おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中) 作:ふくちか
突っ込みたい事は多数あるかと思いますが、「マダラだし当然だよな」の精神で読みきって下さい
ドライグ『相棒。一つ聞くが、誰も出れない結界の張られた地獄の島にお前と妹とリアス・グレモリー達が閉じ込められたとして、船が一隻あるが二人しか乗れないんだ。もしそうなったらどうする?』
イッセー「先ず須佐能乎で結界を壊す」
ドライグ『ちょっ』
イッセー「そしてイズナを第一に飛雷神で家に送る」
ドライグ『あの』
イッセー「そして俺は悠々とボートで帰らせてもらう」
ドライグ『…………他は?』
イッセー「泳いで帰れるだろう」
ドライグ『………………もうやだこの相棒』
さて…………木場が喧嘩を売った(俺も売った?知らんな)事により急遽教会の剣士二人組と戦う事になった訳だが………………正直、さっさと帰りたい。
「……イッセー君。本当に私を覚えてないの?」
俺の目の前にいる、確か…………紫藤イリナだったか?が、悲しそうに聞いてきた。
「知らんな。そんな御託はどうでも良い、さっさと来い」
が、俺としてはこんな奴全く覚えがないので一蹴させてもらった。
それを聞いてか、奴は泣きそうな顔をする。
…………ハァ、これだけでコイツへの興味が失せた。
俺が奴の眼を一瞥すると、意を決したのか日本刀?の様に細い刀を構えた。
「……これも恐らく我が主の試練!何年かぶりの幼馴染の記憶を、剣を交える事で思い出させるしかないのね!じゃあイッセー君、神の名の元に!私の事を思い出させてあげるわ!!」
…………コイツ、馬鹿だな。それも超がつく程の。
イリナは日本刀を横に持ってくると、馬鹿正直に突っ込んでくる。
……格上相手に正面突破とは。コイツ本当に戦いを学んでいるのか?
俺は奴の眼で追えない程度のスピードでかわし、一瞬で奴の背後を取る。
刀身が空を切った事に驚くイリナ。
「えっ?!何処ーーーーキャッ!?」
振り向くよりも早く、俺は奴から刀を奪い取った。
「この波動…………成る程、これも聖剣か」
「奪った所で無駄よ!聖剣は神の祝福を賜った者にしか扱えなーーーー」
俺は奴の戯れ言を無視してーーーー聖剣で心臓を貫いた。
随分と呆気ないな。
「あ、あぁっ………………!!」
この程度の幻術にあっさり掛かるとは。
その場に立ったまま震えるイリナを、俺は軽く蹴っ飛ばした。
それだけだったが、奴の体重が軽かったからなのか、俺が手加減を間違えたのか、イリナは木々を巻き込んで倒れた。
『……相棒。あの女にどんな幻術を掛けた?』
……ただ、奪った聖剣で奴の心臓を貫いただけだが?
『えげつないな』
何を言う。
勝手に魔女だ聖女だと囃し立てるコイツらには負けるさ。
「イリナッ!?」
「……余所見とは余裕だね」
木場は案外冷静に、だがその目には確かな憎悪を揺らめかせながら、青髪を攻め立てる。
だが青髪も負けじと、木場が飛ばした剣の幻影を文字通り吹き飛ばした。
「
「成る程……壊しがいがあると言うものさ」
木場は魔剣に紫電を纏わせる。
それを見ていた青髪は訝しげに顔を曇らせるが、そのまま木場に向かって聖剣を振り下ろした。
あらゆる物を破壊する聖剣…………とは言うが、壊せない物もあるらしいな。
「な、に…………?!」
木場の魔剣はーーーー無傷だった。
明らかに狼狽する様子を隠せずにいた青髪に構うことなく、木場は激しく攻め立てる。
「くっ、何故破壊されないんだ!?」
「僕達の怨嗟の籠った得物だ。簡単には崩れないよ」
……チッ、あの馬鹿。
調子に乗っているな。
恐らくあの青髪も馬鹿ではない。
アイツの油断に気付いて冷静に対処する筈だ。
……仕方がない。
俺は剣をぶつけようとした二人の間に立ち塞がった。
「「!?」」
「イッセー!!」
俺は青髪の聖剣をイリナの持っていた聖剣で、木場の魔剣を素手で受け止めた。
「お前……!」
「イッセー君。一体何の真似だい?邪魔をするなら……ッ!?」
「少し頭を冷やせ」
俺が軽く殺気を放つと、木場は冷や汗を掻いて後退り。
青髪も僅かに後退していた。
が、気丈にも俺にこんなことを言ってきた。
「……お前、何故イリナの聖剣を扱える」
……声に怒りが籠っているな。
そんなに教会の無関係者が聖剣を持っているのが気に食わないのか?
「さぁな。神の祝福だか何だか知らんが…………俺には関係ない事だ」
「…………やはり君は、神の名の元に断罪せねばならない様だね」
奴が破壊の聖剣を構えるが、俺は大して構えない。
と言うより構える必要がない。
さっきから見ていたが…………コイツでも、俺を楽しませてはくれない。
所謂雑魚だからだ。
成長性はあるがな。
「……私を嘗めているのか」
「お前程度、構える必要がないだけだ」
「…………そうか。ならばーーーー後悔させてやる!!!」
奴が繰り出した太刀筋ーーーー"眼"を扱うのに長けた俺には全てスローモーションに見えるそれを、態と同じスピードで合わせて弾いていく。
「っ!」
正面では敵わないと悟ったか、奴は素早く(くどい様だが俺にはスローモーション)上へと飛ぶと、大きく聖剣を振り下ろした。
「…………」
俺は奴が剣を振り下ろした瞬間にーーーー跳んだ。
ドゴォォォォォォンッ!!!
聖剣の一撃により、その場にはクレーターが出来上がる。
奴は大きく肩で息をしている。
「それでもう終わりか?」
「ッ!?」
土煙が漂う中、奴は必死に辺りを見渡す。
やがて煙が晴れると、俺がいたのはーーーー奴の聖剣の上だ。
「なっ…………」
驚きを隠せない青髪。
奴には見えていないだろうが、コイツの聖剣に、先程マーキングを施した。
そして振り下ろされた寸前で消え、そのマーキングの位置に表れた……ただそれだけだ。
「……詰まらない遊びだったよ。シスター」
「遊び……だと…………!?」
何を驚いている?
今のが戦いだと思っていたのなら…………相当御目出度い戦いしかしていないのだろうな。
「詰まらないさ。力を抑えてやっていたのに、お前は俺の動きがまるで見えていない。…………お前とそこに転がっている馬鹿も、大した強さのない、忠誠だけが取り柄のシスターだ。そして…………この
俺は奴の目の前で聖剣を放り投げた。
そしてそれは地面に落ちたと同時にーーーーへし折れた。
「ーーーーッ!?」
エクスカリバーが折れたことに衝撃を隠せないのか、眼を見開く青髪。
「何故、エクスカリバーが…………」
「恐らく、イッセーの力量にそのエクスカリバーが付いていけなくなった…………という事かしら?」
「正解だ、リアス」
全く、もう少しマシな耐久度にした方が良いのではないか?
『いや、エクスカリバーが持ち主に付いていけなくなって壊れるなんて事、絶対有り得ないからな?』
知らん。
現に折れたではないか。
『コイツなら龍殺しすらはね除けそうだな…………』
おい、流石に人を過大評価し過ぎだ。
俺でも龍殺しは怖いさ。
『……嘘にしか聞こえん』
…………まぁ良い。
もう既にこの二人には興味が失せていたので、俺は呆然と立ち尽くす青髪に、気絶したイリナを放り投げた。
「さっさと国にでも帰れ…………風遁・剛嵐の術」
俺は手に召喚したうちはを目の前の二人に振るうと、凄まじい風と共に吹き飛ばされていった。
「っ…………うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
風が止むと、既に二人は消えていた。
「……先輩。あのお二人、一体何処へ?」
「さぁてな。運が良ければこの街の何処かにいった筈だ」
それを聞いた全員(木場とアーシアを除く)から「鬼畜王!!!」と叫ばれた。
何故だ
ねみぃー