リアル世界が忙しくなかなか書けませんでした
つたない文ですが楽しんで頂けたらと思います
あのクラブの事から翌日謝ろうと学校で待った…けど結子は来なかった…
一様電話番号は知っていたから久々に勇気を出してかけてみたけど…
出なかった…
「もう4日も休んでいるね…恵美何か聞いてない?」
「メールも電話もダメ…家に行っても誰もでない」
「先生に聞いても家の事情としか教えてくれない…」
「私どうしたら…」
2人の会話を横で聞いた。
突然来ない結子のことは気になるけど…仕方ない
目の前の復讐だけを考える…ただそれだけ
そう、今日重要なのは時間割
1・2時間目 美術
みんなが絵を描く為に道具を取り出す
「絵の具がない」
渋谷真央が言うと
「藤沢が盗んだじゃねーの」
峰嶋が突然根も葉もないことを言い出す
「デタラメなこと言わないでよ」
私が強く否定しても結局はある所に行き着く…
「彩菜教室に戻って絵の具取ってきて…早く!」
真央が強く吐きすてるように言った
「ヘッザマーミロ」
峰嶋貴志
あることないこと人の悪口を吹いて回るのが趣味
そのせいで男子女子に煙たがられている
私の悪口を散々言い触らしてきた
教室
私は急いで教室に戻った…
「……」
周りには人がいない…
この下剤を峰嶋の水筒に入れれるだけ…
チャプリ
ニヤリ
これを入れるだけであいつは……
チックリ
「ウッ!!!」
まただ…胸が…心がチクッと痛み出した!!!
「クッ!!!」
ガシャン
私は苛立ちながらそのビンを思っ切り床に叩きつけた!
ビンは粉々になり中身の液体が床に広がった
時間割が重要…のはずだったのに…
私はその絶好のチャンスをみすみす逃した!
やろうとはした
だから絵の具を盗んでやったけど…
でも結局できなかった…
2日前もそうだった
ガサガサ
誰もいない教室に机の中を漁っている物陰があった
カシャ
その音にビクッと振り返る
「あら続けていいのよ」
「ここんところの盗難騒ぎが全部あんたの仕業だって知ってるもん」
吉永翔太
大人しい彼が盗難騒ぎの犯人だ…
彼は驚愕の表情でダラダラと冷や汗をかきながら私を見ていた
「女子のポーチやストラップも盗って…苦労を共にしている妹さんにでもあげるの?」
「ど…どうしてそんなことまで!」
さらに驚く吉永
さてここで脅して協力をしてもらう…
「あの…藤沢さん?どうしたの?暗い顔して…」
はずだったのに…
「こんなことしても妹さんは喜ばない…」
こいつも私を見て見ぬ振りをした!だから復讐すると誓った! でも……
「これ私の使っていた人形」
私は教室前の廊下に置いた人形の入った紙袋を持ってきた
「あげる…後金銭で困っているなら私の出来る限りで協力するわ」
「だからもう盗むのは止めなさい。妹さんの為にはならない」
「ど…どうしてここまで…」
吉永は困惑した表情で私に聞いた…
本当は私自身が困惑しているのだが…
「どうしてそこまでするんだろうね?…」
私自身がわからない…
復讐する相手にわざわざこんな事をするなんて…
「ただ放っておけなかったかな…」
「放っておけなかった?」
「だってこのことがバレればきっと妹さんが深く悲しむ…だからかな?」
もっともらしい理由としてはこれだと思った
でも憎い相手に復讐しないでわざわざ手助けをしてしまう私…なんで私はこんな事をしてしまうのか?突き動かす理由が分からない…
頭では復讐してやりたいと考えている…けど…
復讐しようにもチックリと心に痛みがはしる
そして妹さん達の悲しむ顔が思い浮かんだ…
気付けば私は人形を探して袋に入れていた
本来なら相手の苦しみや悲しみなんて気にすることもなかったのに…復讐が最優先なのに…どうしたんだろう…
「あ・・ありがとう!…ありがとう!!!」
立っていた吉永は膝をゆっくりついて袋を顔につけて
泣きながら頭を下げた
俗に言う男泣きかしら…
始めて見たけどよく見ると顔はくしゃくしゃで情けない顔でそう長く見てられないけど…
晴れやかな気持ちになった
結局私はそのまま絵の具を持って行き真央に渡して
授業は何も滞りなく終わった…
そして放課後はモヤモヤした気持ちの中私は校舎を出る
「彩菜!」
ライバックに電話来るなと言うけど2人のピンチにまた電話助けてもらう
菅原千鶴と三輪楓
「アンタさぁ最近冷たくない?」
「ちょっと付き合ってくんない?」
そう言われると人気の無い場所へ無理矢理連れて行かれ
バックの中身を荒され私は傷だらけになった
「だからおとなしく出せって言ってんの!!」
苛立った三輪は座り込んだ私に足で私の手を踏みつけた
痛い…痛い…でも誰も助けに来ないし私も助けを求めない
どうせ来ないから…
「お金持ってねぇーのかよコイツ!ほっといて早く行こう楓」
お金はあいにく吉永に渡したからスッカラカンだ…
吉永に渡して良かった…
彼女達に無駄に使われるより断然マシだ…
「ふん……まぁいいか」
「今度はたくさん持ってこいよ、痛い目遭いたくなければな」
いつも2人で連んでいる不良少女
日常的に弱いクラスメイトを狙ってカツアゲをしていた
私へのいじめが始まるとそれに便乗し断れば暴力はエスカレートした
昔の私は耐えることしかできなかった
泣いて怯えて諦める……無力な私
だけど今の私は……
カラオケ店
「千鶴 歌うますぎ!」
「大げさだなぁ楓は」
「アタシ マジ千鶴には運命感じてんの」
「二股かけられた同士なのに気が合って2人で男ボコったっけ懐かしいね」
「彼氏ほしー♡とか言っていたころの自分バカみたい」
「今は千鶴がいればそれでいいしィー」
「ハハ…」
「でさぁ次のオヤジ狩りの話だけどさ」
「えっ?ああ、うん」
「今回はすごいよ!7万出すって叩けばもっと払うっしょ!」
「ねェ…そろそろやめとかない?ホラ…クラスでも一度バレかけたじゃんか」
「名前変えたから大丈夫だって」
「男なんて汚くてバカばっかし、いつも通りに巻き上げてやろーよ!」
「送信…っと♡」
翌日
「ハァー」
私はため息をついた…
いつも通りにホテル入る前に写メで撮って絞るだけ絞る…
楓のやんちゃに付き合うのも正直辛い…
一歩間違えば犯罪になるから…
あっ!お目当の人が来た
40代の服装も顔付きもいかにもこんな事が好きそうなおじさんって感じだった
…決めた!もう今回きりにする!
思えばこれが私達の運命の分かれ道だったと思う…
まさかこの後想像絶する恐怖に味わうなんて…
この時の私達は知る由もなかった…
何も知らない私達はいつも通りにホテル入る前に写メで撮って脅していた
「あんたの写真撮ってあるのよ、どうしよっかなー」
楓が言い出し私も続ける
「どうする〜このままネットでバラしちゃう?」
「そ・それは…」
男性は酷く怯えて答えた
「じゃあ口止め料で10万ってどうかな〜」
正直私もこの金額に驚いた
楓は強気で絞るつもりだ
「10万!!!」
男性は驚いていた
まあそうよね、10万だもんね。私でも驚いたわよ
「それくらい安いもんでしょ?」
楓はニコリと笑いながら男性に聞いた
「と・とりあえず喫茶店で話し合おう」
男性はとにかく交渉すべくなのか喫茶店に行く事を勧めた
「どうする〜?」
私は余裕の感じで楓に聞いた
さっきの金額には驚いたけど驚いたり弱気に見えるのは脅すに置いてマイナスに働くから表情にはそう言うのは出さないように努めている
一様その道のプロだからね
「そうよねー話し合いは大事だよねー」
「もちろんそっちが奢ってくれるわよね」
相変わらず楓は強気だ
喫茶店のお代まで払わせるなんて…
もちろん私も行くけどね
そう言って少し離れた喫茶店へ歩く
繁華街
ドス
「どこ見ている!」
「す・すみません…」
私は訳も分からないまま歩いていた…
さっきは考え過ぎて相手が来るのに回避する事なくぶつかってしまった
最近自分自身がよくわからない…
復讐に誓ったあの時の私なら何も躊躇なくメールを使って援助交際に見せ破滅へ追いやっている
…でも今の私は昔と変わらない耐える事しか出来ない泣いて怯えて諦める……やり返すことも出来ない無力な私…
プルルルルー
プルルルルー
電話だ…相手は…あのコックだ…
ピッ
「よう、彩菜元気かなー?」
「……」
「今仕事が終わって1人病院で試作料理に没頭中だ」
そうだ…ライバックに会ってからおかしくなったんだ…
この人さえ会わなければ…
こんなに悩まなくても済んだのに…
私の中でライバックへの怒りがふつふつと湧いてきた
「そうだ!まかないに豆腐あんかけを作ったんだ。食べに来いよ、歓迎するぞ」
彼のふざけた言葉についに私は感情を爆発させる事になった
「……ほっといて」
「なんだって?」
「もうほっといて!!!もう私に電話をあんいにかけないで!!!」
「どうした彩菜?やけに機嫌が悪いな?もしかしてあんいにかけないであんかけを掛けているのか?無理やりすぎるぞ」
こんな時でも彼は平気で冗談を言う、だからなおさら私の心は炎に油をたっぷり注ぐ形になった
「あなたのせいで私は!!!…もう訳がわからない!!!」
叫んで電話を切った。
周りの人は何事かとジロジロ見ているが関係ない…どうせしばらくすれば何事も無かったかのように通り過ぎる
私はまた歩く…当てもなくモヤモヤしながら歩く…
喫茶店
「で!どうすんのよ、責任とってよね」
楓が強気で攻めて私がうまく逃げ道を用意する
もちろんかなり苦しい逃げ道だけどね
「でも…」
「でもじゃねぁよ!」
はたから見て弱り切ったおじさんをいたぶるのは楽しいなーなんて呑気に考えていた
「よう!待たせたな!」
後ろから声がした
誰かと思い振り返ると
集団で4人の男性達がいた
30代の男性が3人に20代の男性が1人で服装はいたって普通の私服って感じだ
そしてどんどん私達の方へ近づいていった
「お前ら遅すぎだぞ、こんな奴らに下手な芝居しなきゃいけないから疲れたぜ」
「!!!」
さっきまでは弱々しい感じだったのに!
今はなんか余裕があり私達を見下した目をしている!
それになんか威圧感が強く感じる!
楓は気付いていない様子で向かいの男性を睨んでいた
そして男達は私達の席に着いた
「こいつらがそうなのか?」
「あぁ、ここ最近俺たちのシマを荒らしているガキ共だ」
シマを荒らす この言葉で私は知ってしまった…
彼らがどういう存在なのか…
私は恐怖と絶望で震えた
「テメェらふざけんじゃえねぞ!こっちにはな写真があるんだぞ」
楓は相変わらずの強気で押し通すが…
5人は大笑いした
「だから?」
この反応に楓はえ?って顔をした
でも強気で押し通した
「だからこれであんた達はおしまいだって言っているのよ!」
「ねぇーちづ…る?」
楓はようやく私の異変に気付いてくれた…
震える私に楓は酷く戸惑った
「ど・どうしたの千鶴?」
声を低くして私に聞く楓
私は怖くて怖くて震える訳を言わずに肩を抱き寄せた
「全然怖くないぜ!なんなら公開しな、ただお前達はそれ以上を味わうぜ…」
さすがの楓もおかしいと感じたみたい…脅しているのにビクともしないなんて…
と言わんばかりの表情をした
「あんた達は一体…」
楓は慎重に言葉を選ぶように聞いた
向かいの男が服の腕を少し捲った
すると蛇の入れ墨の一部が見えた
「ヒッ!」
楓は思わず悲鳴をあげてしまった
「その道の人間…所属は大きい大きい所さ」
みるみる血の気がなくなりガクガク震えだした楓…
分かってしまった…
今私達はとんでもない人達を敵に回してしまったことに…
「お前らのせいでここらの商売は踏んだり蹴ったりだ…」
「何でか分かるか?お前らが脅迫して金を巻き上げてるからだ!!!」
「客は怖がってお金を落としてくれない…どうしてくれるんだ…」
向かいの男は怒りを露わにしながらも抑揚をつけ私達に言葉の暴力を思う存分に殴りつけた
私達はただ耐えるしか出来なかった…
「でも俺たちは優しいからなーお互い話し合ってどうケジメをつけるか決めようぜ」
ケ…ケジメ!!!どうなるの!!!どうなるの!!!
「あぁ、安心しろここのお代はおごるぜ」
私もおそらく楓もその言葉は頭に入る事は無かったと思う…
今私達の頭の中は恐怖と絶望で埋め尽くされているからだ…
繁華街
当てもなくフラフラ歩いていると偶然にも三輪と菅原が見えた…何だか顔色が酷く悪いし怯えている?
ん?……2人の周りにはガラの悪そうな人達が…
…そう言えばネットで調べたけどエンコンにはその手の人達がいるって書いてあったけど…
私はすぐに状況に気付いた!
そして思わず笑いそうになった!
だって私が何もしなくてもこいつらはこのまま滅んで行く!
なんて愉快なの♪
楽しい♪楽しい♪
このままコイツらはホテルに入って脅されるのよ!私にした様に!いい気味だわ!
それから!……それから………私と…同じ様に……同じ……様に…………
ズキ ズキっ ズキッ ズキッ
ズキッ ズキッ ズキッ ズキッ
ズキッ ズキッ ズキッ ズキッ
ズキッ ズキッ ズキッ ズキッ
ズキッ ズキッ ズキッ ズキッ
ズキッ ズキッ ズキッ ズキッ
ホテル
「ホラ!とっとと入れ!」
連れて来られたのはさっき私達が入る前に写メで撮ったホテルだ
「さっきはここの手前で俺に恥をかかせたんだ…今度はここで俺たちに奉仕するんだな」
「わざわざここにするなんて、考えたなー」
彼らの会話からこれから行われるであろう事に恐怖を感じた
楓は恐怖の余りついに泣き出し泣きじゃくりながら私に謝った
「ごめんね千鶴!!あの時ちゃんと千鶴の話し聞いていれば良かった!」
「いいのよ楓…あんたのせいじゃないよ…私が早くはっきりと言えば良かったのよ…」
いくら後悔しても過去には戻れない…
楽しかった普通の生活に戻れない…2人とももうおしまいか…
そう思うと涙が止まらなかった
「今更反省しても遅いけどな」
「散々荒らしたんだ…たっぷり稼いでもらわないとな」
私達を横に男性達は無情な言葉をかける
ピンポーン
突然の呼び鈴に私達 男性達も反応した
「ん?誰だ?行ってこい!」
30代の男性は20代の男性に声をかけた
「何で俺が…」
20代の男性は露骨に嫌な顔をした
「この中じゃ一番下っ端だろ、いいから行けって!」
30代の男性に言われて
突然のチャイムに仕方なく下っ端らしいのがドアを開けた
「こんばんは」
そこには黒服で髪は後ろに縛っているかわった髪形のガタいのいい外国人だった
「あぁ」
男性は気のない返事をした
「ルームサービスだ」
「何も頼んでないぞ、マヌケめ」
そう言ってドアを閉めて
20代の男性は中に入っていった
「誰だった?」
40代の男性が聞く
「ルームサービスだとさ」
「教育のなってねーホテルだな、後で少しやるか?」
男の1人が冗談じみた事を言い
「いいなぁーそれ!」
1人が返事してみんなが笑い合っていた
「こんばんは」
「な!いつの間に!!」
え?さっきドアは閉めたはずなのに…
なぜかサービスマンは部屋の中にいた
「ルームサービスだ」
「何も頼んでねぞ!!!」
男性の1人が声を荒げて聞く
「しつこいサービスが売りなんだ」
サービスマンは何ともないように答えた
「どんなサービスだぁ」
1人が見下した目で言う
「そうだなぁー例えば…お客さん肩こってるじゃないか?」
「だからなんだ!」
「俺が揉みほぐしてやろうと思ってな、特別無料サービスだ」
下っ端らしい人物がサービスマンの胸ぐらを掴みドスの効いた声で言った
「引っ込んでいな…洒落たこと言ってんじゃねぇーよ」
そう怖い表情で言うとサービスマンは胸ぐらを掴んでいる手を片手で掴み
「胸ぐらを掴むなんて酷く神経が興奮しているな…俺のマッサージでリラックスさせないとな」
と言うと
「んだぁと!おま」
全てを言い終わる前に
サービスマンはその掴んだ手をひねりあげる
、男の後ろに素早く回り込み左手で肩を掴み右手で男の右腕をガッシリと組み思っ切り後ろへ引き寄せた
すると男の右腕はボキッと音がなり明らかにありえない曲がり方をしていた
「あああぁぁーーーー!!!」
悲鳴を上げてのたうち回る男性にサービスマンは涼しい顔で言った
「どうだ?タコのように柔らかくなっただろう」
「お前何者だ!」
40代の男性は声を荒げて聞いた
「物分かりの悪いお客さんだ、ルームサービスだよ。肩の揉みほぐしのついでにここの清掃も無料でやろうと思ってね」
「清掃だと?」
「お客さんからのクレームでな、この部屋にゴミ共がウヨウヨしているから空気が汚れるだそうだ」
「役立たずのゴミ共は即刻処分だな」
「やろう!このままで済むと思うなよ…」
40代の男性が凄みをきかせて言う
「はぁー早速だが清掃に取り掛かるとするか…なんせたちの悪いゴミ共だからな」
やっぱりこのサービスマンは涼しい表情で答えた
「この野郎!!!」
サービスマンに果物ナイフを持って振りかぶって突っ込む男
サービスマンはそのまま前へ蹴り上げて男は蹴りで後ろに吹っ飛ばされて木製の棚に激突
もう一度果物ナイフで突っ込む
しかしナイフを持つ手を下にひねってそのまま押し出し
また棚に激突した
「くらえ!!!」
スタンガンを取り出しサービスマンに当て電流を流す!!!
「電気マッサージがお望みかな?」
…がケロリと答え
サービスマンは相手のスタンガンを持ち相手に向けて押し付けた
「あががあがあがが!!!」
相手はあっさりと気絶した
これで残りは2人だ
「てめえ勝った気でいるなよ、今に後悔するぞ…」
40代の男性は睨みながらそう答えた
そう言えばさっき電話していたけど…
そうふっと思った後に部屋のドアのぶがガチャガチャして少し静かになった後
ビシッ!ビシッ!!ドカーーン!!!
木製のドアはたちまち力ずくで開けようとしてヒビが入って壊れてしまい
ライバックより一回り大きく太っているスキンヘッドの男性が現れ
「待たせたな」
そう言った
そうか!仲間を控えていたんだ!
見るからに強そうな相手!!!
でもサービスマンはなんとも思ってないみたい…なんで…
「ブッチャーやっちまえ!!!」
40代の男はそう勝気で叫んだ
そして
「おや、こんなにぶよぶよ太って不健康なやつだな、俺のヘルシー料理を食べさせてあげたいよ」
サービスマンはそう言うとブッチャーは
へっ と笑いながら強気で答えた
「俺の心配よりも自分の心配をしたらどうだカスめ!お前をボキボキにへし折って二度と歩けないようにしてやるぜ!」
サービスマンは黙ってその男を見据えていた
「テメェは相当のアホだな!カッコつけ野郎が!利口ならとっくに逃げ出しているぜ!」
「もう遅い!このいかつい粗大ゴミをスクラップだ」
「ブッチャーならお前なんかひとひねりだ」
ブッチャー 30代の男 40代の男の順に話す
聞いただけでも身の毛のよだつ思いがするセリフの数々
でもサービスマンはなんとも思ってない
「そうか?おつむがないおデブなだけじゃないのか?誇大広告とはこの事を言うんだな、勉強になる」
皮肉を込めて言うと
「口先言ってないでかかって来いよ」
ブッチャーはサービスマンを挑発した
サービスマンが腹を殴り蹴りかかるけど
「そんなピヨピヨパンチじゃ効かないなぁー」
余裕な表情を見せるブッチャー
焦るかと思っていたけどサービスマンは余裕な感じだった
「そうか?それじゃ、これはどうかな?」
股間を蹴り上げ
前傾になる姿勢で股間に手を当てるブッチャー
その隙に前に出した頭を膝蹴りを叩き込んだ
ブッチャーは後ろへバタンと倒れうめきながらゆっくり立ち上がり
「殺してやる!!!!!」
激昂したブッチャーは勢いよくラリアットをぶちかまそうとした
サービスマンはラリアットをかまそうとした腕を両手で掴みそのまま後ろへ投げ飛ばした
ブッチャーはヨロヨロと手をついて立ち上がるが
その隙にサービスマンは近づきブッチャーは気付いて顔を前に向いた時にサービスマンはブッチャーの顔を蹴り上げ
ブッチャーは後ろへバタンと倒れた
そしてヨロヨロとまた立ち上がり
「おデブちゃんには丁度良い運動になるな」
その言葉に顔を真っ赤にして
「くたばれえぇーーーー!!!!!!」
叫びながらサービスマンを掴みかかろうと腕を前に出すが
その腕を両手で掴み思っ切り下へ引っ張り側にあったガラスの小さなテーブルに激突
ブッチャーは頭から血を流し倒れたっきり起き上がらなかった
カチャリ
「死ねぇー!!!」
サービスマンのこめかみに至近距離で銃を向けられている
バン!!!
銃声がした、やられたかと思った…
普通ならそう思うものだか…
サービスマンは素早く後ろから落ちるように回避して手をついて倒れる反動で蹴りを相手の顔面に叩き込んだ
男は吹き飛びテレビに激突!!!ガシャン!!!とテレビの画面が壊れ破片が辺りに散らばった
サービスマンはすぐに手の反動で元の立った姿に戻った
そしてサービスマンは残り1人を見据えた
「後はこの産業廃棄物だけか」
「この野郎…」
40代のの男性は苦虫を噛んだような表情を見せた
「ゴミの片付けは大変だ、なんせゴミに合わせて分別して仕分けしないといけないからな」
サービスマンはうんざりそうに話した
「それはご苦労だったな、それとさっきの蹴りなかなかだったぜ」
ニヤリと笑い余裕の表情で
そう言うと銃を取り出した
「バカな奴め!銃はな一丁だけじゃないんだぜぇ!!!」
そう言って銃をサービスマンの心臓の方へ向けていたが…
サービスマンは目にまとまらない早さで銃を奪い相手に向けた
「そうだな、それくらい俺にも分かるぞ」
男は青ざめてサービスマンを見ていた
「どうした?さっきの勢いはどうした?かかってこないのか?来いよ?あぁ俺が怖いのか?」
相手は青ざめたまま
「そ…そんな訳ねぇーよ…こ…来いよ…」
と必死の抵抗をした
「そっちが来ないのか?臆病だな」
「な…何…」
「あっ!そうか、この銃があるからいけないのか…そいつは済まない事をした。それじゃほらそこら辺に投げてやるよ」
そう言うと本当に銃を投げ捨てた
一体どうゆう神経しているのかしら!
「どうだかかって来る気になったか?」
この余裕の態度に相手はこれ以上にないほど苦い顔をした
「こっ…このやろ…」
「まだ来ないのか?仕方ないな…ほら膝をついてやる」
そして本当にゆっくりと膝をつき相手を見据えていた
「これでも来ないのか?特別だぞ」
この行動でついに
「クソヤローーー!!!」
相手はこれ以上の屈辱に耐え切れず隠していたナイフを取り出し刺しに来た!
「時間切れだ!!!」
そうサービスマンが言うと向かってくるナイフを持つ手を払い相手の足を掴んで引っ張った。
すると相手はバランスを崩しうつ伏せに倒れその間にサービスマンは足を掴んだまま足の関節を力ずくで捻じ曲げた
ゴッキッ!!!
「ぎゃあああぁぁーーーーーー!!!!!!」
相手は痛さで叫び上げそのままのたうち回った
「やっと片付いた、処理困難物として追加手当が欲しいよ。全く…」
「あ・あの…あんた誰?どうして助けてくれたの?」
楓は言葉を選ぶように慎重に彼に聞いた
「助ける?」
サービスマンは何言ってるんだと言わんばかりの表情と声を出した
「勘違いしちゃあ困るが俺は別にお前達なんか助けるつもりはこれっぽっちもない」
「本来ならお前達が苦しむ様を高みの見物したい所だよ」
「しかし散々お金をふんだくるなんて…ママのお小遣いじゃ足りないのかな?」
彼の言葉に耳を疑った
「そんな!じゃあ何でいるんだよ!!!」
楓はそう言うとはそばにあった枕を取り出して身構えた
武器にもならないのだがそばにはそれなりの物は無く藁をもすがる思いであったのだろう
「頼まれて仕方なく嫌々で来たんだよ、せっかく俺の楽しみの時間がパァーだ」
「誰なの!」
楓が強く言う
するとサービスマンは後ろを向き
「出てきていいぞ」
と言う
すると部屋のトイレから1人出てきた
藤沢彩菜だ!!!
「まさかあんたが出てくるなんてね」
千鶴は苦虫を噛んだような表情を見せた
「何のつもり、恩でも売ろって魂胆なの」
楓は強気で言った
「そう言う訳じゃないけど…」
私はそう答えた
「じゃあ何!笑いに来たわけ!!」
この答えに楓はさらに強気で詰め寄るように聞いた
「そうじゃないよ…」
「何で助けたんだろう…」
私自身が分からない…
こんな奴らなんか地獄に会えばいいのにって本気で思った…
でもそんな時にある想いが湧いてきた…
「ただ…そう言う地獄はよく味わってきたから…だからあなた達には私と同じ目に遭って欲しくなかったかな…」
「え…」
2人は凍りついた顔を見せて血の気が引くのがわかった。
そして2人は俯いて少し時間が経った
そして
「そろそろお前達も大人への一歩を踏み出す時が来たようだな」
ライバックが口を開いた
「ん?ほらほら、ああ、ほら。どうした?文句も何も言わないのか?ほら突っかかって来ないのか?ほら?」
そう言っている間に楓の枕を取り上げると千鶴と楓の頬に軽く右へ左へ枕で叩き最後は上から頭を軽く叩く感じに振り回していた
「………何をすればいいの?」
千鶴は自信なさ気に聞いた
「正直に話すんだ。警察に今日あった事、そして今までやってきたオヤジ狩りのこと全てをだ」
「お前達が助かるにはそれしか方法がないんだよ」
「それにこれは自分達のやった来た罪の清算にもなる」
「決して強制はしない。が、彩菜がなぜ恐喝に暴力に金銭強奪するお前達を助けたのか、そして彩菜自身に何が起きたのかそこんところを踏まえてよく考えるんだな」
ライバックは真剣に彼女たちを見据えて話した
彼女らは少しの間俯いた
そして顔を上げた時瞳には決意が込められていた
「全てお話しします」
「私も話します」
千鶴と楓はそうはっきりと言った
「…よく言った」
ライバックは小さな声でそう答えた
私達はとりあえず部屋から出た
すると
警察のサイレンの音が、どうやら店の人が呼んだみたい
「面倒はごめんだからな、俺たちは裏口から出る事にするよ。ここから先は2人だけで行くんだ」
ライバックがそう言うと千鶴は答えた
「分かりました…」
2人は表口に向かってゆっくり歩き始め
私とライバックはその姿を眺めていた…途中立ち止まり振り返った
「あ…あのー…ありがとうございました」
「ありがとうございました」
千鶴と楓はそう言うとライバックは
「俺なんかよりも先に言わなきゃいけないのがいるだろう」
ライバックは言って
2人はハッとした表情を見せそして
「そのー……彩菜ありがとうね…」
「助けてくれて本当にありがとう…」
悲しい笑顔見せて頭を下げてそう言って彼女たちは歩いて行った
私はその姿をしっかり目に焼き付けるように見続けた
「そろそろ出よう」
そうライバックに言われて裏口から外に出た
ライバックに催促されなければしばらくあそこに立ち尽くしていただろう…
「彩菜今君はどうな気持ちだ?」
ライバックの問いに私は頭を悩ませた…
あれだけ2人を憎んでいたのに
『彩菜ありがとうね…』
『助けてくれてありがとう…』
その言葉を聞いただけで良かったと思ってしまった
頭では復讐したいのに
どうして……
「君は自分の気持ちに向き合っていない」
その言葉に私は困惑を隠せなかった…
「向き合っていないなんて……どうすればいいの?何をすればいいの?私は何をしたいの?私自身がよくわからない…」
私は率直な気持ちをライバックにぶつけた
「俺が教えてやってもいいが…それじゃ君の為にならない」
「自分自身で答えを見つけるんだ、俺からの宿題だ」
そう言って彼は立ち去った…
向き合えいない…自分で答えを見つけるか…
今まで宿題なんて真面目にやろうとしたことは無かった…
普通の人ならまずそうなのだが…
ライバックの宿題に私は頭を悩ませた…
何が答えなんだろうか?
気になるのは他にもある
普通6人でしかも銃などの武器を持っている相手に素手で挑むなんて…しかも余裕に全員蹴散らした…
それでいて私の状態を良く知っているみたいな言い方
ライバックの素振りや行動に戦闘力には驚くばかりだ…何者なんだろう?
そう悩んで歩いて帰宅していた時
偶然にも結子の家の近くを歩いていた
今日こそ言おうかな…
そう思い結子の家へ向かったそして
結子の家の前に人が…
「恵美?」
私は思わず隠れてしまった
誰かと電話してるみたい
「結子に何かした!?電話もつながらないし家に行っても…」
家に行っても駄目だなんて…と呑気に考えていたら
「ふざけないで!!!あんたが彩菜のイジメの黒幕のくせに!!!」
「これ以上はもう見過ごせないから!」
そう言えばライバックが前に言っていたっけ
『お前は敵を見誤っている。戦いをするにあたって本質を見極める事は重要な事だぞ彩菜』
『私に説教しないでライバック!』
あの時は頭にきて聞き流したけど…
冷静になればその言葉には深い意味がある事に気づいたのに…
ライバックも分かっているんだ
このイジメには黒幕がいる…
そしてそれが誰なのかも分かっている…
もしかしたら私を突き飛ばしたのも…
よくわからない…とりあえず明日ライバックに聞いてみようかな…
3人が屋上のフェンスの向こうにいた
「彩菜今までごめんね」
「私達がバカだったよ」
「言葉で謝っても許してくれないよね」
「だから……」
死んで償うから
ジリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリ
「ハァー!!!ハァー!!!ハァー!!!」
ゆ……夢……
震えが止まらなかった…
「おはよう彩菜、どうしたの?今朝は遅かったじゃない」
母が聞き
「お母さん私…具合が悪くて…」
あの悪夢で恐怖に埋め尽くされた…気分が悪い…寒気がする…
「学校に行けそう?」
「成績は並以下スポーツも駄目で秀でた才能もない。せめて学校くらいは毎日通ってもらいたいものだがな」
お父さんがそう言って
「そ、そうよね!お父さん」
美穂ちゃんも体弱いのに頑張っているんだから
美穂は私の親友だった
けれど私が結子と仲違いするとやがて美穂も離れていった
今では真央のグループと親しくしてる
私の家族は私を見てくれない…期待もしてない…私なんかいなくても変わらない存在…
仕方なく私は最悪の状態の中で登校する事にした
でもこれは失敗だった…
歩いて途中で冷や汗をかいた
ひどく気分が悪い……どうしよう…朝食もほとんど手をつけなかった……フラフラしてきた…
「ん?」
私がいつも使う通学路になぜか風呂敷が……しかも四角い箱みたいな何かが包まれている
バックに寄ると手紙も添えられている
宛先は私だ!
開けると紙に文字が書かれていた
無駄にダイエットを続けているな彩菜、フラフラで仕方ないだろう…そんな困ったさんには俺の特製豆腐グラタンを授けよう。
残さずに食べろよ
ケイシー・ライバック
風呂敷を開けると弁当箱だった
中には豆腐のグラタンと熱いあんかけがあった
私は別にダイエットしてる訳でも豆腐が好きなわけでもないのに…
かといって食べないと昨日の男たちみたいに叩きのめされるのはごめんだ
近くの公園に寄って食べる事にした
とても美味しく心にしみる?みたいな味だった
少し元気が出てきた
学校になんとか時間ギリギリに着いた
そしてホームルームで
「実は昨夜菅原と三輪の2人がーー」
どうやら2人は私達の事は話さなかったみたい…その代わりに自分達がやった事を全て話したようだ
なぜなら先生が2人のやった事をみんなに話しているからだ
デリカシーのない教師だ
結子は今日も来ていない…どうしたんだろう?
今でも私には味方がいな……いや1人いた
よくわからない得体の知れないコックだけどね…
本当はこの話の次を書きたかったのですが…この話を書かないと自分が考えていたことが狂ってしまうので書きました。マイペースながら頑張って書きたいと思います。