伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚   作:OTZ

72 / 80
※本SS内での設定です。ポケモン本編とは一切関係はございませんので、予めご了承ください。
※IFルートの内容について登場人物編においてはあくまでパラレルワールドなので一切扱いません。
登場人物編です。最終話まで読んでない方はブラウザバックを推奨します。
各キャラの設定は勿論。
書ききれなかったその後までを取り扱っていきます。

登場キャラ全員は膨大過ぎる為、主要キャラに限らせて頂きます。
紹介順は、メインで出た回の順番(ジムリーダーなら基本的に順番)です。

年齢は2013年時点を基準としています。

クリックすると各区分ごとのリンクまでジャンプします。
【主人公・ヒロイン】
→レッド、エリカ

【ライバル】
→グリーン、ゴールド、シルバー

【悪役】
→オーキド、サカキ、アポロ、ランス、ラムダ、アクロマ

【リーグ関係者】
→ワタル、シロナ、ダイゴ

【ジョウト勢】
→ウツギ、ハヤト、ツクシ、アカネ、マツバ、ヤナギ、ミカン、シジマ、イブキ

【カントー勢】
→マチス、ナツメ、カツラ

【ホウエン勢】
→ナギ、アスナ、ゲンジ、センリ

【シンオウ勢】
→ナナカマド、スモモ、クロツグ

【イッシュ勢】
→フウロ、シャガ

【オリキャラたち】
→ナツキ、ユキコ、タダヒコ、カルミア、柏木、サキヒサ、ダイモン、トシアキ

更新履歴

11/21 初版公開
11/26 ライバルの項目追加(グリーン・ゴールド・シルバー)
11/28 エリカの紹介文、悪役の項目を追加。オーキドのみ
11/29 悪役にサカキ・アポロ・アクロマの項目を追加。(悪役はこれで一応完成)
11/30 エリカの紹介文追加(最終話の解説を付加)
12/1 当SSにおける天才たちの書き分けについて後書きに記載。
12/8 ツクシ・アカネ・マツバの項目を追加。
12/10 ヤナギの項目を追加。

14.2/3 誤字脱字の修正、若干の設定の付加。ミカンとシジマの項目を追加。
9/8 SS内のエリカに対する作者的見解を紹介欄に記載。
9/16 リーグ関係者欄を追加。それに伴いワタル・シロナの項目を追加。

15.2/12 イブキの項目を追加。ホウエン・シンオウ勢の追加に伴いナギの項目も追加。
11/17 カントー勢欄を追加。それに伴いマチス、ナツメ、カツラを追加。
12/2 ジョウト改訂版が完結したため、ジョウト勢やロケット団の人物を中心に大幅編集。イッシュ勢を追加したことに伴い、フウロ、シャガの項目を追加。これでひとまずは完成とする。
12/3 オリキャラの項目を追加。ナツキ、ユキコ、カルミア、柏木の項目を追加。
12/7 オリキャラに名前の由来の項目を追加。

16.4/20 SSに関連する家系図を挿絵としてあとがきに記載。(年齢は2014年12月時点のもの。故人に関しては享年。関係は最終話時点のものとして記載)
4/26 ゲンジの項目を追加。
4/30 オリキャラ欄にタダヒコ(カルミアの父)の項目を追加。
8/12 ラムダとランスの項目を追加。
11/21 ダイゴの項目を追加。

17.1/7 各区分ごとにリンクを追加
9/28 フエン編完結に伴い、サキヒサ、ダイモンをオリキャラ欄に、アスナをホウエン・シンオウ勢の項目に追加

18.1/9 センリの項目を追加
3/14 ホウエン編の改訂完結に伴いホウエン地方の登場人物について編集。

20.8/1 シンオウ編完結に伴い、ホウエン・シンオウ勢の項目を各地方に分離。シンオウ勢にナナカマド、スモモ、クロツグの項目を追加。オリキャラ欄にトシアキを追加。シンオウ編に主に登場したジョウト地方の人物も編集。

現在、43名の紹介が書いてあります。
追加の要望があればメッセージや感想などでお願いします。


設定・IFルート集・過去編など
【ネタバレ注意】設定集(登場人物編)


 

【主人公・ヒロイン】

 

 

レッド

 

年齢:15

身長:175㎝

趣味:ポケモン育成

特技:スポーツ全般

 

紹介

 

 本作の(一応)主人公。

 マサラタウン出身で、2009年にマサラトレーナーズスクールを出た後すぐさまカントー一周の旅に出る。その後、幼馴染にして、チャンピオンに上りつめたグリーンを下してカントーの頂点に輝く。現在のパーティはその頃に確定した。

 その道中のシオンタウンでロケット団を倒した後、タマムシジムリーダーのエリカに出会って、彼はその清楚な性格と妖艶な容姿に一目ぼれをする。

 チャンピオンになった後は、エリカに告白して、自らの更なる鍛錬のためにシロガネ山で三年間修業を積む。

 三年後、レッドはエリカからの告白の返事を受け、事実上の夫婦に。

 そしてそれとほぼ同時に、ワタルから全国を旅するように命が下り、エリカと共に色々な事を経て順調にジムを突破しながら進んでいく。

 戦争の時には、エリカをオーキドの魔の手から体を張って守るという男気ある行動も。

 しかしイッシュ地方に旅立つ際、フウロにいわゆる一目ぼれをしてしまい、エリカへの愛情が一時的に冷め、フウロへの恋情が強くなり、遂には一夜を共にしてしまう程に。しかし同衾したのちにはすぐに捨ててしまうという最悪の行動をとる。 つまり、彼は所詮、体しか見ていなかったという訳である。

 この行動は、オーキドに逐一監視されており、そうでなくてもピカチュウとヒトモシに行為の現場を覗き見されていた。

 そのせいでばれそうになるが、ピカチュウやカメックス等の古参がレッドに味方したため、エリカには言われずに終わる。

 結末編ではゴールドに無様な敗北を喫し、その上オーキドに全てをエリカの前でばらされ、エリカからは縁を切られ、オーキドが意図的にヒウンの本拠に残した証拠によってアカネやナツメからは更に嫌われ、エリカに恋心を抱いていた男にまで嫌われ、レッドは孤立の憂き目に。

 このよに及んでもエリカに復縁を求めたりと失態を重ね、遂にはワタルよりカントーチャンピオンの称号剥奪を宣告されてレッドは名誉と愛を失い、そこに至って漸く自省した。

 尚、本来そこまでクズな男ではない事はジョウト編を見れば分かる事。しかし、やはりその頃から潜在的に美しい女性を見ると情欲が湧き出る等の不埒な思考があった。そして、その遠因には全国に旅立つ前、よく一緒に遊んでいたグリーンのせいだという話も……?

 何はともあれ、シロガネ山に再び入山した後の彼の消息は分からずじまいである。  レッドと言うのも便宜的な名前で本名は違うという説も。

 

所有ポケモン

 

スタメンのパーティ(最終話時点)カッコ内は捕獲時の形態。

 

 ピカチュウ ♂ レベル98 トキワの森で捕獲。

 フシギバナ ♂ レベル95 一番最初に選んだ相棒。(フシギダネ)

 カメックス ♂ レベル95 図鑑50匹捕獲のご褒美。(ゼニガメ)

 リザードン ♂ レベル95 図鑑100匹捕獲のご褒美。(ヒトカゲ)

 カビゴン  ♂ レベル93 タマムシシティをふさいでいた時に捕獲。

 ラプラス  ♀ レベル93 シルフカンパニー占拠時に社員から譲渡。

 

準スタメン

 

 カイリキー ♂ レベル88 道路で捕獲。(ワンリキー)

 レアコイル ? レベル88 無人発電所で捕獲。(コイル)

 ピジョット ♀ レベル85 1番道路で捕獲。(ポッポ)

 バクフーン ♂ レベル88 ウツギ博士より譲渡。(ヒノアラシ)

 ラグラージ ♂ レベル85 オダマキ博士より譲渡。(ミズゴロウ)

 エンぺルト ♀ レベル82 ナナカマド博士より譲渡。(ポッチャマ)

 エンブオー ♀ レベル82 アララギ博士より譲渡。(ポカブ) 

 

 

 

その他

 

 イーブイ  ♀ レベル44 ヨスガシティでミズキより譲渡。

 ラッタ   ♂ レベル54 1番道路で捕獲。かつてのスタメン。(コラッタ)

 ガーディ  ♂ レベル33 つながりの洞窟で捕獲。

 ロコン   ♀ レベル33 同上

 ヒトモシ  ♀ レベル38 タワーオブヘブンで捕獲。

 等など……

 

 

エリカ

 

年齢:20

身長:155㎝

趣味:無数(中心は読書と華道)

特技:たいていの質問には、すぐに詳細な回答を以て応答できる。料理・洗濯・生花・茶の湯(以下略

 

紹介

 

 本作のヒロイン。タマムシシティ六代目ジムリーダー。

 千利休の傍系の子孫として生まれる。そんな出自のせいか、幼いころから徹底的な英才教育を受け、教養・礼節を身につける。

 父親はタマムシ大学の教授、母もまたジムリーダーで、先祖の遺産もあって裕福な暮らしをして幼少期を過ごす。

 勉学には天性の利発さを発揮して、僅か12歳でタマムシ大学生物学部植物学科に入学し、16歳で歴代最優秀の成績で卒業するという神業というべき伝説を残す。それを聞きつけた世界最高峰の大学、ヒウン大学より入学金・授業料無償での留学を許されるという破格の待遇で呼ばれていたが「遠いのは嫌い」という理由で一蹴した。

 英才教育の影響か、はたまた天の賜物か。美しい容貌とその上品さで世の男たちを虜にした。理事長のワタルを始め、タケシやマチス等エリカを好いている人間は決して少なくない。

 14歳の頃、母親の急逝によって急きょタマムシジムリーダーに。最初の二年間は祖母のカルミアの手ほどきを受けて何とか切り盛りをする。

 彼女は10歳の頃に父親も失っている。幼少のころから病弱な母親に代わりエリカを監督してきた祖母のカルミア(彼女によって、今のエリカがいるといっても決して過言ではない)も大学の卒業式の翌日に亡くなり、うら若き時に天涯孤独という哀しい身の上でもある。

 そんな身の上な故に彼女は自らの伴侶を「強く、私を護ってくれる人」と渇望した。それに丁度合致していたのが、猛烈な勢いで各地のジムを突破し、チャンピオンにまで登りつめたレッドだったのだろう。

 一度告白を受けたときは修行の邪魔をしてはいけないと思ったのか敢えて何の返事もしなかった。しかし三年後、ワタルより『ポケモンマスター計画』の存在を告げられ、その嚆矢としてレッドとゴールドが上げられることを知らされると、エリカはレッドに知らせる役を自ら買って出て、遂にレッドの告白を三年越しで受ける事にしたのだ。

 その後、エリカはレッドと共に全国を旅する。ジョウト地方での戦争時のレッドの行動にエリカは更に惚れ込んだりして、レッドに夢中になっていた。しかし、イッシュ地方でオーキドによってすべてをばらされると、エリカはレッドを大いに軽蔑し、縁を切る。

 それから、彼女は自らの片目と引き換えにエリカを護ったマツバに惚れ、告白を受け入れて2年間の清廉なる交際を経て結婚し、三児をもうけて幸せに暮らす。

 全国を旅したのちは、その経験を活かしてジムリーダーとしても名声を高め、遂に全国十傑の一人に入るほどの強さになる。

 彼女の副業は華道の師範とフリーライターであり、ライターに関しては(旅した後)専門誌に加えて新聞の論説や経済誌の記事を手掛けたりと幅広い分野に手を出して的を射た論評で名声を博す。本業とも言うべき華道の師範としても池坊と小原といった既存のやり方をうまく融合させた玉虫という新たな流派を作りあげ、華道に名を残した。

 尚、『赤い帽子』という全国旅行記の作者ではないかと疑われているが真偽は不明である。

 武道に関しては免許皆伝等と言うが、やっていたのはもう七、八年も前の話の為、全国に旅した時点では素人に毛が生えたレベルまで落ちている。その為、エリカの身体能力は大したことは無い。ただ、体を動かすことは嫌いではなかった為体力はある方である。

 貴族的な気質で、自分の興味のない人物や無教養な人間、粗暴な人間は最低限にしか接しない。その上、心の中では大いに見下している。勿論、レッドは例外である。何故ならば恋は盲目だからである。

 最終話の「逢坂の関が開かれることは決してありません」は清少納言の「夜をこめて 鳥にそらねは はかるとも よに逢坂の 関は許さじ(朝になって帰ってきた貴方が、鳥の鳴きまねをして、函谷関の故事[鶏鳴狗盗の故事]を真似てごまかそうとしても、私[逢坂の関]が騙されることは決してありませんよ)」という古歌を引用したもの。最後の最後まで彼女はレッドに対しても教養人である。

 読書家であり、最近(2025年)の愛読書は『三国志』(陳寿)『史記』(司馬遷)『ニコマコス倫理学』(アリストテレス)『李陵』(中島敦)の写本だという。(要するに原典のままの言語)タマムシ大からは何度も教授のお誘いが来ているがジムに専念したいという理由で全て断っている。

 本編内での彼女はその時点でも確かに優秀で、教養や立ち居振る舞いだけならば世界でも屈指なものがあっただろう。しかし、この時の彼女は20歳という若さと裕福な身の上な故に下賤なものや俗なものに対する経験が足りていなかった。だからこそ彼女はレッドに表面だけを見て惚れ、「痘痕も笑窪」の理論で欠点を大きく見ようとせず決定的な破綻に至るまで引きずることになった。今回の旅を通じてそのような未熟な部分が補われ、彼女自身の成長に奇しくも寄与していることは追記しておかなければならないだろう。エリカ当人はといえば、葬り去りたい記憶なのか破局後よりレッド当人に会った時以外は一切語ろうとしなかった為、本心は謎であるが……。

 また、彼女はバイである。元々女だらけの世界で育ったことも大いに影響しており、ジムトレーナーと関係をもったことは少なくない(初めては15歳の頃に先輩トレーナーから仕組まれたらしい)。最たる例はナツメとの関係であり、17歳から19歳にかけての二年間交際していた。しかし、レッドに興味を持ってからは段々と同衾する回数が減り、旅立つ頃には恋人としての関係はほぼ解消されている。とはいえ男性に免疫がないという訳ではない。中学校から大学にかけて何度も告白を受けているのが大きいが……。

 また、彼女は初代ジムリーダーであり、五世祖父のドウダンの設立した会社(種苗・園芸を主とする会社。世界のおよそ四分の一ほどのシェアを占めている)の株式を半分保有(二代前から実体の経営権は社員に任せている)しておりその配当と先祖代々の金融資産の運用益だけで年間30〜40億円ほどの所得があるとみられている。そして、彼女の総資産は千億近くと推測されており、かつて政府の公表していた長者番付には常に載っていた。内国のリーグ内ではデボンコーポレーションの御曹司にあたるダイゴに次ぐ金持ち(ダイゴの一族はこの数十倍程度の財産があると見られている)。

 2085年。彼女は92歳という大往生を遂げて亡くなる。彼女自身は葬儀を望まず直葬に付され、財産はこの時点までに多くを子孫に生前贈与していた為全て寄付した。後に行われたお別れ会では各界から1000人を超える人々が参列し、一人の巨星の死を悼んだ。

 

 

所持ポケモン

 

 ウツボット ♀ レベル87

 ラフレシア ♀ レベル87

 キレイハナ ♀ レベル87

 モジャンボ ♀ レベル85

 ユキノオー ♀ レベル85

 キノガッサ ♀ レベル85

 ルンパッパ ♀ レベル85

 ナットレイ ♀ レベル80

 ロトム   ? レベル75

 グレイシア ♀ レベル75

 等など

 

 

 

 

【ライバル】

 

 

グリーン

 

年齢:15

趣味:女を落とす事

特技:ハーレムを作り上げる事

 

紹介

 

 本作のレッド第一のライバル。

 レッドと同じ時期に旅に出て、常に先行するが最終的にはレッドに敗れる。

 そのため、一時的に荒れて放蕩な生活を送るが、レッドがシロガネ山に籠ったのを見たグリーンは何かを感じて再び修行に打ち込む。

 そして、修行の成果が認められて、2011年(14歳)にトキワジムリーダーに就任する。レッドが落日した今、カントーで彼に勝てるトレーナーはまずいない。

 その為、ワタルもグリーンの処遇に毎度毎度手を焼いている模様である。

 明朗快活で、口が達者なので、異性に異常なまでに人気がある。本人いわく18股しているらしいが、それ以上と言う噂も……。それに加え、知識や教養は欠けるが、オーキドの孫なので頭もかなりキレる。

 しかし、そこまで女を侍らせているのはエリカが自らの物にならなかったあてつけでやっているのだ。「エリカは俺のあった中で最高の女」という発言からもそれは読み取れる。

 その為、エリカとくっついた悪友のレッドを恋敵として憎み、レッドがトキワにやってくるまで死ぬ気で修行したが、結局タイマンで戦って二度目の敗北を喫する。

 イッシュ騒乱の際、仮病を使って休み、嘘だと発覚して減俸処分を受ける。巷ではオーキドに協力しているから敢えていかなかったという風説も流れているが、グリーンはどこ吹く風で受け流している。

 その後、レッドが無様な状態でタマムシに居るところを彼は容赦なく攻撃し、止めを刺すことに成功。グリーンはこの時大いに憂さが晴れたという。

 

 

 

ゴールド

 

年齢:12

趣味:ポケモンを育てる事

特技:ポケモンバトル

 

紹介

 

 本作の準主人公(?)。つーか明らかにレッドよりこいつの方が主人公向いて(ry

 それは置いておいて、レッドに憧れてポケモントレーナーを志す。

 2012年の4月ごろから旅を始めておよそ9か月でシロガネ山まで行くという類稀なる才能を見せる。その上再起を試みるロケット団を一度ならず二度潰すという功績をも残している。

 旅している最中でカスミに出会い、恋仲になるが浮気の発覚により破局。

 ここから身を入れ直して修行を始めるが、チョウジタウンでストー……ライバルのシルバーに敗れる。そこから更に精進を重ねていつの間にやら本気のヤナギを倒すほどのトレーナーに。

 イッシュに行ってからも快進撃は続き、夫婦でも一度は敗れたシャガに一回で勝利する。しかし、やはりこの時点まではどうしてもゴールドはレッドの後塵を拝しているに過ぎないとの評価が多勢を占めていた。

 その評価もPWTでレッドを叩きのめして、一気に様変わりする。

 ゴールドは公式にはポケモンマスターには認定されなかった(レッドが居ない扱いになった上に、ワタルがそもそもポケモンマスター計画を断念したから)が、全国最強の名を冠するようになった。とはいえやはり格ではヤナギとシャガに劣る。

 2015年1月からワタルの命でオーキド討伐の名目でカロスに派遣されたらしい。

 

 

シルバー

 

年齢:12

趣味:そんなものはない

特技:同上

 

紹介

 

 ゴールドの(自称)ライバル。

 ロケット団ボスのサカキの息子とされる。

 ロケット団一度目の解散後、シルバーは幼年ながらあちこちを放浪する生活を送る。11歳の頃にワカバタウンのウツギ研究所からワニノコを強奪する。その身でゴールドと戦うが敗れ、それからゴールドをライバルと見なして戦うように。

 ゴールドには負け続けたが、チョウジタウンの一戦で漸く勝てるようになり、その後修行したゴールドと何回も戦い、五分五分の戦績を残す。

 ゴールドの影に隠れてはいるが、彼もまた全国最強のトレーナーといえるかもしれない。

 レッドとは龍の穴で初めて会い、その時はコテンパンにやられて逃散する。

 お月見山で戦ったときは善戦したが敗れ、セキエイ高原ではゴールドとタッグを組んだが敗れる。

 その為、ゴールドよりもレッドを仮想敵と見なして研鑽し、シロガネ山(第六十六話の終末とは無関係)で決戦を行って勝利する。

 現在(2015年)はゴールドに飽くことなく追尾しているらしい……。

 

 

 

【悪役】

 

オーキド

 

年齢:80

趣味:(色々な)実験

特技:「森羅万象は我が手によって作り出す事が出来る」

 

紹介

 

 オーキドポケモン研究所元所長。ロケット団顧問役。別名「老獪な梟雄」

 世界で最も高名なポケモン博士として名声を誇るが、エンジュ騒乱の首謀者だったり、ロケット団をサカキと共に裏から操る人物だったりと本作最大の悪役。

 自分以外の人間は全て手駒だと考えており、欲望の達成のためにはどんな悪事を犯そうと厭う素振りすらみせない。マツバの例や集団催眠事件のくだりをみればそれは明らかである。

 レッドの恩師でもあるが、あのころはあくまで善人を演じる事によって資金をため、雌伏の時を過ごしていたに過ぎなかったという訳である。

 そして、ジョウト編ではクローンを出して、レッドに殺させることによって『オーキドは死んだ』という話を作り上げ、世界中の人を欺かせることに成功。

 その上、ポケモン図鑑(全国版)に極小の監視カメラを仕込んで、レッドとエリカの行動を監視、それによってエリカの純潔を守る事や、ジムリーダーや四天王、チャンピオンのポケモンデータの解析に成功と流石はタマムシ大第一の成績を誇っただけの頭脳はある。

 さて、オーキドがここまで狂ってしまった原因は60年ほど前にある。

 エリカの祖母である当時のタマムシジムリーダーのカルミアに、オーキドとヤナギは片思いしていた。カルミアはヤナギを選び、数日間一緒にいた。しかし、この当時のヤナギはただの無職で、身分の差を考えよと(カルミアの)父親によってヤナギとカルミアは生木を裂くような別れを遂げる。

 その後、タマムシ大内の研究所に残って名声を高めつつあったオーキドに目をつけたカルミアの父親は半ば政略結婚のようにカルミアと結婚させる。それからまもなくカルミアは妊娠し、第一子を出産する。これがエリカの母親だが、父親はオーキドなのかヤナギなのかは定かでない。

 その後だが、ヤナギはポケモンリーグをカツラの両名で創設。それで名声を大いに高めてしまったため、ヤナギの事が忘れられないカルミアは思いを募らせる。

 オーキドはカルミアの事を大層大事にはしていたが、仮面夫婦状態であったことは否めない。

 そんな最中、カルミアとオーキドはスリバチ山に旅行したが、カルミアが山から滑り落ちて一命は取り留めたが頭を強打したため、植物状態に。

 一緒にいたオーキドに、直接の責めは無かったが、カルミアの両親や親戚とは不和になる。居づらくなったオーキドはカルミアと離婚して、タマムシ大も休職して数年間身を隠す。

 オーキドは様々な思いを募らせ、身を隠したころから段々と狂気じみていく事になり、現在にへと至るのだ。

 オーキドの凶行の理由は、カルミアの心を奪ったヤナギとその手下であるポケモンリーグへの怨嗟。その孫(と思い込んでいる)のエリカをも奪ったレッドへの嫉妬。それと、カルミアが事故になったさい誰も自らを守ってくれなかった世間への逆恨みである。

 

 

サカキ

 

年齢:39

趣味:釣り・金儲けetc……

特技:人を統率する事

 

紹介

 

 ロケット団ボス。シルバーの父親。

 母親が創設したロケット団を受け継ぎ、天性の統率力を用いて、組織の最盛期を現出した。

 しかし、2010年にタマムシを本拠にしてポケモンの奴隷化を狙うがレッドによって失敗。

 シルフカンパニーも狙うが、やはり失敗する。

 その後三年間、シロガネ山やトージョウの滝等の洞窟に身を隠し、隠遁生活を送る。アポロの呼びかけにも応じようとしたがセレビィの時渡りでやって来たゴールドに阻止される。その直後の2012年の秋ごろにオーキドの復活後のポスト確保との交換条件で支援の提案を受けたため、それを受諾し、陰ながらの復活を果たす。

 その後はかつての団員や幹部を呼び戻したりして着々と力をつけ、オーキドの助力もあってエンジュ大学を一時の本拠とする事に成功。

 宣戦布告の数か月前に万一の事を考えて、外国であるイッシュ地方のヒウンシティにも本拠を置くようになる。

 集団催眠事件で得たポケモンを使って、またも裏社会に君臨して巨額の資金を手にする。エンジュでの蜂起が失敗に終わった後、その資金とオーキドやアクロマの財産を用いてイッシュ地方の悪の組織・プラズマ団とも共謀する。

 オーキドとアクロマが両組織の緩衝材的な役割を果たし、連携を強めていく。

 その後は自らの人心掌握術を発揮して、プラズマ団員の寝返り工作を画策。その交渉材料としてオーキドの強大化されたポケモンを用いたり、時には賄賂をも用いる。ゲーチスの事は思想等全て含んで手駒(走狗)以外の何物ともおもっていなかった。

 こうしてみると冷酷な男にも見えるが、完全に自らの手の内に入った人物に関しては大事に扱い、アポロ等の有能な者はきちんと取り立てている。

 『何事も一本気にならなければ、欲しいものは手に入らない』という事を信条に一生を駆け抜けてきたため、その魅力に惹かれて入団する人物は後を絶たなかったという。因みに趣味は釣りだが、大して上手ではない。

 が、一本気に生きてきた男の末路は無残なものであった。

 プラズマ団を裏切り、ロケット団の復活を宣言した二日後にレッドとゴールド、ポケモンリーグの介入が入る。その対応に追われているうちに背後よりオーキドが裏切って、勝負を仕掛けられ、惨敗を喫する。

 その後、サカキ含め全団員は一網打尽に逮捕。戦後初めて内乱罪が適用され、首謀者と看做されたサカキは一審で死刑判決が下る。上告(内乱罪は二審制であり、高裁からはじまるため)はしなかった為、2017年5月11日、43年の命を終えた。最期の言葉は『悔いは無し。憂いも無し。時も無し』。何とも爽やかそうな心持で処刑に臨んでいたという。

 

 

アポロ

 

年齢:28

趣味:ポケモンを酷使する事。

特技:サカキを崇拝する事。

 

紹介

 

 ロケット団最高幹部。

 ロケット団の頭脳といって差し支えない程の利発さを持ち、サカキの為ならどんな非道も厭わない手強い人物である。

 裕福な家庭に生まれ育ち、エリートとしての教育を受けてきたが、エンジュ大学一回生の頃に入った某サークルの影響でアブノーマルな方向に走ってしまう。その為、大学を中退し、非行に走ってロケット団に入団する。

 ロケット団の中では新参の部類に入る男だったが、サカキに能吏としての才能を買われて幹部にまでのし上がる。

 エリートとして、マニュアル的なものしか教わってこなかった彼にとって、一本気を貫きほしいままにカントーを暴れ回るサカキは魅力的な人物であった。その為、サカキを誰よりも崇拝する男と自認しており、一日一回はサカキが居ると思われる部屋や場所に向かって三回最敬礼したという。

 ロケット団がレッドによって壊滅された後は、三年間雌伏の時を過ごし、残党をまとめ上げて再興を試みるがゴールドの前に散る。

 希望を絶たれて幹部共々と逃避行を続けている最中、サカキがオーキドの支援を受けてロケット団を秘密裏に復活させたとの噂を聞いてすぐに残った団員と共にエンジュへと向かい、サカキの下で再び仕える。

 宣戦布告の後には西部戦線の総司令官を担当し、他が敗北する中自らの率いたポケモンの軍勢は勝利を収める。38番、39番道路を制圧して、アサギに迫る勢いであった。しかし東部戦線が崩壊寸前であった事を見たアポロは自ら交渉役となってワタルと折衝を図った。人質の解放を行いつつ時間稼ぎを行って、マツバを殺害してエンジュに誘い込むという作戦を打ち立てて見事成功した。そして、総攻撃ではアサギ侵攻を敢行したが、途中でサカキが劣勢であるとの報告を聞いて、引き際を悟ったアポロは軍勢を引いてサカキと行動を共にする。

 イッシュでは、プラズマ団のスパイという裏の目的を持ちつつ、サカキの命によって幹部として潜入する。サカキの寝返り工作の手伝いもしたが、この男はそれよりも立場を利用してプラズマフリゲード内の構造や仕組みを探り、逐次それをサカキに報告した。因みにゲーチスはアポロを信頼しきっており、疑う事すらしなかった。(というよりも、自らの野望の達成のためにそこまで気が回らなかったといったほうが適当か)

 プラズマ団が行動を起こしたのち、ゲーチスからの最後の命となった遺伝子の鎖を奪ったのち、サカキの命に従い、ゲーチスを裏切りプラズマ団の乗っ取りに成功する。

 が、乗り込んできたレッドとエリカに敗れ、名目上の上司であるアクロマより引くように命ぜられて引いた。

 その後、サカキやほかの幹部たちと一緒に逮捕され、謀議参与者として最高刑である無期禁錮の刑が下る。(その他三人の幹部も全て同一の刑に処せられた)

 サカキ処刑の報せを聞き、生きる希望を失った彼は自ら息を止めて、32年の命を絶った。(因みに幹部連中で自殺したのはアポロのみである。他の幹部は獄死した)

 

ランス

 

年齢:23

趣味:不明

特技:不明

 

紹介

 

 ロケット団幹部。

 カントー地方に生まれる。小中学校の頃は神童と謳われるほど頭が良かったものの高校に入ってから成績が伸び悩む。そして、タマムシ大学に落ちた事をきっかけに非行に走りはじめ、ロケット団に2009年に入った。

 2009年といえばレッドによって一度目の壊滅をさせられる直前であるが、主にシルフカンパニー関連の作戦で功を上げ成功寸前にまで持ち込んだ功労者である。その後、二度目の復活の際ヤドンのしっぽ作戦で責任者を任せられた際に幹部に任ぜられた。

 アポロと似たようなタイプに見えるがその実は冷酷で歯に衣を着せぬ物言いが特徴である。その言動から男子団員たちや幹部からはあまり好かれていないが、サカキやアポロといった最上層部からの贔屓や自らの能力で表だって反論するものをなくしている。

 サカキについては四幹部の中で一番冷めた見方をしており、あくまでロケット団そのものを自らのねぐらとしか見ておらず忠誠は最も薄い。しかし、自らの任務には絶対の責任を持っており何があっても遂行しようとする真面目さは持っている。幹部の中では一番の若手の上に顔が良い為女子団員からの人気はかなりある。

 本編においてはエンジュ騒乱で南方攻略軍司令官を務め、一時はマチスを相手に敗北寸前にまで追いつめられるが粘り強さと作戦によって押し返しエンジュを守り切ってみせた。イッシュ地方に移ってからは夫婦がイッシュに移る辺りまでは内国における情報収集や様々な工作の総責任者をしていたが、その後はアポロと同様プラズマ団の幹部として潜入し内部情報の収集に努めた。この通り幹部の中でも諜報を主務としている。

 イッシュ騒乱後は先述の通り逮捕され、内乱の謀議参与者として無期禁錮の刑に処せられた。2043年に53歳で獄死する。

 

ラムダ

 

年齢:46

趣味:変装

特技:変装

 

紹介

 

 ロケット団幹部。

 カントー地方に生まれる。小学校の頃から相当な悪ガキであり、高校卒業後に得意の変装を用いた集団強盗事件を起こして家を勘当される。

 しかし、その才能を買ったサカキの母親によって釈放後の23歳(1990年)の頃にロケット団に入った。それからは天性の変装技術を用いて様々な作戦を成功させた。その功績によって1998年にサカキがボスに就いたと同時に幹部に昇進する。

 アポロやランスなどの硬派な幹部が多いロケット団の中で唯一人当たりのよい人物であった為団員たちの人望は幹部の中では一番高い。

 ロケット団一度目の壊滅後はアポロなどと同じく逃避行を続け、二度目の復活の際にはアポロに従って作戦に従事した。アポロほどではないにしろラムダもサカキを深く慕っており、サカキの生き様には心酔しきっていた。

 しかしそれだけに三度目の復活の際におけるサカキの変わり様は彼にとって大きなショックであった。しかしそれでもロケット団の幹部として活動し、最後まで居続けた。

 本編においてはエンジュ騒乱の際に東方攻略軍の司令官を務めるがヤナギやワタルの策略にハマってしまい惨敗を喫する。その責任でラムダは拷問を受けるがやはり古参の為かサカキはそれ以上の処分は下さなかった。因みにオーキドの事はサカキを変えてしまった張本人と見做している為嫌っている。

 イッシュ騒乱後は逮捕され、謀議参与者として無期禁錮に処せられる。2034年に67歳で獄死。

 

 

アクロマ

 

年齢:??(30代と予測されている)

趣味:考える事

特技:円周率を100万ケタ暗誦する事が出来る(……らしい)

 

紹介

 

 プラズマ団ボス、ロケット団顧問。

 研究者の家庭に生まれ育つ。幼少の頃より、ひたすら何かを考える癖があり、両親は質問責めにされて日々参っていたという。

 前代未聞の成績を収め、何かを発表すれば必ず最高の賞を受賞し、『アインシュタインの再来か』『現代のガウス』などと学会では囁かれた。

 ヒウン大学では当然のように最優秀の成績を修める。アララギ等、彼を担当した教授は彼の玄人はだしな知識量と、思考力の前には完全にお手上げだったという。

 彼は常々、「ポケモンはどうやったら最大限の力を引き出せるのか」という疑問を持ち続け、その答えを求めて大学卒業後は全国を飛び回った。

 そして全国を周っている最中に2013年、オーキドと出会いやっと自らと釣り合う程の教授に出会えたと大喜びし、彼の計画にも賛同した。旅行のスケジュールの都合があったため、エンジュ騒乱の際はそれほど関われなかったが、集団催眠機の設計図を描いたのは他ならぬ彼である。

 その後、レッドとエリカにも出会ったが、エリカ程の知識人を前にしてもアクロマは出来る凡人程度にしか思っていなかったらしい。レッドに関しては言わずもがな。ただポケモンの実力は大いに認めていた(ポケモン図鑑の監視カメラについては直接接触する可能性があるとし、知らされていなかった)。

 イッシュ地方に戻った後は、本格的にオーキドの計画に介入しその為に(ゲーチスを欺く目的で)ゲーチスにも取り入れられて表向きのボスを務める。プラズマ団の計画にも一応の協力はした。しかし、マツバの千里眼やナツメの超能力を阻害する装置を作ったり、白死の技を作る際にも協力したりと、オーキドに対する恭順の方が明らかに高かった。

 彼はオーキドの事を「唯一無二の同志」として慕い、たまに一昼夜通して論争する事もあったという。

 ロケット団が裏切った後には、レッドエリカと対峙し、敗北を喫する。

 その後、身の危険を感じた彼は他の幹部が捕まっていく中、一人逃げ延びて、現在はイッシュ地方の何処かで隔世の生活を送っている。

 

 

【リーグ関係者】

 

ワタル

 

年齢:26

趣味:ドラゴンポケモンの育成

特技:組織の統括、指揮

 

紹介

 

 全国ポケモンリーグ理事長兼セキエイリーグチャンピオン。

 内国のトレーナーたちの(立場的には)頂点に立つ人物である。21歳という異例の若さで理事長となり、トレーナーとしてもシャガに次ぐ若きドラゴン使いとして高名。しかしここ数年はシャガの愛弟子であるアイリスが飛ぶ鳥を落とす勢いの成長を見せている為立場が危うくなり始めている模様。立場的にも同じ理事長になっている為、名実ともにライバルといえる存在となった。

 ドラゴン使いの聖地と呼ばれるフスベシティにやはりドラゴン使いの息子として生まれる。物心がついた頃から当時のフスベジムリーダーだったゲンジの師事の下ドラゴン使いとしての教育を受け、9歳の頃に一ヶ月でレベル1のミニリュウをカイリューに進化させるなどの才能を発揮した。中学校を卒業し義務教育を終えた翌年のこと。同輩にして最大のライバルであったイブキと共にゲンジより呼び出され自身の故郷であるホウエンリーグより四天王にならないかとの打診を受けた為、リーダーの職を優秀である二人のどちらかに譲るという話を受けた。

 それから1週間後、フスベシティの広場にて衆人の見守る中イブキとリーダーの座をめぐってポケモンバトルをし、大いに苦戦した後イブキを制した。こうしてワタルは16歳でフスベシティジムリーダーの座を勝ち取った。同期に犬猿の仲であるマチスがいる。この頃ジムリーダーで2014年ごろまでカントー、ジョウトの中で残っているものとしてはキョウ、カツラ、ヤナギ、シジマがいる。

 その後、カントー、ジョウトのジムリーダーとしてはヤナギに次ぐ実力を誇っていた為わずか二年でセキエイの四天王に上り詰め、その翌年にチャンピオンになる。御年19歳。当時にしては最年少のチャンピオンであった。

 二年後には理事長選挙に立候補し、対立候補のダイゴを破って晴れて理事長となった。このようにエリート街道まっしぐらのワタルであったが、理事長になってから二年後にグリーンとレッドに敗れる。

 一時的とはいえ理事長が四天王になるという異常事態が発生したが、レッドがチャンピオンになるのを放棄してそのままシロガネ山に行ったためワタルは事なきを得た。

 それから三年後、ポケモンリーグ累年の課題であったイッシュリーグ、引いてはイッシュ地方との関係向上のためにゴールドとレッドを全国に旅させるポケモンマスター計画を発案。計画そのものは雲散霧消したものの、ジムリーダー間では少なからずパイプが出来た為、それなりの成果を得ることに成功した。

 ポケモンマスター計画実行中に理事長選挙でシロナと争ったが一票差でどうにかシロナを制し、もう五年理事長を続けることが出来た。

 理事長は11年以上連続して同一人物が就くことがリーグ法上では許されていない為、2018年にワタルは理事長職を引退。その後はリーグチャンピオンとして責務を全うすることになった。間接的とはいえ、自らの計画が二度の騒乱を起こす遠因となってしまった事に関し責任を感じており、二度と理事長に立候補するつもりはない様子である。

 本編では上でも述べたとおり、火付け役として登場。エンジュ騒乱に置いては総司令官を務め、持ち前の豪胆さや粘り強さを発揮して人質の解放や作戦成功に向けて大いに尽力した。何よりもリーグの事を第一に考え、その為なら自分の身も投げ出さんというばかりの覚悟もみせた。

 選挙編では、シロナと対峙し、自分なりの正しさを力説した上で勝利を収めた。

 レッドとはカントー地方での一番最後の敵として刃を交わし、互いに一体になるまで死闘を続け惜敗した。エリカを好いておりそれとなくアピールはしているが彼女当人にはお得意の社交辞令で済まされている。今どきの青年にしては珍しく結婚するまで貞操は守り抜く所信なのか、未だに童貞である。

 性格は基本的には温和で、優しいところもあるが、悪に対して毅然たる態度で臨むだけの胆力はある。二度の騒乱の際も総動員令をだした後はキビキビと指示を出しており、作戦は一定の成果を収めている。人の上に立つだけの素質は良くも悪くも兼ね備えているようである。

 15年後は民間人の女性と結婚したが、尻にしかれている模様。リーグチャンピオンの座からは降りず、世界屈指のトレーナーとして、または最強のドラゴン使いとして君臨しつづけている。(シャガは2019年に86歳で、ゲンジは2017年に91歳で逝去)

 

 

シロナ

 

年齢:33

趣味:遺跡探索、読書

特技:経理、事務的作業

 

紹介

 

 全国ポケモンリーグ副理事長兼シンオウリーグチャンピオン。

 カンナギタウンに生まれ、考古学を志望していた為コトブキ大学に進学した。フィールドワークで遺跡探索している最中にフカマルと出会い、育てているうちにポケモンバトルの楽しさに目覚めてポケモントレーナーとしてはやや遅めの出発をすることになった。

 シンオウ地方のジムを制覇しながら大学の単位を取り、8つ集めた時点で首席で卒業。その異常なまでの要領の良さを当時のシンオウリーグのチャンピオンに見込まれて四天王に登用される。それから五年後にそのチャンピオンが引退したのに伴ってシロナがチャンピオンになった。

 ダイゴ時代の財源の無駄遣いや会計の不透明さをリーグ上層部の中では唯一見抜いて選挙戦直前の最中に堂々と数々の証拠を取り揃えてマスメディアの前で堂々と公開し糾弾した。結果ダイゴは一部のリーダーや四天王の怒りを買って落選を憂き目を見た。

 選挙で対立候補のワタルが理事長に選ばれると、事務処理能力の高さや学識の深さを買われて副理事長に任命された。エンジュ騒乱の際は裏方で万一の場合に備えて総動員令の対象外となっていたシンオウ、ホウエンの両リーグに臨戦態勢を整えるように司令。ワタルとも密接に連絡をとり、いつでも動けるように準備を進めていた。

 ポケモンリーグ上層部の中では数少ない旧帝大出身者であり、政治家や官僚などとの人脈もある。昨今のポケモンリーグ国有化への動きを止めることが出来ているのはシロナの根回しや工作があるからだという噂もある。

 本編ではハクタイシティにて初登場。選挙の後レッド・エリカと戦い惜敗する。その後、視察で来ていたサザナミタウンにて再開しプラズマ団復活を示唆する発言を二人にしている。

 リーグ改革を念頭に置いており、内側におさまっていたリーグの組織を外向的にし、地方ごとにばらばらになっているリーグやジムの管轄を一元化するなど組織の合理化。そして国際リーグをも視野にいれ、急進派の筆頭を務めた。

 しかし、選挙編では可否同数になるほどの支持を獲得したが、ダイゴの陰謀により、合法的に敗北する。

 十五年後は宿願であった理事長に就任し、ジムやリーグの会計監査の徹底化や内国総合リーグの設立など新たなるポケモンリーグ設立にむけて尽力している。しかし、保守派のジムリーダーや四天王などからは不満の声も出ているのが実情である。任期終了直前の2027年に国際リーグ連合を設立し、ポケモンバトルの国際化に尽力。後世からは『リーグの母』と呼ばれた。ちなみに結婚はしておらずキャリアウーマンとして一生を生きていく覚悟を固めた様子である。

 

ダイゴ

 

年齢:34

趣味:石集め

特技:石の識別

 

紹介

 

 前ポケモンリーグ理事長。デボンコーポレーション御曹司。

 内国のポケモンリーグの中ではエリカをも凌ぐ一番の大金持ちであり、将来を約束されている人物である。一介のポケモントレーナーからモラトリアム期間を経て理事長にまで駆け上がったリーグドリームの先駆け的存在であり、2003年に理事長に就任した際は大きな話題となった。

 理事長としてはバックにある莫大な資金を活用してリーグ本部の大改築を行い、他にはジムの世代交代に当たる時期の為エリカやワタル、マツバなどのリーダー継承に関わる。

 しかし全体的に見てこの時期のリーグはデボンの資金を差し引いても無駄な出費が相次いでおり財政が窮乏。この点を選挙戦直前に当時のシンオウリーグチャンピオンであったシロナに糾弾されその点が一部のリーダーや四天王の不興を買い一期でワタルに敗れ退陣を余儀なくされた。

 この汚職とも見られかねない会計事件(念のため注釈するがダイゴは無駄遣いが酷かっただけで着服や粉飾決算などの汚職は一切していない)でダイゴは一気に評判を落とし、巷ではその後のミクリによるサイユウリーグからの追い落としなども相俟って親の七光りなどと揶揄される。ダイゴ自身はなるべく気にしないように努めているがやはり心に刺さるものはあるようだ。

 趣味の石集めの方向ではそれなりに名を残しており後にカナズミ大学の地学博士号も取得している。

 本編では二人がホウエン行きの船に乗ったときに登場。ムロの洞窟で二人と戦うが惜敗する。フエン騒動の際には職権を用いて直前で推薦状提出を押しとどめるという活躍を見せる。あれからリーグに呼び出されて職権濫用であるとの注意を受けたが本人は大して気に留めていない。カントー編では商談で立ち寄っていた途中でシルフカンパニーの不審に感づき二人に情報を提供した。

 15年後は2023年に父親が亡くなったことを契機にリーグから籍を外し、社長として経営に専念。業績は理事長時代の反省を活かした堅実な経営方針によって好調であり、七光りなどの汚名を返上した。

 

 

 

 

【ジョウト勢】

 

 

ウツギ

 

年齢:33

趣味:ポケモンの研究・ポケモンを……する事。

特技:遺伝子の配列を諳んじて言える。メスポケモンを見分ける事。

 

紹介

 

 ウツギポケモン研究所所長。

 ワカバタウンに生まれ、ワカバ小を出た後、ポケモントレーナーを志すが四つ目まで集めたところで研究者への転向を志願。

 地道に学業を修めて、24歳で順当にエンジュ大学を卒業。

 その後はオーキド博士の師事を受け、才覚を認められて30歳でポケモン研究所を開く。因みにこの時、最初からウツギについてった中の一人が柏木である。

 そして研究所開設の翌年にポケモンの卵について発表し、大きな功績と認められて、ノーベル生物学賞を授与される。

 ゴールドをポケモントレーナーにしたのはウツギで、エンジュ大学に落ちてしまったツクシを拾い上げて研究者にしたのもウツギと、人を見る目には長けている。

 しかし温和な性格とは対照的に本性は重度のケモナーで、時々気に入った実験用のポケモンを……してしまう事もある。どれほどかといえば、人間の女性には全く興味を抱かず、子どもは体外受精等と言う徹底ぶりである。結婚は体面の保持の為、一応している。要するにウツギは童貞という事だ。初体験はホーホー。

 助手にはばれていないと確信しているが、ツクシ以外の研究員には全員ばれている。因みに発覚したら本気でブチ切れる。レッド曰く『ロケット団でも裸足で逃げ出す』レベルで。

 2025年には、ツクシを副所長に昇進させて自分は更に趣味にしけこむ。29番道路のポケモンたちの一部はウツギの存在に怯えているという。オタチ可哀想……。

 夢はサーナイトと結婚する事らしいが、絶対に無理である。

 尚、ツクシを非常に気に入っており、その前に気に入っていた柏木は今は煙たがられている。

 

 

ハヤト

 

年齢:19

趣味:鳥をめでる事。

特技:鳥を扱う事。

 

紹介

 

 キキョウシティジムリーダー。

 ポケモントレーナーとして、鳥使いとして高名な父親を誰よりも尊敬しており、自身もそれに近づこうと努力する人物。

 しかし、レッドとエリカがキキョウに来た際は挑発したレッドに完敗を喫するという、ジムリーダーとしてあるまじき失態を犯す。レッドや、自らが好いているエリカからもバカにされ、マダツボミの塔に逃げ込むが父親に一喝されて漸く目が覚めてやり直した。

 戦争編に置いてはマチスの電撃戦の主役を担った。鳥ポケモンたちにビリリダマの入った爆弾をぶらさげさせて、瞬く間に焦土と化させたのだ。

 2025年は、しっかりとジョウトの中でもそれなりの強さをもつジムリーダーとなり、鳥使いとしても更に名をはせるなど、家の名を汚さない程の人物になった。

 

 

 

ツクシ

 

年齢:17

趣味:虫を捕ったり、標本にしたり色々する事。

特技:虫捕り(網を持たせると人が変わるらしい)

 

紹介

 

 ウツギポケモン研究所研究員。前ヒワダタウンジムリーダー。

 男の割には背は低く、声は高めで華奢な体つきと明らかに優男である。

 12歳の頃に父親を亡くし、母親は先祖代々受け継いできた茶摘み農家で周りの人たちの支えも受けながら暮らしていた。ツクシ自身も家業を手伝おうとしたが、向いてないと見なされた母親からは手伝わなくていいと言われ、ならばと彼が目を付けたのが虫だった訳である。その為、6歳の頃からヒワダの森や親にせがんで自然公園に出かけては虫を捕ったり観察したりする日々を送って行った。

 町の名士であるガンテツよりツクシの観察眼や虫に対する情熱が眼鏡にかなったのか、父親代わりとばかりに大いに可愛がられ、虫の標本や図鑑、ファーブルの全集等々を彼に求めに応じて与え続け、14歳の頃には跡を継がせてジムリーダーにした。

 小学校、中学校と順調に学を修めていき、彼は他の教科こそ平凡だったものの、理科の成績、特に生物に関しては目を見張るものがあった。しかし単純な記憶は苦手なのか社会科は奮わなかったようである。

 教科推薦を使って彼はジョウト随一の進学校であるコガネ高校に進学し、一学年飛び級してアカネと同級に。彼女とはウマが合ったので(合わせられたので)たちまち親友になって行った。因みにジムはこの頃は休日と祝日のみ開いていた。

 その後も彼の虫に対する知的好奇心が覚める事は無く、遂にはエンジュ大学を志願。同じ地方のジムリーダーで同大学の首席であったマツバや、親友にして同僚であるアカネ(彼女はコガネ高校でもトップクラスの成績を修めている)から指導してもらったが残念ながら落ちてしまう。

 しかし、前々からツクシを注目していたウツギより研究員にならないかという誘いが来たのでそれを受け、彼はリーダーを辞めてワカバへと居を移すことになった。

 そしてそれとほぼ同時期にアカネから告白を受けるが、ツクシは信条に従って一度は彼女を振る。が、終戦の翌日にアカネが家に泊まりに来てなんやかんやあって、ツクシはアカネと同棲生活を送りつつ研究者としての道をたどる事になった訳である。イッシュ騒擾事件の際に従軍し、ヒウンシティでハッサムを使ってドアを破壊し、マツバ発見に一役買った。

 その後は研究者としてウツギを支え続け、2025年には副所長に任命される。

 それから一か月ほどしたのち、『赤い帽子』を読んだ際、ひっかかった点があったので、エリカにそれを手紙で尋ねる事にしたが、その後の事はよく分かっていない。

 性格は真っ白。それに尽きる。嘘をつくことができない性質で、良くも悪くも正直者なのが彼の長所でもあり短所でもある。無論、アカネはそこに惚れたわけだが……。性知識に至っては、アカネと突き合うようになるまでは全く知らなかったも同然なレベルであった。だが、虫の交尾の知識はそれなりにあったようである。

  

 

 

アカネ

 

年齢:18

趣味:貯金(預金額は億を下らないという噂)

特技:あり過ぎて困るらしい……

 

紹介

 

 コガネシティジムリーダー。コガネシティマスコットキャラクターetc……

 まだまだ乳飲み子であった頃、アカネが生まれた年に起こった大震災で何もかもを失い育てきれないと悟った両親から捨てられ同然に親戚の商家(雑貨屋)に預けられる。両親の行方は2025年現在も分かっていない。

 物心ついたときから雑貨屋の手伝いをし始め、算術や商売の心得、人心の掌握の仕方などを人から見ながら学ぶ。

 「将来はとにかく偉い人になったるんや!」そう志した彼女は、まず勉強ができないとだめだと思い立って、寸暇を惜しんで勉学に励む。その片手間で更に自分を磨いていき、遂には奨学生として入学金・授業料無償でコガネ高校に入学する。

 特に何かが秀でている訳では無かったため、飛び級こそ無かったが成績は常にベスト5に入るほどの実力を保ち続けた。11歳の頃にその美貌と快活さを見込まれて芸能事務所にスカウトされる。その後、自然公園での広報(マツバとエンジュつながりで親しくなるのもこの頃)等を経て今やコガネの看板になった。その為、14歳の頃にコガネジムリーダーに就任した。彼女はポケモンも強かったわけである。

 申し分ない成績だったため、エンジュ大学には早々に推薦で合格。その一方、同業者にして同級生でもあったツクシにアカネは惹かれていった。

 彼女がツクシに惚れた理由は、何事もひたむきに接する真面目さと天真爛漫でどこか抜けているという可愛げのある性格であった。

 アカネはツクシに告白したが一度目はまさかの撃沈。ツクシが研究員になった事に伴ってもう会える機会はないと諦めかけていたが、戦争で同じ軍に配属されたことで一気に距離を縮める。エリカに助言を頼みつつ終戦翌日にツクシに迫った。

 エリカからの「最後は愛嬌ですわよ!」というアドバイスを勘違いしたのか否か、アカネは体でツクシに迫ってなし崩し的に告白をokさせたのだった。

 当初、ツクシは大いに戸惑っていたが、同棲して数か月もすると馴染んで行って何とかうまくやっていけている様子である。

 イッシュ騒乱の際にはツクシやナツメと共にヒウンに潜入した。ヤーコンに会った際はコガネの街の事を立て板に水の如く理路整然と喋り、周囲の人々を驚かせた。その後、彼女はホドモエとコガネの結びつきを一層強固にすることに成功したのだった。恐ろしい子……。

 2025年の頃には四児の母となり、良妻賢母としてジムリーダーと芸能の傍ら立派に家を切り盛りしている。

 社交力が非常に高く、誰とでもすぐに友達になれる。その為、友人は非常に多くいるが親密な仲なのはマツバ等ごく一部に限られている。本人は壁を作っているつもりは無いらしいが。

 基本的に頭は良いが、エリカやオーキドなどには遠く及ばない。しかし、目だった欠点が無く、同時に幾つもの仕事をこなせるまさにスーパーウーマン。SS内で真にコスパが良いのはこの娘かもしれない……。

 

 

マツバ

 

年齢:24

趣味:オカルト

特技:歴代天皇・年号を全て暗誦できる事

 

紹介

 

 エンジュシティジムリーダー。

 修験者の長男として生まれ、5歳の頃に千里眼を与えられる。

 幼少の頃よりオカルティックな物を好み、『ムー』は発刊当時のものから持っている程のオタクである。

 その為、身近にある焼けた塔に関心を示し一週間に一回は必ず隅々まで見て回るほどだったという。再建が決まった際はかなりおちこんだらしい。

 修験道や占術等のあやかしにも大いにはまり、学生時代は本人の明晰ぶりと重ねて『魑魅魍魎』というあだ名までつけられたほど。

 一方で学業にも大いに専念し、成績は常に上位。エンジュ大学に入った後は更に精進して遂には首席で卒業した。

 17歳の頃にエンジュジムリーダーの職を推挙され、受諾する。

 選んだタイプもゴーストと更にオカルト的要素が増していく中、最初の定例会でエリカに一目ぼれをする。その後、自然公園の再建計画にも参画。その過程でアカネと知り合い、どこか似通う物があって親友となった。エンジュ騒乱の前に集団催眠事件の存在に感付き、エンジュ大学に潜入してポケモンを奪還しようとするがオーキドの前に敗北。この時点では何とか無事に済み、エンジュシティ中をかけずりまわってロケット団およびオーキドについて調査を行い意見書をリーグに提出する。

 ロケット団がエンジュシティに攻撃を行うとマツバは先陣を切って防衛に努め、市民の救出を行った。しかし、最終的には衆寡敵せず圧倒的な大軍の前に屈する事となった。

 マツバの活躍はエンジュ市民たちによって大いに喧伝され、マスコミもこれに同調して一躍英雄扱いとなった。そして、ロケット団によって殺害されると自衛隊出動を願う世論が出始めるほどの大騒ぎとなった。

 が、その実態は死よりもある意味過酷なものであった。一年近くもの間四肢を拘束され、オーキドより千里眼を譲れと脅迫され続け、譲らないのならばエリカを性奴隷のロボットにすると言われたのでエリカを守る為に千里眼を渡してしまう。

 その後、マツバは軟禁状態となり抜け殻のように過ごす。エンジュ騒擾事件でツクシとアカネによって救い出されるが、マツバの表情は晴れやかなものでは無かった。それから一年後、事実を知ったエリカから告白されてそれを受け、漸くマツバは生気を取り戻す。

 それ以降はジムリーダーを続けつつエンジュ大学の講師として活動。

 2025年の頃には三児を設けてエリカと共に幸せに過ごすのだった。

 趣味はアレだが、温和な性格でしかも顔も良いので人々から大いに好かれ、アカネとはツクシよりも慕われているんじゃないか囁かれるぐらいの仲である。

 ミナキとは幼いころからの付き合いで、互いに互いを認め合う親友である。

 オカルトつながりからか歴史や文学も好み、その知識はエリカと同じかそれ以上ではないかと噂される。

 

 

ヤナギ

 

年齢:80

趣味:散歩

特技:遠泳、ウィンタースポーツ

 

紹介

 

 チョウジタウンジムリーダー。ポケモンリーグ初代理事長。

 老いてもなお、世界で一二の実力を持つと噂されているポケモントレーナー。単にトレーナーとしてだけではなく、ポケモンバトルやトレーナーの価値を爆発的に高めた功労者でもある為、業績を知る者は最大限の敬意を払う。老いていることは自覚しているため一ジムリーダーに留まり本心ではそれ以上の介入は望んでいない。豊富な経験と知識に裏打ちされた冷静沈着かつしなやかな戦略や戦術より「雪柳斎」、「ヤナギに雪折れ無し」などという異名をつけられるほどの実力者である。

 彼は最初チョウジタウンの貧民に生まれ、冷遇された少年時代を過ごす。

 だが、利発な子ではあったそうで、カントーの進学校であるセキチク高校から推薦を貰って進学。オーキドやカツラとはそこで知り合い親友となった。

 まだ理系と文系の学問が別個のものであるという意識が強かった当時、彼は得意分野であった物理を専攻し、タマムシ大学物理学科に進む。

 そこでの成績も優秀だったようで、オーキドには及ばなかったものの、優秀生として表彰された。

 その後、優秀生表彰の特典として学長よりポケモンを貰って、オーキドと共に修行に励む。それから大学に近いタマムシジムを一番最初に挑み、カルミアよりバッジを貰った後はオーキドとは別れて別々にカントー、ジョウトのバッジ(リーグ設立前なので、どちらかといえば記念品)を集める。

 集めた直後、オーキドとヤナギはカルミアをタマムシデパートの喫茶店に呼び寄せて報告する。その場でオーキドが告白したが、カルミアには適当に流されて終わる。

 そんなオーキドをしり目に告白しようか迷ったが、カルミアが出て行こうとしたのでヤナギは勘定も払わずに追いかける。(ちなみにツケは全てオーキドが払った)

 オーキドが追いつかないと悟ったのか、彼女はタマムシデパートの入り口で立ち止まり、ヤナギを噴水へと誘う。

 そこで待っていたのはカルミアからの告白であった。どうやらカルミアはヤナギの思慮深く、クールな内面と強さに惚れた様である。

 カルミアは正直に父親に話したが、まだまだ身分の意識が強いこの当時、上流階級なら尚更である。カルミアも例のごとく実質無職のヤナギと結婚する事の反対を受け、ヤナギとカルミアは生木を裂くような別れを遂げた。

 その後、カルミアがまた変な気を起こさないように彼女の父親はオーキドとの婚儀を画策し、成就へと導くのだった。

 恋破れた後のヤナギは、故郷のチョウジへと戻り忍術の修行を積んで、わずか十年で上忍となった。キョウの師匠というのだから尚更恐ろしい。因みにこの時に里の慣習でホウエン地方出身のチョウジ市民と結婚する。(異郷の者は忍術を強めるとの言い伝えがあったのだ)そしてその時、ナギの母親が生まれた。

 上忍になった後は、修行の名目で旅に出てグレン島にてカツラと出会う。カツラとヤナギは久々の再会を喜び合って三日三晩語り明かし、旅の話をしている時、『ジムの上位互換となる組織を作ろう』という事が発案された。

 ヤナギは私財をはたいて全国を周ってリーグの構成員を求めた。この当時(1960年代)、戦後の成長期で新進気鋭の機運に溢れていた内国で、カツラやヤナギと同じことを考える人々は決して少なくは無かった。その為、ジムを持つ人々は次々と賛同してリーグの構成員となり、1968年10月、セキエイ高原にて第一回の総会が行われた。(総会は年に一回、内国中のジムリーダーが集まる式典だったが、煩雑さや必要性の薄さから1989年に廃止された)因みにカツラはリーグ本部の設営や規則の作成を行っている。

 彼はおよそ21年間理事長を務め、リーグの根本を形作った。カツラはその間副理事長で、ヤナギが辞めた後は同じく身を引く。

 理事長を辞めた後はチョウジに戻り、ジムリーダーを務める。定例会が終わった後などで、時々ダイゴやワタル等といった理事長より相談を持ちかけられたりはするので事実上の顧問役となっている。

 SS本編では、レッド最大の強敵としてあらわれ、完膚なしまでの敗北を味わわせた。その後負けはしたものの、あれが本当に彼の本気だったかどうかは未だに分からない。

 シャガと相並ぶ二強としても知られ、彼の強さを一目見んとジムの門をたたくトレーナーは後をたたないがことごとく敗れ去ってしまう。

 2025年(92歳)の頃はチョウジに戻った頃より続けている一日一万歩の散歩。それに加え日々の遠泳は欠かさず、食事は一汁一菜をこころがけるという何とも健康的な生活を送っている。世界最高齢となるのが彼の今の夢らしい。

 この時の理事長であるシロナは『不偏不党、独立不羈(ふき)』をスローガンとしているため、本格的にヤナギはリーグに関わらなくなって、過去の人物となりつつある。しかし、本人は寧ろそれを喜ばしいと思っているようだ。

 

 

ミカン

 

年齢:15

趣味:ポケモンの世話、旅行

特技:鋼タイプの魅力を延々と語れる。(性格上、まずする事は無い)

 

紹介

 

 アサギシティジムリーダー。アサギの灯台所長。

 ポケモンブリーダーの家系に生まれ、幼いころから岩タイプのポケモンを大いに好んだ。

 小学校で体が小さい事等を理由に苛められ、中学の時には遂に引き籠ってしまう。しかし、ふとテレビで見た若き俊英、レッドという特集でレッドの活躍を知る。

 同じくらいの歳の人が頑張っている事に奮起したミカンは一念発起して、リーダーになる為の修行を開始する。伝を頼ってヤナギやシジマの教えを乞うて、元々の才能もあったのか瞬く間にアサギ一のトレーナーになった。才覚を認めたヤナギは、丁度前任者が急逝して空席となっていたアサギシティのジムリーダーにするようリーグにミカンを推挙。試験を経て最年少の13歳でジムリーダーとなった。

 アサギの灯台でも修行していた為、リーダー就任と同時にアサギの灯台の所長になる。とはいえ、所長の仕事はあまり無く、灯台の光源となっているデンリュウ(あかりちゃん)を世話する事ぐらいだった。とはいえ、ミカンは仕事としてではなく、本当に友達のようにデンリュウと接している。理由は『あかりちゃんはいつも一人ぼっちで寂しそうで、それに自分自身も親近感を覚えたから』というらしい。アクア号の船員によればミカンが所長になってからより遠くから明かりがみえるようになったという話だ。

 そんな性格なので、今やミカンはアサギ中の人々から好かれる人気者。いじめられっこという汚名を見事に返上したのである。

 SS本編ではレッドに片思いしている。戦争でのレッドの漢気ある行動を遠目から一部始終見ていた為、憧れから恋に感情が変わったのだ。それでミカンは自分の好きなレッドを独り占め出来るエリカに対抗心を燃やしたのか、何を血迷ったかレッドがジョウトを去る寸前にレッドを連れ出してこっそりと接吻したのだ。

 それからレッドとエリカがシンオウ地方に来るとズイタウンにおいて再会。カンナギタウンにおいてはレッドから優しい言葉をかけられて思いが再燃。しかしエリカのかわりになることは出来ないと承知していたためせめてもの区切りとしてレッドともう一度二人きりになることを望んでいた。

 その後ナギサシティにおいて二人に再会するもののレッドから提案を拒否された上にエリカの非難によって精神的に追い詰られ。自傷行為に及ぼうとした。しかし直前で思いとどまる。エリカとはその後関係を修復するもその思慮の浅さを裏ではたしなめられていた。

 イッシュ騒乱後、ワタルの口からレッドの本性が暴露され、ミカンはエリカと同じく幻滅。その為飛行機に居合わせても一切話しかけなかった。

 2025年の頃は、ミカンも立派な大人に成長し、既に婚約者が居る。無論、レッドでは無い。

 

 

シジマ

 

年齢:50

趣味:格闘技

特技:格闘技

 

紹介

 

 タンバシティジムリーダー。タンバ体育大学学長。

 幼少の頃より喧嘩が滅法強く、小学校の頃より空手と柔道をやり始める。

 国体では当然のように優勝を果たし、次々と的確に繰り出す技は『雷の化身』の異名を持ち、オリンピックにも出場するほどの名うての格闘家である。

 しかし31歳の時に酒好きが祟って肝硬変を発症、一か月もの間生死を彷徨うほどの重篤になる。

 その後、一年で退院。酒はキッパリと止める。それと同時にシジマは自らの死期を悟って『自分の生きてきた証を残す』として試合出場は控えるようになる。その後すぐにジムを開いて、公認のジムリーダーになる。

 そして、巨額のファイトマネーとタンバ市民からの支援も受けて1997年、カントージョウト初の体育大学、タンバ大学を開校する。当時の内国は格闘技と言ったらポケモンの存在が大きく、人間のアスリートは例外を除きそこまでの注目を受けていなかったが、シジマが開いた大学という事で入学志願者が殺到。そして、数々の巨星を輩出し、人間アスリートの価値を爆発的に高めたシジマは一躍格闘界もとい体育の巨魁と目されるようになった。

 豪放磊落な性格で、何でもかんでもどんぶり勘定という一見無計画な男だが、本当に大事な物は熟慮して決めるという慎重な一面も持つ。タンバ大学創設の際のシジマは人が違ったかのように冷静だったという。

 愛妻家でもあり、週の半分以上は絶対に18時をまたがずに家に帰ると決めている。その一方、男色でもあり、シバやトウキ等の学生に手をだし、最終的には籠絡に成功している。恐ろしい……。

 SS本編では、シバと行為に及んでいる最中にレッドに見つかるという何ともショッキングな所から始まる。ジム戦後に弟の暴行を受けているかもしれないと姪のスモモの様子を見てくるようにレッドとエリカに頼む。

 エンジュ騒乱に置いては第三軍の総司令官を務める。アポロの策略にハマって一時はあわや全滅と言う窮地に陥ったがアポロの軍勢が救援の為層が薄くなった隙をついて一か八かの大脱出を敢行。奇跡的に誰も欠けることなくアサギに帰還し、『シジマの退き口』と呼ばれる伝説を作り上げた。

 シンオウ編においてはレッドとエリカから虐待の実態をきいて居ても立ってもいられずトバリにまで赴いたが、その夜にルカリオによって気を静めた。翌日になって談判を行った際には冷静につとめたがあまりのクマオの増長ぶりに堪忍袋の緒が切れて鉄拳制裁を行い、強制的に事をおさめた。その後は自らの責務としてクマオの入院費や時折の見舞いを欠かさず行い贖罪につとめた。

 2036年に肝硬変が再発して今度は耐えきれずに逝去。享年73。葬儀にはリーグの人員の他に格闘界のみならずスポーツ界全体から弔問客がきてマスコミが大勢おしかけたという。シジマのスポーツ普及や発展の精神は姪のスモモに受け継がれることになった。

 

イブキ

 

年齢:26

趣味:ドラゴンの育成

特技:不明

 

 

紹介

 

 フスベシティジムリーダー。龍の穴の守護者。

 全国有数の実力を持つドラゴン使い。女流としてはピカ一の実力を誇っていたが、最近はアイリスの台頭により地位が脅かされている。露出度の高い衣装を身にまとっている為フスベの外で誰かと会うたびに目のやり場に困られるという。エリカにその独特なファッションセンスを窘められたことがある。

 ワタルとは同郷にして同い年の幼馴染であり永遠のライバルでもある。幼少のころより彼とは切磋琢磨し合っていた。ゲンジの跡を継ぐジムリーダーが決まるまでは二人の実力は拮抗しており、フスベで一番強いドラゴン使いといえば?という問いに対してフスベの住民の意見は真っ二つに分かれていたという。

 さて、ゲンジの引退に伴い、ワタルと彼女が雌雄を決する一戦を行ったのはワタルの項で述べたとおりである。彼に敗れた彼女は暫く塞ぎ込み、荒れる時期もあったが時の経過と共に立ち直っていき二年後にワタルの四天王への昇進に伴い、かわってジムリーダーになったときには元気を取り戻した。

 彼女のトレーナーとしての実力は確かに高く、ジムリーダーとしては何ら申し分ないが名目上はあのヤナギの次。チャンピオンにワタルという上位互換がいる為その不幸な境遇からトレーナーの中では実力以上に低く見られてしまうことがしばしばある。しかし本人はさして気にしておらず自分の故郷でリーダーができることに何より誇りを持っている次第である。

 ワタルとは反対に苛烈な一面をもち、人に厳しく当たってしまうことが多々ある。その気性の荒さから長老たちからは認められずイブキにとって大きな悩みの種となっている。しかし現行ではイブキ以上に強くて若いドラゴン使いが(フスベ内では)居ない為ドラゴン使いの聖地である龍の穴の守護者を務めている。

 2025年の頃はドラゴン使いの後進の育成に当たり、百人ほど輩出している。また年齢の経過と共に性格が丸くなり、実力も高まった為漸く長老たちからも認められた。近々(シャガやゲンジといった巨星の逝去により)ドラゴン使い頂点の座を巡ってワタルとの再戦の話もあがっているとの噂も……。

 

 

【カントー勢】

 

マチス

 

年齢:49

趣味:銃の蒐集。

特技:軍の指揮。電撃戦

 

紹介

 

 イッシュ地方出身。クチバシティジムリーダー。元アメリカ合衆国陸軍少佐。

 米国生まれ米国育ちのまごう事なき外国人。先祖代々軍人を務めている家庭に生を受け、ウェストポイントで士官としての教育を受けて20歳で少尉からスタート。指揮官としての戦功は非常に目覚ましく、ナチスに憧れてか電撃戦を好み、『雷帝』の異名がつけられるほどの名将として名を馳せる。

 しかし、気性が荒く、親分肌の為部下には慕われても上司には中々気に入れられず戦功の割には軍人としての栄達はなかなかならなかった。36歳の頃に突如軍人を引退し、少年期の頃トレーナーになろうとしていた経験をいかしてクチバに渡ってジムを開く。この当時ジムは二つあり壮絶な争いの末マチスが制し、奇しくも犬猿の仲であるワタルと同時期にジムリーダーとなった。ワタルとは理事長になってから対立が顕在化し、年下に指図されるのが気に食わないのか度々反抗的な態度を取り続けている。

 本編に置いては第二軍の司令官として活躍し、電撃戦を用いて大勝をおさめ、一時はエンジュシティの中心部へ迫るほどの進撃を果たす。しかし、この作戦はあまりにも非道であると根強い批判もあった。レッドとエリカには三番目の敵として戦い、敗北。エリカの英語を激賞していた。

 15年後は残念ながら2023年に59歳で酒好きや無理が祟って肝硬変や心筋梗塞を併発して亡くなった。墓はイッシュ地方に建てられた。

 

ナツメ

 

年齢:21

趣味:超能力

特技:超能力

 

 

紹介

 

 ヤマブキシティジムリーダー。

 空前絶後のエスパー少女として高名。2歳の頃から超能力に目覚め、死に物狂いの特訓の末に10歳頃には世界でも比類なきと目される超能力を手にした。

 小学校中学校高校と学を修め、超能力養成学校であるヤマブキ大学へ入学。化け物揃いのヤマブキ大学の中でも嚢中の錐と目されるほどの力を持っており、誰もかれも彼女には全く勝てず当然のように2年早く20歳で主席のまま卒業する。

 一方でこの絶大な力は首都たるヤマブキを守るに相応しいと目され空手大王との決闘を経、15歳で政府及びリーダー推薦でジムリーダーとなった。エスパー使いとしての実力も相当な物であり、十傑には入らないものの常にジムリーダーの中でも上位の強さを保っている。

 彼女の力で何が一番目されているのかと言えば『人間スキミング』と綽名されるほどの分析、読心能力である。彼女はその人の前に立っただけで人の思考や記憶を読み取り、経験までそのままコピーしてしまうほどの力だ。他にも地方間を跨げるだけの瞬間移動や超高層ビルをも持ち上げるほどの念力など他のエスパーとは雲泥の差といえるほどの抜きんでた力をもっている。

 エリカの方から誘われて2010年から二年間かけて彼女と関係を持った。しかし、この事は誰にも知られておらず、極秘の関係である。

 本編においてはエリカの元恋人であり、一番の親友として登場。二人の先々を案じたり、エリカの相談相手になったりなど話の色々な箇所で何かと気にかけ、重要な役割を果たしている。レッドに対しては終始懐疑的であり諸手を挙げて歓迎するようなことはなかった。

 15年後は残念ながら2024年に32歳で急死。死因は強大過ぎた超能力を維持する脳が限界を迎え、脳出血を起こしたことが原因とされている。ちなみに処女のまま生を終えた。

 ちなみに彼女が超能力を使うのは仕事のときと気まぐれのどちらかである。当人曰く超能力を使うのは面白くないし疲れるからあまり積極的にはつかわないそうだ。

 

カツラ

 

年齢:80

趣味:男色

特技:研究・改造

 

紹介

 

 グレン島(ふたご島)ジムリーダー。ポケモンリーグ初代副理事長。

 万年躁状態と噂されるほどの矍鑠な老人である。同じ高校であり友人であるヤナギと同じく、苦学生として若年期を過ごす。

 セキチク高校を卒業後、ポケモントレーナーを志してカントー中のジムを撃破してバッジ(記念品)を集める。全て集めた後、ポケモンの化学的性質に関する論文を書き上げ、その功績を用いてタマムシ大学理学部に入学。同期のフジと共にグレン島に研究所を立ち上げる。

 その後、ヤナギに再会して、酒場の与太話からポケモンリーグの創立へと発展。リーグ成立後はヤナギが理事長を退くまで副理事長を務め、リーグ法の制定や内部統制に尽力した。

 本編においてはカントー編において7番目のジムリーダーとして登場。敢闘はしたが敗北する。シルフカンパニーでロケット団が忍び込んだ時も大文字で一掃するなど活躍した。

 15年後はヤナギと長寿を競うほどだったが、突如脳梗塞を起こして倒れる。数年後、一度も起き上がる事がかなわないまま98歳で亡くなった。

 

 

【ホウエン勢】

 

アスナ

 

年齢:22

趣味:温泉

特技:育成

 

紹介

 

 フエンタウンジムリーダー。

 父の逝去に伴い、6月よりジムリーダーになった本作の中では一番の新人ジムリーダー。幼少の頃より父から才覚を見込まれてリーダーとして育てられ、相応の実力を身につけた。しかし、数年前の決闘で落着していたはずの兄、ダイモンとの後継争いが8月になって再燃。

 流れ者のベテラントレーナーサキヒサや伝統を破ってリーダーの座に就いたアスナに反発する町の古老たちが結託し、アスナをリーダーの座から降ろそうとした。アスナ側は苦戦を強いられ、一進一退の攻防が続いていた。

 本編ではその騒動に際し、街にやってきたレッドとエリカがアスナ側についた。それ以後はレッドによる不正の証拠とエリカの追及によってダイモン側は潔く身を引く。ダイモンはトレーナー資格を剥奪された為事態は本当の終焉をみた。アスナとダイモンは上記のいきさつから幼少期よりいざこざが続いていたが、今回の騒動で和解し仲を取り戻しつつある。

 性格は情熱家タイプだが、真面目すぎるせいかやや気負いすぎるきらいがある。当初の頃は挑戦者に対し父同様厳しくあたっていたが、騒動収束後は自然体でいくことにしたという。

 2018年の頃に結婚。五児を儲ける。兄弟仲は依然良好で、兄も結婚したため家族ぐるみの付き合いをしているという。

 

 

 

ナギ

 

年齢:25

趣味:グライダー。鳥ポケモンと共に大空を舞うなど空に居ること

特技:分析。飛行ポケモンや飛行機などの操縦

 

紹介

 

 ヒワマキシティジムリーダー。ヒワマキ航空大学准教授(機械工学専攻)。

 五大難関(各地方に一人はいるとされる強者ジムリーダー)の一角を担う強豪の一人にして、この世界では非常に珍しい飛行機の操縦士である。

 世界最強とも目されるヤナギの孫娘。性格は確実に受け継がれており、明晰な頭脳を持ち、勝負事には特に冷血な態度である。

 8歳の頃に両親を事故で亡くし、祖父のヤナギのもとで育てられた。18歳の頃にリニアなどの開通で需要が少なくなり廃校となっていた航空大再建を志してチョウジからヒワマキへ飛び立つ。ナギ自身の尽力やヤナギやヒワマキ住民の支援もあって二年後の2008年に再建が実現し、同時に功績が認められてジムリーダーに。当初は資金繰りに苦しんでおり、酷い時には自身のポケットマネーを使って赤字を補てんするほどだった。しかし2010年9月頃から二国間民間渡航の話が出始めるとイッシュ地方ヒワマキ―フキヨセ間での航路開通に動きだし、ほかにも多数の候補があったが単独での獲得に成功。これにより漸く収入が安定し現在に至った。同じ操縦士であるフウロとはこの頃に知り合い、現在では良き友達となっている。また男運に乏しく何人もの男性と付き合っているがなかなか結婚に至らず年齢的に少しずつ焦りを見せている。

 性格は基本的にはヤナギ譲りで冷静で落ち着いている。時には冷たい時もあり、レッドやエリカもその冷たさに直面したことがしばしば。しかし、それは自らの計算通りに事が運んでいる時に限り少しでも算段がずれればたちまち焦りをみせてしまう一面も。

 本編ではホウエン地方では最も苦戦したジムリーダーとして登場。また、レッドにゴーゴーゴーゴーグルを渡してバンギラス戦におけるレッドの活躍を手助けすることになり、レッドがホウエン地方行きを決めた理由の一つになる。航空大創立記念のパーティに二人を誘い酔うと説教臭くなる一面をみせた。

 イッシュ編においては二人をイッシュ地方へ連れて行ったパイロットの一人であり、早々からレッドとフウロに対して懸念を抱いている。レッドとエリカが破局した後は一緒の飛行機には載せないなど内助の功もみせている。

 ヤナギからオーキドとカルミアに関する一件は聞かされており、エリカがもしかしたら腹違いの従妹かもしれないという事で少しだけ気にかけてはいる様子。ヤナギに対する尊敬は非常に篤く、祖父のようなトレーナーになることを目標にして生きている。

 2025年の頃は経験を積んだという事でヒワマキ航空大の学長になっている。強さも相変わらずで四天王着任の声もかかっているが、まだ離れる時期ではないとして丁重に断っている。結婚願望はあるにはあるが最早婚期を逃している(37歳)為半ば諦めている様子。処女ではないらしい。

 

センリ

 

年齢:48

趣味:筋トレ

特技:不明

 

紹介

 

 トウカシティジムリーダー。元教師。

 アサギシティに生まれポケモントレーナーを志していたが、まだ当時はモラトリアムがなかったことと、両親の反対を受け挫折。カナズミ大学を出て高校の国語教師となったがトレーナーの夢を捨てきれず5年目にして教師を辞職。かねてよりこっそりと育てていたポケモンたちと共にトレーナーとしての道を歩み始めた。現在の妻は教師になって二年目の頃に見合いで結婚したが教師を辞め、旅に出てからも共にセンリの側に寄り添い続けた。わずか2年という早さでジョウト地方のバッジとカントー地方のバッジを6枚ほど手にする。14枚集めた頃に将来的な禅譲を内定した上で先代のアサギジムリーダーにジムトレーナーとして雇われた。

 そして2年後、実力と資質を認められて見事アサギジムリーダーの地位を手に入れた。その後はおおよそ中堅クラスの実力を持つリーダーとして活躍し続けたが2006年にコガネジムのリーダーが隠居した為後継として彼の地に移ることになった。しかしコガネ人の気質と折り合いがなかなかつかず心労をつのらせていった。そして2009年には偶然にもオーキドのロケット団との密通を知ってしまう。センリは直談判の上、告発することを通告したがオーキドが家族をダシに脅迫。結果、折れてしまった。

 その後オーキドはセンリを警戒して遠ざけることを画策。当時人気絶頂のアイドルであり、コガネ側もやぶさかではなかったアカネをリーダーとして擁立し、センリをコガネから追い出す事に成功した(勿論この事はアカネ及び芸能事務所などはあずかり知らないところである)。そしてまた偶然にもトウカシティのリーダーが空きが出たため

元の任地であるアサギではなくトウカのリーダーとなった。傍からみれば左遷も同然であった。

 本編ではレッドとエリカのホウエン五番目のジムリーダーとして登場。ベテラントレーナーとしての実力を遺憾なく発揮するも惜敗する。恩返しをしたいというエリカの懇願を受けて四年前の事件について告白。その後リーグに出頭して停職一年というリーグ内でも稀な厳しい処罰を受けた。期間終了後はリーダーに復帰し、世論はセンリに同情するものが多数だったためすんなりリーダーの職務にもどることができた。

 リーダーとしては他に教師という遍歴からか新人リーダーの教育係を務め、エリカの他にもワタルやマツバ、ナツメ、カスミなどの指導を行った。その為、若手からの人望は非常に厚い。

 2030年にリーダーの職を引退し、ユウキに世襲。ストレスから解放され穏やかな老後を送っている。

 

ゲンジ

 

年齢:87

趣味:ドラゴンポケモンとの戯れ

特技:不明

 

紹介

 

 元フスベシティジムリーダー。サイユウリーグ四天王。

 イブキとワタルの師匠にあたり、その他にも多くの優秀なドラゴン使いを輩出した功労者。ホウエン地方に生まれ、ドラゴンポケモンに興味を持ち修行を行うが太平洋戦争が起こるとお国の為にと適齢期になった1942年に自ら兵に志願した。海軍に所属し砲手として任務を全うした。彼は訓練後すぐに完成間もない大和の乗組員として配属される。その為。レイテ沖海戦や坊ノ岬沖海戦などの激戦で多少の戦傷は負いはしたがどうにか生きて終戦を迎えられた。まさに壮絶な経験の持ち主である。因みに暇を見つけてはドラゴンポケモンを育成しており、その力を見た上官の要請で数回ほど偵察に用いられたこともあったそうだ。

 終戦後は傷を癒してホウエン地方に戻り、えんとつ山やりゅうせいの滝などで修行を続けた。そして1948年、戦災でジムリーダーを失い跡目を巡って何年も争い続けているフスベシティの噂を聞き、単身で殴り込みをかけた。彼は圧倒的な力を持って候補者たちを破り、フスベシティジムリーダーの座を獲得したのだった。

 その後は五十年以上に亘ってリーダーの座に君臨し続け、ドラゴン使いの育成を図った。何度か四天王推挙の打診はあったが「後進の育成に専念したい」という理由で断り続けていた。しかし、イブキとワタルの実力を見たゲンジはリーダーの座から引くことを決意し、2004年にホウエン地方へと戻ってサイユウリーグの四天王の座におさまったのだった。

 ジムリーダーとしての実力は非常に高く、本来弱点のタイプのヤナギでさえも何度か本気で負けを覚悟したほどの力であったそうだ。しかし四天王になってからは故意なのかそれとも老いたのかややその力は陰りを見せ、平均的な力におさまりつつある。その為、老年で実績もありながらレッドの世代ではシャガやヤナギほどのトレーナーとしての名声はなくなっていた。

 本編においてはホウエン最後の四天王としてレッドエリカと戦うも惜敗する。彼はこの後「彼らがいればポケモンの未来は明るいだろう」と日記にのこしていた。

 先述の通り、2017年で91歳で亡くなった。ワタルがドラゴン使い代表として別れの言葉を述べ、「師がいなければ今の自分はいなかった」と何度も漏らし、言い終わった後席に戻ると下を向き、霊柩車で送り出す時にはついに泣き崩れたという。一方のイブキは性格のせいかワタルほど感情をあらわにしなかったが告別式の際何度も拳を握り締めこらえていた。

 

 

【シンオウ勢】

 

 

ナナカマド

 

年齢:85

趣味:甘味処めぐり

特技:特になし

 

 

紹介

 

 ナナカマドポケモン研究所所長。ポケモン研究会会長。

 博物学の教師を勤めている家の子どもにうまれ、研究員を志してコトブキ帝國大學から当時は携帯獣学の泰斗とみなされていたニシノモリ博士直々の推薦を受けた。そして、同教授のタマムシ大学附属生物学研究機関の研究員として抜擢され、大学院生となりそこから研究者としてのキャリアを積んでいった。尚、(旧制)中学から高校時代にかけて戦争の時代を経験したが彼自身は幸いにも兵隊には取られずに済んだものの勤労動員にはかりだされていたという。

 戦前より既にみえはじめていたジムリーダーになれるものとそうでないものの差に関する追究を生涯の研究テーマとしておりニシノモリの手伝いの傍ら彼自身もそれに熱中し続けた。弟弟子にあたるオーキドとは彼がニシノモリのゼミに居た頃からの付き合いであり、様々な世話を焼いて親交を深めていた。

 40歳となった1968年の頃にタマムシ大学の教授となっていよいよ本格的に自らの主題の研究に本腰を入れ始め、自らのゼミ生や親しい研究員の力も借りつつ大規模なトレーナーやポケモンの調査とそれに基づいた統計学や遺伝子学、生理学など様々な学問の見地に基づいた分析と論文作成に身を捧げて遂に1983年に学会へ発表できるほどの質に到達した。

 しかし、そこで論文発表に待ったをかけたのは最大の貢献者といって過言ではないオーキドである。この頃の彼は完全に正常な感覚や良心を著しく失っており、ポケモンリーグはあくまで自らの手で潰すことをこだわり続けていた。そのため彼はナナカマドの論文をあらゆる手を用いて葬り去らせることに注力した。結果、ナナカマドは自らの生活の糧を失うことが耐えられなかった為忸怩たる思いで論文発表を断念。彼の『天賦戦闘資質論(天戦論)』の理論は日の目をみることはなかった。

 失意のナナカマドはふさぎ込むようになり、1986年にタマムシ大学を辞去して故郷のマサゴタウンに研究所を構え、コトブキ大学の客員教授の職を得てシンオウ地方の博士として居続けることになった。これ以後彼は天戦論の研究ではなくその過程で得た知見を用いて進化の研究にテーマをかえて進めることにした。

 以後彼は携帯獣進化学の権威として名声をほこるようになり、この国の研究会ではオーキドに次ぐ地位を持つ研究者として地盤を固めることになった。

 その結果、エンジュ騒乱でオーキドが蒸発した後ポケモン研究会会長に就任することとなった。

 本編ではレッドとエリカに御三家のポケモンを渡す役目だけでなくギンガ爆弾の事件のときにいあわせ、そして天賦戦闘資質論という残酷な、しかし歴然とした真実をレッドとゴールドに告げた張本人。後にPWTとイッシュ騒乱の顛末を聞いた際レッドには落胆しつつもゴールドはきちんとその意味を理解し素晴らしい敢闘をみせたのですこしだけ報われたかのような表情をしたという。

 2021年。93歳で逝去。葬儀には研究機関やリーグなどから多くの参列者が訪れ、その長老の死を悼んだ。会長の後釜にはウツギが座った。

 

スモモ

 

年齢:17

趣味:食べ歩き

特技:大食い 

 

紹介

 

 トバリシティジムリーダー。

 タンバジムリーダーであり格闘家であったシジマの姪にあたり、その影響からかシジマ及びその高弟であるヨシオの師事を受けて2歳の頃にシジマからリオルを譲り受けてそれを最大のパートナーとしながら修行を重ねる。

 スモモの父親であるクマオは真面目で温和な会社員であったが兄のシジマがたどった道の苦難さをそれなりに見てきたためスモモが格闘家になることには難色をしめしていた。しかしその才能をみたシジマとスモモ自身の強い熱意におされ、10歳の頃にはじめて格闘家としての正念場の試合にでることを契機にお守りとともに事実上スモモの格闘界入りを認めた。

 その後彼女は順調に実績を積み14歳の頃には日本屈指の実力をもつ有望な女子中学生ファイターとして注目されていた。

 しかし、この頃に母親のサクラによるヨシオコーチとの不貞行為発覚によってスモモの両親は離婚。この出来事はスモモの人生を大きく狂わせた。

 父親は段々と精神が壊れて酒に溺れ、パチスロに興じるという放蕩の日々を送ることになりスモモは父親から最初は言葉、次第に暴力による虐待を受けることになった。しかしスモモはめげることなく精進を続け中学を卒業した後はプロとしての道を歩み始めて2012年のロンドン五輪では銀メダリストに名を連ねるほどの域に達した。そしてスモモはその功績を讃えられて丁度前任者が引退して空席となっていたトバリシティのジムリーダーとなった。ポケモンと共に修行を重ねていたためジムリーダーの水準に届くまでトレーナーとしての力をつけるのにさほどの時間はかからなかった。

 しかしこのスモモの想定外なまでの出世は却って父による虐待を助長する羽目になった。一番最初に親孝行の証としてファイトマネーの全額を渡したのを皮切りに最初は丁重に、最終的にはジムに怒鳴り込むようになるまで事態は悪化していた。2013年8月頃には非公式ではあるがトレーナーからの苦情を受けて副理事長のシロナ直々に改善するよう叱責を食らうほどになっていて仕事にも支障が出始めていた。

 両親が離婚して三年が経過し、彼女の精神はリオルの頃から相棒として付き添い続けてきたルカリオのおかげでなんとか保っていたがそれもそろそろ限界と思われるほどに自体は切迫していた。

 本編ではシンオウ地方三番目のジムリーダーとして登場。挑戦すると同時にレッドとエリカはシジマに依頼されていた虐待の仔細を聞こうとするもその前に怒鳴り込んできたため自明であった。その後伯父のシジマと二人が臨席のもと会議を行い、シジマの鉄拳制裁によって全ての事は落着した。父親は入院し、スモモ自身も精神を病んでいたため通院することとなった。

 その後は半年ほどの通院を経て精神は健全を取り戻し、リーダーとしてもスポーツ選手としても活躍を続けて伯父のシジマにも負けず劣らずの実績を残した。2025年頃には第一線から退くことを考え始めておりシジマと同じく養成所を作ることを考えているようだ。因みに結婚はしておらず噂ではパートナーのルカリオと添い遂げようとしてるとかしてないとか……。

 

クロツグ

 

年齢:不明

趣味:放浪

特技:アウトドア

 

紹介

 

 バトルフロンティアバトルタワータイクーン。前シンオウリーグチャンピオン。

 一見全国を放浪する風来坊に見えて、実はリーグチャンピオンをも凌ぐポケモンバトルの実力者で、現在ポケモンバトルでの頂点に立つとされるヤナギとシャガに最も近い力をもつとされている。

 肩書はバトルタワーのタイクーンであるが、強いトレーナーを求めて全国を放浪していてあまりタワーに帰ることはない。元々は特定のジムに所属せずベテラントレーナーとして旅を続けていたが先々代のリーグチャンピオンに見込まれて四天王となり、そこから1996年にシンオウリーグのチャンピオンにまで上り詰めた。実力はあったものの権力にはさらさら興味がなく理事長選挙には出馬どころか面倒臭がって欠席をするというフリーダムぶりで歴代の理事長はほとほと手を焼いていたという。ジュンは身を固めさせようとしたヤナギが裏で見合いの場を整えさせて結婚させた後に生まれた子どもでフタバタウンに居を構えたが落ち着こうとはせず放浪癖はおさまらなかった。

 リーグのしがらみに飽きてきたためか2000年代に入ってからチャンピオンの後継者を求めて渡り歩いている最中に大学在学中に首席でありながらシンオウ中のバッジを揃えたというシロナの噂を聞きつけて直々に勝負を挑んだ。勝ちはしたもののその類稀なる才能を見込んで四天王に誘い、そこから4年後の2006年にチャンピオンの座を譲ってリーグを辞去した。そこから更に実力を蓄えて2009年にはバトルフロンティアの全施設を制覇して事実上の長であるタイクーンから禅譲され、タワータイクーンの座についた。

 エンジュ騒乱の際はシロナから秘密裏に協力を要請されてフロンティアに所属する全トレーナーを自ら陣頭にたって各軍に送り込もうとするも出発の三日前に騒動が収まった為フロンティア出動はないまま終わった。

 本編ではノモセでマキシを破った後にレッドの前に突如現れた強敵として登場。レッドに対して優勢に戦いを進めるも子どもじみた言い訳を繰り返す彼に嫌気をさして負けを認めて立ち去った。後にジュンと会った際にはレッドを目標とせずゴールドに定めるよう勧めた。

 2024年に長年の不摂生や無理がたたって不慮の事故にあい死亡する。

 

 

 

 

 

 

 

【イッシュ勢】

 

フウロ

 

年齢:18

趣味:大空を飛び回る事

特技:不明

 

 

紹介

 

 フキヨセシティジムリーダー。飛行機操縦士。

 ナギと同じく飛行機の操縦資格を持つ。イッシュでカミツレと二分するほどの器量を持ち突き抜けるような明るさと鷹揚な性格で人々からは大いに好かれている。

 パイロットの家庭に生まれ育ち、小学校、中学校、高校と学を修める。学校では成績は中の上といったところで化学や物理に強い興味を持っていた。学校生活においては天使と呼ばれるほどの優しさを持ち、男子からは大きな人気があった。分け隔てなく明るく接していた為女子生徒からいじめられることもなく充実した生活を送っていた。その為、異性にはあまり抵抗がない。

 ポケモントレーナーとしては7歳頃から地道に訓練を重ね、11歳の頃に覚醒してフキヨセで彼女に勝てるトレーナーは一人としていなくなった。その為、13歳でフキヨセのジムリーダーに任命された。

 本編においてはレッドの浮気相手として登場。ナギと共に二人をフキヨセまで送った後、アララギの頼みでヒオウギまでフウロが連れて行った。ヒオウギでプラズマ団に敗れて連行されそうになったところでレッドが救出し、それを期にレッドを気にし始める。その後、エリカへの恋情が冷めつつあったレッドとの相談に乗っているうちに思いは募っていった。しかし、エリカに遠慮して直接的な行動に出なかった。ところが事もあろうにエリカがタマムシまで緊急で戻った隙にレッドがフウロに告白。レッドはフウロを襲って処女を奪い、自身も童貞を卒業した。

 レッドはこうなった以上エリカと別れるつもりで居た。しかし、エリカが帰ってくると途端に約束を反故にしてエリカの元に戻ってしまった。これが先輩にして友達であるカミツレに露見すると彼女は激怒し、全てをエリカに話すよう勧めるがそれでは誰も得をしないと言ってこれを退けた。

 かくして、フウロとレッドの関係はひとまず露見されなかったがオーキドによって全てが白日の下にさらされてしまった。フウロはしばらく理解のない人々に白い目で見られていたが事の次第がだんだんと明らかになるとどうにか名誉を回復した。

 十五年後は紆余曲折あって同業者のチェレンと結婚しており、幸せに暮らしている。

 

シャガ

 

年齢:80

趣味:ドラゴンポケモンの育成

特技:ポケモンとのスパーリング

 

紹介

 

 ソウリュウシティジムリーダー。ソウリュウシティ市長。

 ヤナギと並び称される最強と謳われているポケモントレーナー。ワタルでも勝てるかどうか分からないと自身がコメントしているほどである。

 いわゆる地元の名士であり、寡黙な人物でありながら発する言葉は鉛の如き重さがあり、鋭い物があるため多くの市民から慕われている。ドラゴン使いとして幼少期の頃から育ってきたが、ヒウン大学を卒業したエリートである。

 1977年に行われたイッシュリーグ創設の際に創設者のアデクに大幅な援助を行い、草創期において方々で尽力。最大の功労者と謳われたが、高い地位に就くことを望まず一ジムリーダーの座からは動かなかった。しかし、アデクがプラズマ団に敗北した責任を取って辞任した際にアイリスをチャンピオンとして推薦を受けるがシャガは幼すぎるとして猛反対。結局シャガが後見人を務める形で丸く収まったが、リーグの運営に関して関心の薄いアイリスなので事実上シャガがリーグを動かしているような物である。

 本編ではヤナギと並ぶ夫婦に立ちはだかる最後の壁として登場。一度は双竜の誓いなる必殺技で完膚無きまでにの敗北を味わわせたが二度目では僅差で敗北を喫した。

 上述した通りシャガは2019年に病死している。この頃にはアイリスは立派に成長していた為、最後の数年は半ば隠居のような生活だったという。葬儀には多くの人々が参列し、一人の巨魁の死を悼んだ。

 

 

【オリキャラたち】

 

ナツキ

 

年齢:23

趣味:花を愛でること

特技:不明

由来:原作のタマムシジムにいたジムトレーナーから

 

紹介

 

 タマムシジム副リーダー。元臨時ジムリーダー。

 タマムシ大学院植物学修士課程。

 エリカの母親の代からトレーナーを務めてきた古株の一人。年下ながらエリカの事は深く尊敬しており、敬語で接している。

 大学院に所属しながら副リーダー(一時は臨時ジムリーダー)も務めるという多忙ぶりだが、担当教授からは課外活動扱いで許されているらしい。

 幼少のころから植物、特に花を好んだ為地元にあったタマムシジムというのは彼女にとって大きな憧れであった。小学校を卒業し条件を満たした後ジムトレーナーに志願。トップクラスの成績で合格。エリカの母親が急逝した際は新米のジムリーダーであったエリカの補佐もしつつジムトレーナーとしての仕事を粛々と行っていた。

 尚、彼女は三年間トレーナーを務めたのちにタマムシ高校に入学し、放課後の時間を使ってジムに通いつつ、タマムシ大学へ入学するというまさにエリカリスペクトの極みといえる業績を残している。(但し飛び級ではない)エリカの祖母にあたるカルミアが亡くなった直後に長年の功績をエリカより認められてユキコと共に副リーダーにまで昇格する。

 性格は温和であるが、締めるときはしっかりと締めるメリハリの良さを持っている。そして、基本的に自分ひとりで抱え込む性質の為、代理ジムリーダーを務めている最中に過労で倒れてしまった。(オーキドの策略でもあったが、彼女の頑張りすぎが最大の原因である)

 15年後は30歳を以て寿退職。官僚職に就いている男性と結婚し、幸せに暮らしている。副業で花のネット販売を行っている。

 

ユキコ

 

年齢:18

趣味:ポケモンと戯れる事

特技:マネジメント

由来:原作のタマムシジムにいたジムトレーナーから

 

紹介

 

 タマムシジム副リーダー。

 タマムシ高校三年生(→タマムシ大学生物学部植物学科へ進学)。

 こちらはエリカ着任とほぼ同時期に入った新参者の部類に入るトレーナーだが、頭が良く統率力を持っていたためエリカから重宝された。ナツキの欠点である牽引力の低さを上手くカバーし、エリカ不在時は主にジム全体の会計や渉外に力を発揮した。「とても高校生とは思えない」というのが彼女と接した外部の人間の感想である。

 しかし、彼女は野心家であった為あくまで代理リーダーを希望した。しかし、エリカは人に対して辛く当たりすぎるところや少々がさつな所があるのを看破していた為ナツキ入院中もあくまで副リーダーの地位にとどまらせた。

 彼女もまたナツキと同じくマルチタスクが出来る人間だったため副リーダーとしての仕事と勉強を見事に両立出来ていた。

 性格は明朗で快活。しかし、先ほども書いた通り、人に対するあたりが強いことが散見されるのが欠点である。彼女はナツキほどリーダーたるエリカを尊敬していないが、ジムの事は大事に思っている。

 

タダヒコ

 

年齢:故人(享年74)

趣味:バードウォッチング

特技:不明

由来:軍医の名前より一字ずつ拝借

 

紹介

 

 タマムシ大学病院院長。エリカの曽祖父。

 軍医として育てられ、医者として一生を駆け抜けてきた。タマムシ帝國大學醫學部を卒業後陸軍付の軍医となり、日本各地を転々とした。腕は良く数々の患者を救ってきた。

 25歳の頃にアセビと結婚するが、満州事変に端を発する中国情勢の悪化によって彼も軍医としてかの国へといく事になってしまった。その為カルミアの出生にすら立ちあう事も出来ず彼は忙殺された。

 その後は日中戦争や太平洋戦争などで彼は南方の島々からシベリア近くまで各地を転々とし、軍医としての務めを果たした。しかし、救える患者がいた一方、当時の医療技術ではどうにもならない傷や病気などにも多く直面し彼は医者として、一人の男として数々の苦難に直面した。

 戦争が終わり彼が導いた結論は「決して我が一族だけはこのような悲惨な目にあわしてなるものか」ということであった。彼は元々開明的な考え方であったが戦争を経て寧ろ典型的な保守派へと変貌したのである。彼は終戦後より一層仕事に打ち込み、48歳の頃にはタマムシ大学病院院長の座を手にしたのだ。

 これはカルミアの結婚に際して大きな影響が出た事は言うまでもないだろう。身分が保障されていないポケモントレーナーに甘んじているヤナギをカルミアの交際相手とは認めず、自らが認めているオーキドとの結婚を勧めたのだ。勿論彼は娘の意に反することに際して何も感じていなかったわけではなかった。しかし、やがてそれは時が解決するだろうと思っていた。

 しかし、1978年5月のカルミアの事故後、ふと彼女の日記を読み彼は間違っていた事を強く認識させられることになった。彼は娘に深々と陳謝し、せめてもの罪滅ぼしにとオーキドとの離縁に動き出した。オーキド側も世論の影響や事故を防げなかったことの責などによってカルミア一家との離婚はやぶさかではなかった。こうして1978年6月にオーキドとカルミアは離婚することとなったのだ。

 その後彼は娘に対する罪悪感を背負ったまま失意のうちに1981年にこの世を去った。享年74。

 

カルミア

 

年齢:故人(享年76)

趣味:花を生ける事

特技:不明

由来:植物のエリカ属と同じツツジ科の下にあるカルミア属から

 

紹介

 

 タマムシジム四代目ジムリーダー。エリカの祖母。

 父親は陸軍軍医からタマムシ大学病院院長にまで上り詰めたエリートの医者であり、母親はジムリーダーであった。

 先代より受け継いだ焼け野原から形だけの復興を果たしたジムを現在のように百花繚乱華やかなジムにへと変貌させた中興の祖。彼女なくしては現在のタマムシジムはなかっただろうという説もでている。

 タマムシ高校在学中であった17歳のころに流行病で亡くなった母のあとを受け継いだ。しかし、当時のタマムシジムは戦災からやっと復興したばかりでひどい有様であった。そこで彼女は私財をはたいて世界中から植栽や種苗を買い漁り厳選したものをジムに飾り付け、もしくは植えつけた。すくすくと成長した木々がジムを彩る十年や数十年先を見据えたこのプランは大成功を収め、タマムシジムは百花繚乱の咲き誇るジムとなったのだ。そして、この功績が認められてタマムシジムはリーグ公認の座を与えられ、2025年現在でも残り続けている。

 ヤナギ、オーキド、カツラが初挑戦を持ちかけてきたのはちょうどそのプランの初期段階のころでこのころは小奇麗ではあったがまだ現在には遠く及ばなかったそうだ。尚、オーキドとヤナギの件に関しては両者の項で述べている為割愛する。

 滑落事件があったのは作戦が成功を収めつつあった1978年の事であった。それから18年に亘って彼女は植物状態から目覚めることはなかった。その間は娘(エリカの母親)がジムリーダーを務めた。しかしこの頃はポケモンリーグの成長期であり、ポケモンジムも年を追うごとに挑戦者が増えていったため彼女は忙殺。それでもどうにかこうにか元同級生のタマムシ大の教授と結婚までたどりついた。その直後の1993年にエリカが誕生するが、多忙の為育児が疎かになってしまう。しかし、エリカ3歳の時にカルミアが意識を取り戻す。1年のリハビリを受けて、エリカが4歳になった時から現在の彼女の基本を形作った徹底的な英才教育を開始。勉学に天賦の才があったエリカはあっという間に小学校中学校高校を飛び級で卒業していき、12歳でタマムシ大学に入学するという神がかりな偉業を成し遂げたのだ。自らと同じ轍は踏ませまいと貞操に関しては特に強く意識させた。

 エリカが14歳のころに彼女の母親が亡くなると、一時は再び自らがリーダーとなることも考えはしたがこの頃はもう10代のリーダーが登場していた(ワタルなど)為エリカにリーダーを務めさせることにし、みずからは後見人として監督にあたることとした。14歳の頃のエリカはまさに典型的な箱入り娘。つまり、世間知らずであった為これではまずいと庶民感覚をどうにか身に着けさせようと会計処理や買い付けなどをトレーナーや自らに頼ることを許さず全て彼女自身に行わせた。幸い彼女は数学が出来たためすぐに慣れて1年程度でだいぶ庶民と同等の金銭感覚に近づけた。(おそらく彼女でなければ不可能だっただろう)一年半経過するとユキコに任せ、自らが最終的にチェックする形とした。その他もいろいろなことをエリカに教え、エリカがタマムシ大学の学位授与式を終えた直後に自室付近で倒れてしまった。この頃のエリカはほぼ現在と変わらないしっかりとしたリーダーとなっていた為、カルミアの心残りはエリカの将来、特に交際や結婚相手についてであった。

 病床のカルミアはエリカに対して自らが相応と思った男にのみ体を許すようにとだけ遺し、その数日後に息を引き取った。

 エリカはレッドという大失敗はあったものの、カルミアのように貞操は失わずに済んだことが不幸中の幸いだったのかもしれない……。

 

 

柏木

 

年齢:28

趣味:ペットのポケモンと戯れる事

特技:大車輪が出来る

由来:源氏物語に登場する柏木から(というのは後付けで本当は適当です)

 

紹介

 

 ウツギポケモン研究所研究員。元副所長。

 エンジュ大学生物学部携帯獣学科卒業後、ウツギの研究室に入って一番のお気に入り学生として可愛がられた。研究所を立ち上げた際にも資金集めなどで活躍し、副所長に任命される。

 研究員としての腕は決して悪くはなく、彼の作り上げた論文はそれなりに評価されており、たまに学術誌に載ったりする。しかし、そんな自分が逆立ちしても勝てないレベルの新人、ツクシが入ったことによって状況は一変。副所長の座を奪われ、ウツギからは圧力とパシりに使われツクシからは非常に気を使われるという情けない状態になってしまった。

 15年後はなんとか研究所に残っているが、真剣に再就職先を探している模様。彼は最早極限状態に陥っているのだ。

 未確認情報だが実は宗教を開いているという噂も……?

 

サキヒサ

 

年齢:故人(享年28)

趣味:日曜大工

特技:弁舌

由来:”サキ”シマサカキと”ヒサ”カキから

 

紹介

 

 バッジ12枚所有のベテラントレーナー。

 トウカシティの家具屋の長男に生まれる。小学校に入るか入らないかの頃、当時一世を風靡していたダイゴに憧れてポケモントレーナーを志すが、初めてサファリで手に入れたサイホーンの世話をしている最中に腕を大怪我した。両親からはこれのせいで反対されるが、それでも彼はめげずに鍛錬を続けた。

 しかし、この年のバブル崩壊による未曾有の不景気により、家具屋が廃業。父親は10歳の頃に自殺してしまう。これを見たサキヒサは残った母親だけでも幸せにしようとモラトリアム期間を利用して一時は専門職につこうとした。モラトリアム期間中には4つのバッジを獲得し、トウカの中堅高校に入学、卒業したがなかなか希望する職種には就けずやはりトレーナー、それもジムリーダーしかないと思い直して再びトレーナーとして鍛錬を重ねた。

 結果、12枚のジムバッジを獲得し有数のベテラントレーナーとなった。バトルフロンティアなどからトレーナーにならないかという誘いもあったが、やはり彼はジムリーダーとして成功することにこだわり続け、12枚取った後はとりあえずジムで雇って貰うためにホウエン各地のジムで道場破りまがいの事を続けた(結果はナギ、センリ、フウランを除き全勝である)。しかし、逆にそれでリーダーたちはジムの統制に影響を及ぼすなどの理由から萎縮してしまいどこも雇わなかった。

 そんな最中、トウカジムで門前払いにされた直後ロケット団より「ジムリーダーになる方法を知りたくないか?」と誘いを受ける。サキヒサは当然良心の呵責を感じたが、藁をもつかむ思いだったので協力することにしてしまった。そして、フエンタウンのいざこざを知って、ロケット団が潜入させた仲居を通じてダイモン側に介入。ダイモンをトレーナーにするため訓練する傍ら、町の有力者にも取り入って対立の深刻化に成功。そして、8月8日、フエンジムでアスナとの決闘に持ち込んだのだ。決闘後、アスナは勝ちはしたものの完勝とはいえなかったため有力者たちはダイモン側についた。その為第二ジムの設立を宣言し、ゆくゆくはアスナの地位を乗っ取ろうと画策したのである。その為、三度目の決闘を有力者縦覧のもとに行い、ダイモンにもトレーナーの才がある事を公然と示すことを最終目的とした。もちろん、ダイモンにトレーナーとしての才は乏しいため、ポケモンはサキヒサのものを貸し、ダイモンのものとみせかけた。

 しかし、計画の途上でレッドとエリカが介入。エリカの才知を風の便りやロケット団などからの諜報で知っていたサキヒサはそれを恐れて推薦状提出を早め、アスナを理事会議にかけることで時間稼ぎをすることを画策。もしも何かしらの処分が下ればそれはそれでダイモン側にとっては有利だ。これは当然向こうを慌てさせたが、元々フエンを気にかけていたダイゴが推薦状の本部への送信を阻止。かねてよりの三度目のダイモンとアスナの決闘は通常通り行われる事となった。

 二人の決闘はアスナの胸中を聞いたダイモンが棄権。その上エリカによるダイモン側の不正糾弾によってサキヒサは追いつめられた。自暴自棄になった彼は第二ジムに戻り、レッドとエリカ及びアスナを倒して自らがリーダーになることを企んだ。しかし、その目論見は失敗し、サキヒサは夫婦を前に惜敗した。

 観念したサキヒサは事の全容を打ち明けようとしたが、発覚を恐れたロケット団員が吹き矢により暗殺。犯人はすぐさま逃走したため事件は迷宮入りした。(イッシュ騒乱後に逮捕される)

 その後、残された母親やサキヒサのポケモンを哀れに思ったダイゴが罪滅ぼしとばかりに最大限の資金援助を約束。サキヒサの宿願は自らの死を以て叶うこととなった。

 2025年に至るまで、母親とポケモンたちは幸せに暮らしている。

 

メインパーティ

 

 ドサイドン ♂ レベル85

 ライボルト ♂ レベル77

 ロズレイト ♂ レベル77

 フーディン ♂ レベル75

 ブラッキー ♂ レベル75

 サメハダー ♂ レベル75

 

その他

 

 エーフィ ♀ レベル73

 レアコイル ? レベル59

 

ダイモン

 

年齢:26

趣味:ポケモンと戯れること

特技:経営

由来:アスナロの花言葉『不滅』から同じ意味の石言葉をもつ"ダイ"ヤ"モン"ドから

 

紹介

 

 マツノキ家(アスナとダイモンの家)のもう一つの家業である旅館『松ノ木』の旦那であり、支配人。11代目当主。

 旅館『松ノ木』は元和元年(1615年)創業の伝統ある旅館であり、元々二人の先祖は旅館業を営んでいた。ジムリーダーはあくまで後からのもう一つの家業というわけである。しかし、初代のジムリーダーが長兄であったため、伝統として家長である長兄が代々継いでいき、旅館は長女もしくは次男以降が受け継ぐしきたりになっていた。(父の代は祖父が一人しか子どもが産まれなかったため、結婚前は大叔父が、結婚後は数年の期間を経て母親が取り仕切っていた。大学卒業後から数年母のもとで修行し、2013年正月に母から認められ、旦那となった)

 しかし、ダイモンはトレーナーとしての才には恵まれなかった。それを見切った父が代わってそれに恵まれたアスナをリーダーとして育てることを決意したのである。ダイモンは渋々ながらも経営者としての道を選び、大学まで経営学部を選択して進学し、卒業した。そして、形式的に2010年にアスナと決闘し、アスナがリーダーを継承することが認められた。だが、親戚や故郷の周りの人々には嘲笑われるし、ダイモン自身はどうしてもそれに納得できなかった。その為、サキヒサの登場は彼にとっては地獄に仏のようなものだったのだろう。

 先述の通り、計画は失敗し、ダイモンはトレーナー資格を喪失。アスナが改めてリーダーになることが確認されたが、完全に決着がついたことで彼は未練をなくし、旅館経営に専念することにしたのだった。町の人たちも騒動の反省から笑うことはせず、マツノキ家の新たな形として認めることにしたのである。

 4年後、30歳の時に結婚し3児を儲ける。こちらは運良く長兄がきちんとトレーナーとしての才覚を備えていたため、アスナのときのような争いは起きないと見られている。旅館経営も順調でフエン屈指の名物旅館として名を馳せていた。

 

 

トシアキ

 

年齢:49?(推定では1080歳とされているが肉体年齢で表記)

趣味:不明

特技:不明

由来:新政府に反乱をおこした土方歳三と榎本武揚からそれぞれ一字を借用

 

紹介

 

 カンナギ歴史資料館学芸員。

 高い学識を買われて歴史資料館に雇われ、学芸員として働きはじめる。シロナとは卒業論文の手伝いで親交を深め現在でもメールや手紙で時折遺跡についての情報交換をする程度の仲ではあった。

 勤務態度は真面目で、その社交性の高さから人気ガイドの一人としてそこそこの名声を得ていた。

 というのは表の顔。実は1000年以上の遥か昔に東国で乱をおこした平将門の御家人の子どもで真名は藤屋小太郎利明。追討を逃れて北へ行くうちにシンオウ地方に到達。家族は北国の寒さに耐えきれずに次々と凍死または衰弱死をして、12歳の頃にみなしごとなってしまった。

 その後彼は同じく本州の政権や人間に対して恨みをもつ人間で構成される祈祷師の集落に引き取られて自らも復讐を果たす為に日々を修行に捧げた。

 それから20年ほど経った後、彼は祈祷師の中では高位に属する准師長になっておりそして遂にテンガン山でディアルガとパルキアを召喚することに成功するも怒りを買って集落ごと全世界の様々な時代に吹き飛ばされた。

 結果トシアキは2000年代のシンオウ地方に飛ばされて途方に暮れる中、新世界の創造を目論むギンガ団のボスであるアカギに拾われる。その後はアカギに協力しつつカンナギの資料館に潜入して法具や祈祷法のさらなる研究に身を投じて雌伏の時を過ごした。

 本編ではハクタイシティにおいてシロナの親しい知人として登場。カンナギタウンにおいてギンガ団に襲われていたがあれはあくまでレッドとエリカにトシアキとギンガ団は敵同士であることを印象づけるための猿芝居だった。そしてギンガ爆弾の事件の後一気に事を為そうとしたが、謎の光によって成就寸前に計画は失敗し、トシアキはアカギやその他主だった幹部と共に一網打尽に逮捕された。マスコミからは千年前からの旅人として世間を騒がせたが警察が政府からの要請により一切情報を公開しなかったため次第に忘れ去られることになる。またこれはシロナのカムイヌイナ学説の実証にマスコミの関心が移ったことも一因だった。

 その後、トシアキがどうなったかは藪の中で誰も知ることはなかった。

 

 

 




周遊譚家系図

【挿絵表示】
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。