おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中)   作:ふくちか

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久し振りにこちらを…………


第四話「兵藤一誠は聖女と出会う」

 

 

「えへへー、お兄ちゃんありがとう♪」

「気にするな。イズナの頼みなら何だって聞くさ」

 

現在、俺とイズナは駒王町にあるデパートへと出掛けていた。

そしてイ満面の笑みを浮かべるイズナの腕の中にはピンク色の兎のぬいぐるみがあった。

 

「限定品だから買えないかと思ってたけど…………お兄ちゃんが並んでくれたから良かったー!」

「うん、うん…………」

 

はぁ…………イズナは本っ当に可愛いなぁハァハァ。

 

『相棒。欲望が漏れてるぞ』

 

……ハッ、危ない危ない。

感謝するぞドライグ。

 

『あぁ…………強さは最強クラスなのにどうしてこうシスコンなのかねぇ』

 

シスコン?妹を愛して何が悪い!?

 

「どしたのお兄ちゃん?」

 

と、黙りになった俺を心配してか、イズナが上目遣いで此方を覗き込んでいた。

 

あぁ…………その上目遣いも堪らないっ!!

 

「何でもないよ。さ、帰ろうか」

「うん!」

 

内心煩悩と葛藤しながら言うと、イズナは気にした風もなく、満面の笑みで頷いた。

 

 

 

 

 

 

………………シャッターチャンス逃したぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

『ハァ………………』

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

さて、俺達兄妹が帰路についている途中の事だった。

 

「はぅ!」

 

…………?

何の奇声だ?

 

しかも今のは外国語…………と、俺が振り向いた場所には、

 

「イタタ…………どうして転けてしまったのでしょう?」

 

修道女服を着た聖女がいた。

どうやら転けたらしい。

 

「…………これ、お前のか?」

「……私の言葉が分かるのですか?」

 

まぁ、それなりに語学はかじっている。

 

「……それは兎も角、もう一度聞く。これはお前のか?」

「は、はい!ありがとうございます!」

 

聖女はペコペコしながら受け取った。

そして、首に掛けていた十字架を握り締め、何かを……と言うより神に申してるのだろう。

 

「私、アーシア・アルジェントと申します!貴方達は?」

「兵藤一誠だ」

「兵藤イズナです!」

「よしよし、よく挨拶出来たな」

「うー、もう子供じゃないよぉ……///」

 

そう言いつつも、頬は緩みきっている。

もうさっきから俺の妹が天使過ぎて辛い。

 

 

因みに何故中学生のイズナが異国語を理解できると言うと、俺がイズナの脳に日本語に聞こえる様に錯覚させているのだ。

まぁ、幻術の応用だな。

 

本来ならイズナにこう言うことはしたくないのだが……除け者にして話し込むなど言語道断!

そこでやむを得ず、と言うことだ。

 

「可愛いですね!妹さんですか?」

「あぁ、そうだ」

 

この少女ーーーーアーシアはいい子だ。

そう、俺は認識する。

 

 

誰だって自慢の妹を誉められるのは、嬉しいに決まってるからだ。

 

「……所で、この辺りに教会があるか、御存じですか?」

「教会?……町の外れに寂れたのがあるが」

 

確か廃墟だった筈だが…………どういう事だ?

 

「外れですか……」

「……良ければ案内するが?」

「へ?」

 

と言うと、アーシアはポカーンとする。

 

「……宜しいのですか?」

「構わない」

「うん!イズナも良いよー!」

「……あぁ、主よ!この出会いに感謝を……」

 

随分信仰心の深い聖女だな。

 

 

そして案内した後、俺達はアーシアと教会で話をした後、別れた。

 

 

 

そして、アーシアとイズナは友達になった。

 

 

 

 

妹の友達が増える事ーーーー兄として、これ程の喜びはない。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

「二度と教会に近づいては駄目よ」

「知らん」

 

 

後日、リアス部長(そう呼べと言われた。変な拘りを持つ女だと思った。by一誠)に説教を受けたが、俺にとってはどうでも良いことだ。

 

第一俺は悪魔ではないと言うと、一応悪魔サイドの人間だから云々を口煩く告げられた。

 

「って、私の出番これだけ!?」

「喋らせてもらえるだけ有り難く思っておけ」

「酷いわ!!」

 

副部長?マスコット?イケメン王子?何の事やら

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こう言う純真無垢な妹が欲しかった……(現実の妹から眼を逸らしつつ)

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