

 

写真を撮った瞬間に胸がチクッと痛み出した

この前の優斗な時ももそうだ…

どうして…

 

まあそんな事はどうでもいいかな

これで材料が揃った後はこれを印刷して送りつけるだけ…

 

 

 

それだけだったのに…

 

 

 

 

 

「よう彩菜何してるんだ?」

 

 

彼が来た…

 

 

「写真か?色男でも撮ってたのか?俺にも見せてくれよ」

 

 

そう言って私のスマホをむしり取りパッと見た

それだけならまだ許せたけど…

 

 

 

あろうことか私のスマホを落としてしかもわざとらしくも踏みつけた

グシャリと音がしてスマホの画面がヒビだらけで真っ黒に

 

 

 

「あぁすまない、手が滑ってうっかり踏んでしまった」

 

悪びれる様子もなくケロリと答えたこの反応に私の怒りは頂点に達した

 

 

「何するのよ!」

 

 

「悪気はなかったんだ」

 

 

そんな事ないわざとやったに違いない

それにここに会ったのも偶然じゃない!つけていたに違いない!

私は殺さんばかりに睨みつけてやった

 

 

「そう怒るなよ…お詫びに何かおごってやるよ」

 

 

「……」

 

そう言うけど私にはそんな言葉は関係ない

スマホはないからどこかでインスタカメラで何とかしようと考えた

 

 

「そうだなー…」

 

「あの海鮮料理店なんかどうだ?それともラーメン屋も捨てがたい」

 

相変わらずどこにするのか悩んでいた

どこへ行ったって同じ…どうでもいいことなのに…

 

 

「そうだ!あそこのクラブがいいな」

 

私は驚いた…そこは結子が入ったクラブだった

 

「クラブはいいぞぉーなんせ楽しいからなー」

 

私はうろたえながら断る理由を必死に考えた

ここで入ってしまうと私の計画がばれてしまう

 

「私制服姿だけど大丈夫なの?」

 

彼は何ともないように答えた

 

 

「大丈夫だ、たぶんな」

 

 

私の腕を掴み無理やり引っ張ってクラブ前まで連れられた。

私は嫌だったけど掴まれる力が強く振り解けなかった

まるで私に断る事を許さないかのごとく強く掴んでいた…

どうすればいいのか考えているうちにクラブの前に来てしまった

 

「すまない突然だか二人いいかな?」

 

ライバックはクラブの前にいる金髪の男性に話しかけた

 

「いいですけど…」

 

その男性は視線を私に向けた

 

 

「社会見学だよ、何事も早くに経験したほうが大人になった時役立つだろ」

 

ライバックらしい意見だ…

 

 

「んーー…そうですね…いいですよね」

 

 

前向き意見だけど…何だろ?どこか悲しげな目で私を見ている

 

 

「いいと思うわよ…それに保護者もいるわ」

 

女性の店員さんだと思うけど

その人も寂しげな感じで私を見ていた

 

「そうだな、それじゃどうぞ」

 

 

 

そう言われて私たちは店内へ入った

店内はそこそこお客さんがいてもちろん結子もその中にいた

私たちは結子から近くの場所に座った

だから結子の会話が聞こえる

結子にバレるんじゃないかとヒヤヒヤしたが結子は男性のクラブの人との会話に夢中で気づいてなかった

ライバックはジンロックを頼み私はオレンジジュースにした

 

 

 

 

「結子ちゃん飲んでる!」

 

顔を赤くしながら結子に絡む男性

 

「ケンさんもう酔っ払っている!」

 

 

「結子は18歳なんで飲めまセーン」

 

結子は結子で十分に楽しんでいた

 

「でも勉強せんでええのー」

 

 

 

「…いいのよ家だと息が詰まりそう、学校だって…」

 

途端に結子は少し顔を曇らせならが話した

 

「…そうかまだ続いてんだな」

 

聞いた相手もしんみりと答えた

 

「…」

 

「彩菜」

 

ジーと結子を見ている私に

ライバックは突然話しかけた

 

 

「あいつと何があったんだ?」

 

 

「……」

 

本来なら話したくもなかった…

でも結子を見ているとあの時の憎しみが蘇ってしまってつい吐き捨てるように言ってしまった…

 

 

「夏休み直前に相談したの」

 

「それで夜公園で話し合う事にしたの…でも来なくって…」

 

「次の日に相談したけど家や塾で大変とかで怒られて…そして絶交した」

 

 

私はおしぼりを力の限り握りしめた。憎しみを込めて握りしめた!

 

「そうか…」

 

ライバックは黙って聞いてそしてジンロックをゴクッと一口飲んだ

 

 

 

 

「なぁあの子は?見たところ未成年だけど何かあったのかな?」

 

 

ライバックは私達と同席の女性のクラブの人に結子について聞いた

 

「あの子ね…」

 

そう言って目を伏せる彼女

 

「その前に1つ聞いていいかしら?」

 

「あぁ、いいぞ」

 

 

 

「あなたじゃなくて彼女よ」

 

「え!私…」

 

また突然振られてうろたえしまった

でも彼女は気にすることなく聞いた

表情は寂しさ悲しさのこもった笑顔だった

 

 

 

「あなた彩菜ちゃんて言うのね…」

 

 

 

 

「…はい」

 

「さっきの話聞いてて思ったんだけどね…」

 

「もしかしてあなた藤沢彩菜ちゃん?」

 

 

「どうして私の名前を!」

 

驚いた だって彩菜だけで上の名前まで分かってしまうなんて…

どうして…

 

 

「やっぱり…そうだったんだね…」

 

当たったのに喜ぶ様子もなくただ少し俯いた

表情は相変わらずの悲しさのこもった笑顔だった…

 

 

 

 

 

「なぁあの子はどうして来ているんだ?」

 

 

ライバックは改めて彼女に聞いた

 

 

「…居場所を求めてきているわ」

 

 

 

 

まぁそれはそうよね、あの親だから…と呑気に考えていたら彼女は私の予想外のことを話した…

 

「でもそれよりも相談に来ていると言ったほうが正しいわね」

 

 

「え!」

 

驚くと同時に結子の方からまた会話が始まった

結子はひどく悲しげに話した

 

 

 

 

「いじめはエスカレートしている…彩菜に辛く当たっちゃたせいなのに…それなのに私は何もしていない……何やってるだろ…私…」

 

 

 

「謝ったの?」

 

クラブの男性が声を低く優しげに聞く

 

「その…怖くって…私なんかよりもはるかに苦しんでいるのに…私のせいで更に状況が悪くなっているのに…」

 

「そりゃアカン!すぐに謝らなんと!」

 

お酒飲んで顔が真っ赤のけんさんが強く言った

 

 

「学生時代の友達は一生モンや!今のままじゃ後悔するでー」

 

 

 

「後悔…」

 

結子は呟くようにポツリと言った

 

 

「そ!早く謝らないと手遅れになってまうで!」

 

 

けんさんは相変わらず強く言った

 

 

「…でも許してくれるかな…元に戻れるかな…」

 

 

寂しそうにうつむいて話す結子に他のクラブの人達が話しかけた

 

 

「大丈夫やって!友達なんやろ?」

 

 

「そーそーその子も待ってるよ結子ちゃんと仲良くなる事」

 

 

「また勇気だして言ってみよう」

 

 

「何かあったらまた相談乗るよ」

 

結子は少し明るくなりそして立ち上がった

 

 

「みんなありがとう、私勇気だしてまた頑張るよ」

 

 

 

「こんなこと相談できるのみんなだけよ、また来るね」

 

 

そう言ってその場を去る結子

どうやら時間みたいね

クラブのみんなが結子に声をかけた

 

 

 

「おー結子ちゃんなら大歓迎やわ」

 

「今度こそちゃんと謝るんだよー」

 

 

 

 

パッタン

 

 

夜道

 

 

 

 

「恵美…」

 

恵美のメールだ

猫の写真のついたメールだ

 

 

「友達…か…」

 

 

「明日…今度こそ彩菜に…」

 

 

クラブ内

 

 

どうゆうこと…

結子は私の事見捨てたんじゃ…

それに結子はあの事忘れる事なくどうすればいいのか悩んでいた…

それなのに…私は…でも…でも…

 

私の頭の中は色んな感情がぐるぐる回っていた

 

「ちょっといい!」

 

そう言うと同席の女性の店員さんが

私の腕を掴むとさっき結子がいた所に連れられた

 

「その子どうしたの?」

 

クラブの人に引っ張られて突然の私の登場に

けんさんや他のクラブの人も不思議がっていた

 

 

「この子結子ちゃんが言っていた藤沢彩菜ちゃんなの!」

 

女性のクラブの人がそう言うとみんなとても驚いていた

 

「まじか!」

 

 

「あ…あの…」

 

私はどうすればいいのか分からずその場を立ち尽くしていた

 

そしてけんさんが真剣な表情で私を見て言った

さっきまでの酔っ払いのような雰囲気は微塵も感じなかった

 

 

「彩菜ちゃん…結子ちゃんがやった事は良くない事だけど結子ちゃんもどうせばいいのか悩んで苦しんでいる」

 

 

「許せない気持ちもあるかもしれないけど…それでも許してあげてほしい」

 

 

「この通り!」

 

 

そう言うとみんな頭を下げていた

 

 

「どうしてそこまで…」

 

この状況に私はついていけなかった…

だって大人は赤の他人なんてどうでもいいと

さっきの女性のクラブの人が話し始めた

 

「この商売すると顔を見ただけで大体の悩みの深刻さや気持ちが分かるの」

 

 

「本当はね未成年は入れないけれどあの子やあなたを見ているとそのままほっておけなくて」

 

 

 

「私も…どうして…」

 

 

 

 

 

「だって二人とも凄く深刻に悩んで苦しんでいる顔しているわ」

 

 

 

「彩菜ちゃん…今こんな状況だから大人を信じてもらえないかもしれないけど」

 

「せめて彩菜ちゃんの友達は信じてあげて!」

 

女性のクラブの人の想いがどれ程のものなのか痛いほど強く伝わった

 

 

そしてライバックがおもむろに話した

 

「なるほど…ここのクラブは実にいいところだ」

 

 

「君達ののような大人がいるなら日本もまだまだ捨てたもんじゃないな」

 

 

ライバックは彼らのことを褒めるけど対照的に彼らの表情は暗い…

 

「いえいえ、こんな事になったのは私たち大人にも原因があります…せめて手助けになればと…」

 

 

「と言ってもこんな所で働いているのに何言ってるんだか」

 

私の知っている大人や教師は無責任で見て見ぬ振りだけどこの人達は自分達の大人の責任として真剣に悩んでそしてアドバイスをしている

 

この言葉に私の心のから感じた想いをそのままぶつけた

 

「そんな事ありません!」

 

私の言葉にクラブの人達はびっくりしてたけど関係ない…みんなの視線を気にせず私は話し続けた

 

 

「私…大人は自分の都合ばかりで悪い事には蓋するもんだと思ってました」

 

 

「でも違った、ここの皆さんは親身に聞いて自分の事のように考えてくれた」

 

 

「結子の事ありがとうございます」

 

 

私は頭を下げて上げるとクラブの女性の人は優しいにこやかな笑顔で私を見つめ言った

 

 

「…やっぱり結子ちゃんの言った通りだ」

 

 

 

「え?」

 

 

「結子ちゃんいつも言っていたよ…彩菜ちゃんは心優しいいい子だって」

 

結子がそこまで私を想ってくれてたなんて…

 

 

 

「結子ちゃんを頼む…結子ちゃんを救えるのは俺たちじゃなく友達である君だけだからね」

 

優しくも力強く話しかけクラブみんなの想いを私に託してくれた

そんな想いに応えるために言える言葉は1つだけだ

 

 

「はい!」

 

私は力強く答えた

するとクラブのみんなの間に穏やかな雰囲気が流れていた

 

 

 

 

 

私達はクラブを後にした

帰り際クラブの人達から心強い声援を送られた

 

 

「彩菜ちゃーんファイトだよー」

 

 

「結子ちゃんの事頼んだよー」

 

「私たちがついているわよー」

 

「何かあったら俺に抱きついてこーい」

 

 

 

「けんさんやっぱり酔っ払いすぎですよー…」

 

 

「うるさい!」

 

 

 

歩く途中で

ライバックはポケットからスマホを取り出し、私に渡した

そう言えばライバックが持っていたんだっけ…

 

「そのスマホどうする?」

 

ライバックが何気に聞いてきた

 

 

「あげる」

 

そう言ってライバックに返した

 

 

「いいのか?データ何とかなるかもしれないぞ?」

 

もし復元できれば復讐することが出来る

結子のした事は許せない…でも…さっきの話…どうしよう……どうしよう……

 

 

 

 

 

 

 

なんてね…もう決まり切った事だ

 

「私には必要ないわ、お父さんに頼んで新しいスマホにするわ」

 

 

そう聞くとライバックは嬉しそうに言った

 

「そうか!それじゃ俺は責任を負わなくてすむな」

 

 

「払ってくれないつもりだったの?」

 

 

「おじさんは安月給だからなーお財布状況が厳しいんだよ」

 

 

それならなんでクラブなんかに…いやライバックは私をここに連れて来るつもりだったんだろう

真相を伝えるために…

 

 

 

「じゃ私の頼みを聞いてもらってもいいかしら?」

 

 

「彩菜の頼みなら断れないなー何だ?」

 

「結子に謝りたいけど…」

 

 

「そのー…怖くって…復讐しようとしてたなんて…どうすればいいのか?」

 

カタカタと体が震えた…

 

 

 

「さっきのクラブの人の素晴らしいスピーチとエールを聞いてなかったのか?」

 

 

「聞いていたけど…でも…怖い…だって復讐しようとしてたなんてどう言えばいいのか…」

 

いざ私が結子にしようとしたことと向き合うと

怖い…怖い…もし言ったらそれこそ絶交…もしくはいじめなのかな……

想像しただけでも悪い方へ考えが行く…

 

 

 

「仕方ない…安心しろ、俺がついてやる」

 

ライバックが…もしかして脅してやるんじゃ

ハッとライバックの顔を見た

驚いたことが伝わったのか

ライバックは弁解した

 

 

「安心しろ、俺は見た目はいかつく見えるが女性には紳士で優しい男だ」

 

 

そうは言っても…

 

「でもこの前は…」

 

 

女性である夏目と古賀を脅してたけど…

 

 

「そうだっけなーまぁー例外はよくある。俺の事少しは信用しろよ」

 

あんなの見たら信用出来ないけど…

ライバックは真剣な表情をして私を見据えて話してくれた

普段はケロリとした事が多いライバックだけど真剣な表情の時は珍しいだから余計に迫力がある

 

「結子が勇気を出して頑張ろうとしている、彩菜…君も勇気を出だして頑張る時だ」

 

 

そうだ…結子はあの時から悩んで何とかしようとしている…

だったら私も頑張らないと

とにかく明日謝ろう!

許してくれるかわからないけど…でも謝ろう!

それが私がやらなきゃならない事だから!

 

 

「ライバック…」

 

 

「なんだ?」

 

 

「ありがとう…」

 

私は照れながら言うとライバックは嬉しそうに笑った

そして肩をトントンと叩いてくれた

なんだかとても懐かしくひどく心地良かった…

 

 

 

結子邸

 

 

「ただいま」

 

そう言うと父親からバッシンと頬を叩かれた

 

 

「結子お前塾に行ってたんじゃないのか!!!」

 

 

「え…そんな…」

 

そんな分かるわけないのに…

 

 

「塾の先生から連絡があったのよ!!!お休みが少し多いと連絡があったのよ!!!」

 

 

「あっ…あっ……」

 

しまった……

 

 

「外にでるから結子が汚れるのよ、外にさえ出さなければ!!!」

 

 

「いやーーー!!!」

 

 

この時の私は分からなかった…今結子が大変な目に遭っていることに…

 

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