沈黙の復讐教室   作:またねや

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なんとか書き終わりました
スローペースで申し訳ありませんが何卒よろしくお願いします



決意

 

 

自習中に突然真央に

 

「あんたさぁ あの2人にカツアゲされたっしょ?」

 

 

「…来な!」

 

と言われ私は今トイレにいる

もちろん平和的な会話はなく

洗面器に水を張って水責めにあっている

 

「だから…お金は……ない……」

 

 

 

「私たちには払えないの?」

 

 

「あの2人みたいにおやじ狩りでもしたら!?」

 

 

「ハハッそれちょー名案!」

 

「男探しに行くよオメーが金稼ぐまで家にかえさねーから!!」

 

 

私には正直朝のことがあってこいつらに抵抗するほどの元気がない

このまま惰性にやり過ごそうと思った……

あの言葉を聞くまでは…

 

「強欲で姑息な2人みたいに金ガンガン稼いでこいよ!」

 

この言葉に

私の中で理性がプッツンと切れて怒りがガンガンこみ上げた

 

 

 

「なんだよその目は!!!」

 

 

別に自分の事ならただ聞き流した…

でも自分達のやった事を深く反省して 全てを話す決意を決め 別れ際の謝罪に 悲しい笑顔を見せ歩く後ろ姿…2人のことをけなすのは許せなかった!!!

 

気付けば真央を睨みつけていた

 

 

 

「あの……ふたりは…ワルイこと……した」

 

 

「でも……ココロから……はんせい……してる…だから……そんなくち……たたかないで……」ギロリ!!!

 

 

「知った口きいてんじゃね!!!!!!」

 

 

「テメェマジ気にいらねぇわ!!あんたたち手足押さえて!!」

 

真央がさらに責める指示をしてそれを聞いて実行する奴ら…

薄れていく意識の中私は考えた…

まさか私に散々な目に遭わせたふたりの事を真央にけなされてここまで怒るなんて…

 

私ってとんだお人好しね…

 

 

 

 

 

おひとよし?

 

 

 

 

「やめなさい!!!」

 

 

「彩菜を離して……早く!!!」

 

 

恵美?どうして?

 

「ハァ?恵美アンタいきなり出てきて何言って」

 

真央が言う

 

 

カシャ

 

「先生がこれ以上問題を起こすなって聞いてなかった!!!」

 

 

 

「この写真、職員室に持っててもいいのよ!!!」

 

恵美が写真を使って真央たちを脅している

 

「アンタ何様?結子の金魚のフンの分際でさぁ」

 

真央は言う

 

「そっちこそ結子が休んだ途端になに調子に乗ってんの!!まるで子供ね!」

 

 

「なに その結子が彩菜をかばってるみたいな言い方」

 

 

「は?気付いてないの?アンタ本当にバカ!!」

 

「コイツ言わせておけば!!!」

 

 

「やめなよ結衣」

 

真央はあきらめたみたい…

 

 

 

「覚えていろよ…」

 

ただ…脅すことは忘れなかった…

 

「大丈夫彩菜?ホラ使って」

 

 

私にハンカチを貸してくれた

 

「え…み…あり…が……とう…」

 

 

さっきまで水責めだったから息たえたえに言った

 

「さっきの…話し」

 

と言う途中で恵美が先に話した

 

 

「結子……夏休みの前のことずっと後悔してた」

 

 

 

「いろいろあってそれを全部彩菜に当たっちゃったって」

 

本当はさっきの話し知っているよ と言うつもりだったけど

恵美は私がその事知らないと思い結子の事情を説明した

本来ならライバックがいなければ何も事情を知らず動揺していたと思う

 

 

「でも謝らないでいるうちにイジメはひどくなって…その大人の人?にも相談したみたい」

 

クラブのあの人達だ…

 

 

 

「結子本当は謝りたいのにあんな事したから彩菜は許してくれない 怖いとかいつも自分を責めて結局は謝らずにズルズルしちゃった」

 

 

知ってるよ恵美…結子が後悔していることも…謝るにも怖くて謝らずに悩んでいることも…

 

「でもいじめをさせまいとしたよ、彩菜が退院したときは特に」

 

 

確かに退院して以降はいじめは大分マシになった

トラブルの時は結子が割って入ってくれた

 

結子は私の事を前からかばってくれていた

 

 

 

…なのに私は

 

その事でなおさら私が結子にやろうとした事がいかに無知で卑劣だったのか思い知らされた…

 

 

 

ライバックが止めにかかったから結子の復讐は実行できなかったけど

 

 

 

もし…ライバックがいなければ…私は……

 

 

 

 

 

 

「………」

 

私は左手で右腕を掴みそのまま黙ってしまった…

身体が震えているのは分かる…

 

 

 

 

 

「信じ…られるわけ」

 

 

「そ…だよね …何もしなかった私を信じられるわけ……」

 

恵美は私が黙ったのは自分のせいだと感じたみたいで自分を責める言葉を語った

 

本当は違うのに…違うと言えない…怖くて言えない…

そんな自分に心底嫌気がさした

 

 

「私ね…結子がいなくなって一人になって…彩菜もこんな気持ちだったのかって」

 

恵美が泣きながら話す

 

「きっとバチが当たったんだよね…友達を見捨てて…」

 

「友達?」

 

 

この言葉とても懐かしく心に響く

 

 

「こんなのムシがいいってわかっているよ」

 

「でも…それでも…」

 

 

 

 

「ごめんね……」

 

そう言って恵美は私を抱いた

 

普通なら何もしなかったのに今更謝るな!!!って感じになるかもしれないけど

 

 

私は…嬉しかった…

 

 

すごく嬉しかった…とても嬉しかった!

この温もり…暖かく穏やかな懐かしい

この感覚ライバックの時にもあったけかな

 

 

 

 

私は気付けば涙を流し恵美を抱いていた

 

すると恵美はさらに強く抱きしめた

 

恵美の優しさが強く伝わった

 

優しさ……

 

 

そうか…そうなんだ…

 

 

ライバック…ライバックの宿題が解けたよ!

 

 

私は本当の自分に気づいた…

と言うよりもこれが本来の自分なんだろう…

見えるようで見えない霧みたいなモヤモヤした感じがすっきりとした

どんな状況でも私は私なんだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大泣きしちゃったね」

 

 

「彩菜…私さ結子みたいなリーダーシップないし頭もよくないけど」

 

「でも…これからは絶対彩菜を酷い目に遭わせない」

 

 

「だから大丈夫!教室に戻ろう?」

 

慈愛に満ちた表情で私に手を差し出す恵美

そのことでさらに私の罪悪感が助長した

 

 

「え…恵美…わ…わたし…ふたりに…謝らきゃ」

 

言わなきゃ…恵美が必死になって謝ったんだ…

今度は私が謝らないと!!!

 

 

 

「落ち着いてください!!!」

 

突然教師の声が!

 

「滝島さん落ち着いて…授業中ですよ!!!」

 

 

「放しなさい!!!何の権利があって!!!」

 

「滝島って…結子のお母さん!!!」

 

 

恵美がそう言うと結子の母親は恵美を睨みつけて近づいてきた

 

「あなた…思い出した…窪田恵美ね…」

 

 

「結子のクラブ遊びに協力したのあなたね!!!」

 

「え?」

 

 

この言葉に恵美は凍りついて固まった

わたしもこの言葉に凍りついた

なぜ分かったのか

 

「結子が言っていたわ!!!あなたが塾のプリントを手に入れてそれを貰って私たちに塾に行っているようにごまかしたって!!!」

 

 

 

「結子の遊びに協力するなんて!!!あなたが結子をたぶらかしたのね!!!他にたぶらかした連中のこと知っているんじゃない!!!」

 

 

 

「じゃ…じゃあ結子が学校に来ないのは…」

 

恵美の顔から血の気が引くのが見えた

 

 

 

「でもどうして分かったんですか?」

 

私は恐る恐る聞いた

なぜ分かったのか?私が何かしらの原因なのかと思った…

 

「塾の先生から教えてもらったのよ!!!結子が出てきてないってね!!!」

 

「お母さん落ち着いて!!!」

 

そんな…ほんの刹那安堵したが

その後すぐに襲ったのは安堵した事への深い罪悪感と結子の運命を呪った…まさか何もしなくてもこうなるなんて…

 

「なるほどねー正義潔白な結子も結局は汚れていたんだね あの二人みたいに」

 

 

真央がいつの間か立ってそう言った

そして

 

プルルルル

 

プルルルル

 

 

恵美が鳴る携帯を取り出し画面を見て驚きの表情を見せた

 

 

「携帯電話…」

 

 

「それを見せなさい!!!他の協力者も洗いざらい調べるわ!!!」

 

結子の母親の言葉を聞いた途端に

恵美は全力で走り出した

 

 

 

「あっ逃げた!!」

 

 

真央が言った時には随分距離が離れていた

 

 

屋上

 

 

 

「もしもし」

 

私はすがる思いで聞いた

 

「恵美?」

 

 

 

 

「あ…結子…結子なんだね!!」

 

 

「よかった!私…何度も電話して家にも」

 

 

私は想いの胸を結子に伝えた

 

 

「あぁ…ずっと携帯隠して隙を伺っていたのよ…両親が家にいないときを狙ってね」

 

 

「おかげで携帯はどこだ!どこだ!で折檻が酷くて酷くてあなたの名前を出しちゃったのごめんね」

 

 

 

「全然気にしてないよ、また学校に来てよ」

 

「もう無理ね」

 

 

「え?」

 

 

「卒業までは家庭教師、高校は山奥の全寮制女子高に決めたって」

 

「だから最後に話せてよかった」

 

 

「最後?結子待って…最後ってどういう意味?」

 

 

恵美は答えるが…

 

「恵美…彩菜のこと頼んだわよ」

 

 

 

 

ありがとう

 

 

ピッ

 

 

 

プルルルル

 

プルルルル

 

 

 

 

「も…もしも…し?」

 

 

プルルルル

 

プルルルル

 

 

 

 

「結子………」

 

 

そんな…そんな!!!

 

 

「ウソ…でしょう!!返事をして結子!!」

 

プルルルル

 

プルルルル

 

 

「結子おおおおおぉ!!!!!!」

 

 

「あぁ…どう…しよう……助け…なきゃ…」

 

 

「早く!……早くしないと!!!」

 

 

下にはもう教師たちが来ているに違いない

 

 

とにかく上へ!

 

 

私は上へ登りそして

 

見下ろすと配管がある

これを上手く伝っていけば下に降りられる

 

 

 

 

 

「よ…よし、ここから」

 

 

足は震える怖い…だけど勇気を出して降りようとした

足から先に出してそれからパイプに手をかける

 

 

「間に合ってお願い!!!」

 

私は必死に降りようとしたが…

 

 

バキッ!!!

 

「え?」

 

思わず言ってしまった…

 

 

ちょっと降りた所で配管が壊れた

 

スローモーションのようにゆっくりと身体が後ろへ…

体勢が逆さまになり下を見るとコンクリートが…

もう助からない…

彩菜も結子も助けられずに死ぬなんて…

 

 

 

 

 

私って本当にどうしようもないバカだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ!!!

 

 

「え?どうして?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足に強く掴まれた感触が…

上を見ると誰かが掴んでいる!

 

彩菜が腕を出して私を引っ張っていた!!!

 

 

「彩菜!!!」

 

 

 

「待ってて恵美…今助けるから…クッ!…」

 

 

彩菜が苦しい顔をしている

このままじゃ!!!

 

 

「彩菜離して!!!このままじゃあ彩菜まで巻き添えになっちゃうよ!!!」

 

恵美が叫んでそう言うがそんな事聞ける訳がない!!!

 

「構わない!!!友達を見捨てるなんて出来ない!!!必ず…助けるから!」

 

ズルズル

 

身体が引きずられていく…

私の力だけじゃ助けられない!!!

 

「彩菜…お願い…離して」

 

恵美は泣きながら笑って言う

 

 

「クッ!」

 

 

 

 

私はもうこれ以上友達を見捨てるなんてできない!!!

 

 

 

「早く手伝って!!!!!!ライバック!!!!!!」

 

 

「え?」

 

 

「全く世話の焼ける奴らだ」

 

 

そう言うとライバックが近づいて恵美の足を掴み引っ張ってくれて

恵美を救出できた

 

「ハァハァハァハァよかった…」

 

 

私は息たえたえにそう漏らした

 

 

「ありがとう!!!彩菜!!!」

 

 

恵美はそう大声で言って私を抱きしめた

 

 

「気にしないで、友達として当然の事をしただけだよ」

 

 

私は恵美の肩をポンポンと叩いた

 

「彩菜、お前にしては上出来だな」

 

ライバックがそう言うと恵美はライバックに向けて顔を上げた

 

「あのーあなたは?」

 

「俺か?俺は通りすがりの平凡なコックさ」

 

この答えに恵美は狐につままれた顔をしてまた聞いた

 

「コック?どうしてここに?」

 

「普段ここで散歩がてらに害虫ウオッチングしているのさ」

 

 

「害虫ウオッチング?」

 

「あぁ、お前の教室に住み着いている害虫の生態を観察しているのさ」

 

 

「観察って……」

 

恵美は驚きを隠せなかった

まあ私も突然言われたら驚くけどね

 

「そう言えば鍵を閉めたはずなのにどうしてここに?」

 

恵美の疑問に私は答えた

 

「それは」

 

 

 

 

 

 

少し前

 

 

 

私は恵美の行動が気になり彼女を追いかけた

でも運動神経が悪い私は恵美に追いつけず

屋上にドアにたどり着いた時には鍵はもう閉まっていた

 

 

何やら恵美が誰かと話しているみたい…

集中して一言一句聞き逃さないように耳を澄ませ会話を聞いた

 

そして結子の近況を知る事になる

しかも結子は諦め気味で自殺をほのめかすような話だった

 

 

 

 

「まさか…そんな事に…」

 

 

早く開けないと!!!でも鍵がかかって開けられない!!!

 

 

焦る私に体育の教師が二人やってきたそしてドアの前にいる私を押しのけて

 

ドンドン

 

「窪田いるんだろう!」

 

 

「開けなさい!」

 

声をかけながら叩くが開かない

 

 

「藤沢!早く教室に戻れ!!!」

 

苛立ちながら一人の教師が振り返り私に向かって言った

 

今の私は先生の指示を素直に聞くほどできていない

 

「いやです!!!私の大切な友達がいるんです!!!どいてください!!!」

 

私は先生の指示を真っ向から拒否した

こんなに啖呵を切ったのは初めてだ

それを聞いた教師が

結子の母親の来校や恵美の事もあり鬼の形相で

私に詰め寄ってこう吐いた

 

 

「突っ立っているだけのお前に何ができる!!!引っ込んでいろ!!!」

 

相変わらず教師というのは何も出来ないくせに暴言をよく吐く

でも的を射ている…

だって本当に私は何も出来てないから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはどうかな?少なくとも無能なクズどもよりかははるかに頼りになるぞ」

 

 

 

振り返るとライバックがいつの間にか来ていた

 

「ライバック!どうして?」

 

「害虫ウオッチング真っ最中に騒ぎを聞いて来たのさ」

 

 

「あんただ」

 

という前にライバックは左手で教師の左肩を掴み自分側に引き寄せる

すると教師の体の向きが壁と平行になり

ライバックは素早く右手で教師の後頭部をガシッと掴みそのまま壁に思っ切りぶつけさせた

 

「ガッハ!!」

 

教師は頭と顔面をぶつけられてそのまま顔面を壁にもたれながら垂直に倒れた

 

 

異変に気付いたもう一人の教師が振り向くが

ライバックが先に距離を詰めて手刀を教師の首に叩き込み

教師はバタンと倒れた

 

 

「ライバックどうしよう、鍵が掛かっている」

 

普通なら倒れた教師のことを咎めるものだかそれより恵美の方が最優先!!!

 

「ちょっと待っていろ」

 

そう言うと胸から包まれた布を取り出した。

布を開けると細い小さな器具が姿を現した

 

 

 

ライバックはそれを取り出し鍵穴に入れて少しいじって…

 

 

 

カチャリ

 

 

その音を聞いた途端に私はすぐにドアノブに手をかけて勢いよくドアを開けて入り辺りを懸命に見渡した!!!

 

 

 

恵美がいない…

 

 

「せっかちだな、ゆとりを持って行動すべきだぞ彩菜」

 

 

ライバックには申し訳ないけど今はそれどころじゃない

 

恵美はどこに?

 

ギシ

 

上から妙な音がした

まさか…パイプを伝って降りるじゃ!!!

 

私は急いではしごに手をかけて上へ登り

登り切った直後

 

 

バキバキ

 

私は反射的に音のする方へ飛び出しギリギリ恵美の足を掴んだ

思えばトムクルーズ顔負けの行動力だ

 

 

 

現在

 

 

「そ・・そんな事が!」

 

 

恵美は驚きを隠せなかった

まあ普通ならありえない事ばかりだもんね

 

「そんな驚く事ないだろう」

 

 

 

 

ライバックは相変わらずにケロとしていた

 

 

「そうだ!あのね彩菜、結子がね自殺しそう」

 

 

「その前にだ」

 

 

恵美の話を遮りライバックは話し始めた

 

 

「彩菜」

 

「何?」

 

突然ライバックが私に話しかけた

 

 

「君は彼女に言わなきゃいけない事があるんだろう?」

 

「え?」

 

ライバックが言い恵美は何のことと言わんばかりの顔をしていた

 

 

「あ…恵美……あのね……その……」

 

あの時決意したのに…また恐怖が蘇ってきた

どうしよう…どうしよう…

 

 

「彩菜安心しろ、俺がついている。勇気を出して話すんだ」

 

ライバックはそう言った優しく語りかけてきた

カラオケの時の約束もそうだけどまさかクラブの約束も律儀に守ってくれるなんて…

 

なんだか恐怖感が和らいでいった

そして私は話す

 

 

「恵美ごめんね私復讐しようとしてたの」

 

恵美は驚きよく理解してない表情をした

 

「え?どうゆう事?」

 

 

その言葉を聞いた後私はライバックの方に向いた

ライバックは私の事を正面から見ていた顔はいつになく真剣だった

私も覚悟を決めライバックに私の思いを託す

 

 

 

 

 

「ライバック頼みがあるの」

 

 

『復讐なんてやめたほうがいい、君には似合わない』

 

『さっき言ったろ、心優しいって』

 

 

ライバックの言う通り私は復讐に向いてなかった

だって酷い目にあわせた相手でも苦しんでいればつい助けてしまうほどお人好しで

 

報われないかもしれないけどそれでも優しさを配るのが好きでそしてなりより友達が好きな人間なんだから

 

 

「ゆうこを…私の友達を助けて…お願い…」

 

本来なら私が責任とって助けるべきなんだが

情けない事に私では結子を助ける事ができない

頼りになる大人と言ったら彼しかいない

自分の不甲斐なさに涙が溢れでた

 

 

 

 

 

ライバックは黙ったまま私を見ていた

 

 

「や・やっぱり虫が良すぎるかなぁ…」

 

 

そうだよね…いまさら助けるなんて…遅すぎるよね……

 

 

「何言ってるんだ?」

 

「え?」

 

 

「彩菜の必死の想いを込めた頼みを断るわけないだろう」

 

 

「任せろ!俺が必ず助けてやる!」

 

ライバックはハッキリと言った

必ず助けてやるって

 

「ありがとうライバック!!!」

 

私は嬉しさのあまりさっきよりも涙を流してしまった

だって他の大人は自分の保身のために面倒には関わらないけど

ライバックは違う

助けてやるって力強く約束してくれた

私は服の袖で涙を拭くと

 

 

「また泣いているのか?」

 

ライバックが聞いてきた

 

「だって嬉しいから」

 

こんな嬉し泣きは初めてだ

 

 

「それじゃ早速だがやるとするかな」

 

「私も手伝います!」

 

恵美がそう言うとライバックは満面の笑みで答えた

 

 

「そうか!人手はたくさんあって困ることはないから助かるよ、いい友達がいるじゃないか彩菜」

 

 

うんそうだよ、ライバック

恵美は私の友達でとてもいい子だよ

 

 

 

私は心に決めた

必ず結子を助ける!

ライバックと恵美と共に結子を助けるために行動を起こす!!!

 




いよいよ救出ですがこれの構想を考えるととてもウキウキした気持ちになってしまいます
なぜならライバック流の派手な救出だからです
早く書き終わるように頑張ります
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