おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中)   作:ふくちか

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第二話「兵藤一誠は告白される」

 

 

「わ、私と……付き合って下さい!」

「無理」

 

 

と、俺は見覚えのない黒髪の女の告白を2秒で一蹴し、帰路に着く。

そんな事よりも今日はイズナのテストの結果が来るのだ。

 

告白なんぞ、受けられるか!

 

 

『マジか…………ま、この女は』

 

堕天使、だろ?

 

『気付いていたのか』

 

まぁな。

関わったら録な事なさそうだからな。

 

 

おまけにこんな人気のない公園で、更に人払いの結界まで張っての呼び出しなぞ怪しすぎる。

 

 

「そっか………………うぅ」

「…………?」

 

が、その女は何故だか涙目になり、座り込んでしまった。

…………これでは俺が鬼畜呼ばわりされてしまう。

 

それは不味いと判断し、渋々その女ーーーー確か天野夕麻に近付く。

 

「……何故泣く?」

「だって…………断ったら、君が……」

 

 

 

 

 

 

 

「男一人殺せないとは。情けないな、レイナーレ」

 

 

刹那、背後から光力で構成された槍が俺に向かってきた。

 

「ッ、ダメ!避けてっ!!」

 

夕麻の声に構わず、俺は敢えて動かない事にした。

何故かって?

 

 

「ふん。神器を宿していてもたかが人間。呆気ないな………………何ッ!?」

「えっ…………………………ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「光力からして……中級堕天使か」

 

こう言っては何だが、俺は戦闘狂に分類されるタイプだからな。

相手の実力を測る為に態と、と言っておこう。

 

 

…………が、どうやら雑魚らしい。

須佐能乎を使うまでもなかったな。

 

「な、何だそれは!?」

 

俺の須佐能乎(肋骨)を見て驚愕する堕天使。

そんなに驚く物か?

 

『誰だって驚くさ。俺でさえも見たことがないからな』

 

……どうやら本当にこの世界に瞳術は存在しないらしいな。

まぁ、どうでも良いか。

 

…………因みに瞳力がない以上、俺の須佐能乎は魔力とやらで構成されているらしい。

だがチャクラ等は存在する。全く以て不思議な世界だ。

 

察しの良い奴なら分かると思うが、どうやら俺の魔力量は凄まじい物らしい。

それこそ、魔王に勝るとも劣らないとか、何とか。

 

 

 

…………説明が長くなったな。

俺は呆然と浮かぶ堕天使目掛けて須佐能乎の剣を振るう。

 

「ッ!?ガァァァァ!!!」

 

ほぅ、少しはやるじゃないか。

片腕だけしか持っていけなかったとは。

 

 

が、致命傷には変わりないな。

現に魔力で覆っても出血は止まらない。

 

「人間、風情が…………ッ!」

「その風情に片腕をもがれたのは何処の誰だろうな」

「ッ!!!」

「まぁ良い。目障りだ…………もう消えろ」

 

俺は須佐能乎の剣をもう一度振るおうとする。

が、それは叶わなかった。

 

 

 

 

 

「貴方達、一体何をしているの!?」

 

…………グレモリー眷属の介入によってな。

 

「……リアス・グレモリー!」

「この辺一帯の、領主……」

「私の領内で戦争の真似事は止めて貰いたいわね」

 

ゴウッ、と彼女の体から紅い魔力が迸った。

…………あれが、滅びの魔力か。

 

『あぁ。触れた物全てを消し去る危険な魔力だ。と言うよりも相棒、よく分かったな』

 

前世から眼は良い方なんでな。

魔力の性質看破や、魔方陣からの攻撃看破まで、俺にとっては児戯の様なもんだ。

 

…………写輪眼は無くなっても、こればかりは染み付いた物らしい。

 

 

 

「ちっ、覚えておけよ!人間!貴様はこのドーナシークが殺す……ッ!」

「え、えと……ごめんなさい、イッセー君」

 

血を吐きながら、堕天使と夕麻は転移魔方陣で消えた。

 

 

さて、俺もおいとまするかーーーー

 

 

 

 

「何処へ行くつもりかしら?」

 

 

と思っていたのに何故声を掛けられるんだろうか……?

 

『仕方あるまい』

 

くっそ…………写輪眼があれば!

ハァ……無いものにねだっても仕方ないか。

 

そう腹を括って振り替えると、眷属全員が目を見開いた。

 

 

「貴方…………兵藤君?」

「……そうですが何か?グレモリー先輩」

「……驚きですわ」

 

姫島朱乃が本当に驚いた様子で呟いた。

だから何がそんなに驚嘆する程なんだ?

 

『相棒。お前は普段魔力を殆ど封じ込めてるだろ?そんな奴があれだけ異質な量の魔力を持っていたら誰だって驚くだろう』

 

……そう言うものか?

取り敢えず須佐能乎を解除する。

 

 

「……今の力も興味深いけど、取り敢えず貴方には色々聞かなければならないわね。それで良いかしら?兵藤君」

「…………拒否権はないんでしょう?」

 

 

……ハァ、俺は今世でも平穏とは程遠くなるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒロインどうするかなぁ

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