顕現せし星滅の災厄 〜その思い、光となって〜 作:超天元突破メガネ
、、、前々から思っていたのですが、地球組ってオラクルの文字読めてるんでしょうか?
、、、ていうか、どうして簡単に会話出来てるんでしょうか?
AP241:6/8 14:20
アークスシップ:ゲートエリア
「はあ、疲れたぁ、、、」
帰ってくるなり、ヒツギはくったりと椅子にもたれかかった。
ユキノはすぐにクエストに向かってしまい、イツキ達も入手品の精算にショップエリアへ向かった所。
ヒツギはぼんやりと周りを眺めて、気づいた。
「アメリアス、、、何やってんだろ?」
彼女はいつも緊急クエストが終わると、すぐに部屋へと戻ってしまう。
イオやエコーあたりに聞いても、アメリアスが何をしているか知ってる者はいなかった。
「ちょっと行ってみようか、、、」
ヒツギは立ち上がると、ブロック用テレパイプに行き、アメリアスの部屋へとアクセスした。
AP241:6/8 14:23
アークスシップ:アメリアスのマイルーム
特にロックもなく、ヒツギが部屋に入ると、金髪のサポートパートナーが本を読んでいた。
「やあリオちゃん。何読んでんの?」
ヒツギが尋ねてみると、サポートパートナー、、、リオはたどたどしく、
「、、、サモナーの、、、マニュアル、、、マスターが、くれた、、、」
「そっか。で、アメリアスは?」
「マスター、、、は、寝てる、、、」
そう言って、部屋の奥を指さす。
そこには小さなベッドがあり、デューマンの少女が体を丸めて眠っていた。
「すう、、、くぅ、、、」
「、、、アメリアス、いっつもこんな?」
「はい、、、帰ってくると、寝てる、、、」
ヒツギは苦笑いして、アメリアスの頭をぽんぽん叩いた。
「アメリアスー、起きてー」
「ん、、、ふわあ、、、」
アメリアスは目を開けると、小さく欠伸をして、
「ヒツギさん、、、?どしたの、、、?」
「ちょっと様子見に。まさか、昼寝してるとはね、、、」
「そんな、、、お母さんじゃあるまいし、、、」
「あはは、、、お母さん、か、、、」
アメリアスは、ヒツギの両親のことを思い出した。
「あ、、、ご、ごめん、、、」
「いいのいいの。別に気にしないで、、、そういえば、アメリアスの両親ってどうしてるの?」
「、、、わかんない」
「へ、、、?」
ヒツギは呆気にとられて、アメリアスの白い顔を見る。
「あ、知らないんだ。アークスの中には、いわゆる『試験管ベビー』って呼ばれる出自の人も居て、、、私もそうなんだ。」
「じ、、、じゃあ尚更、親の情報って確認されるんじゃ、、、?」
アメリアスは、小さく首を振った。
「普通はね。でも、私はちょっと訳ありで、、、」
そう言って、首に着けているバンドを取る。
そこには、、、アメリアスの白い肌には浮いて見える、血の気のある、薄橙の肌があった。
「私、後天的なデューマンなの。ヒューマンの遺伝子変換実験のために生まれた被験体、、、それが、私。」
ヒツギは息を飲んだ。
そんな実験をする機関、、、ゲーム上の設定と一致するとしたら、一つしかない。
「、、、虚空機関、、、」
「そういう事。どっかの全知さんの企みで生まれた副産物、、、それがアークスになって、まさか自分を倒すなんて、あいつも思ってなかったでしょうね。」
ヒツギは申し訳なくなって、頭を下げた。
「、、、ごめん。変な事聞いて、、、」
「ううん。もう、私も吹っ切ったんだ。あいつを倒した時に。だからこそ、、、」
アメリアスはヒツギを見て、笑った。
「貴女の力になりたい。これからも。」
「ありがとう、、、私も頑張る。、、、そうだ。」
急にヒツギが手を打ち、アメリアスを見る。
「どうせ同い年なんだし、、、ヒツギでいいよ。なんかむずがゆくて、、、」
「はあ、、、わ、わかった、、、ヒツギ。」
アメリアスはもどかしげに言うと、一枚の紙をヒツギに手渡した。
「スクナヒメから、ヒツギにって。」
「この世界で紙を見るとは、、、何々?」
細長い紙には、筆に似た筆跡で、こう綴られていた。
「現世に あらまほしきは その瞳
澄み輝ける 星の護り手 少名比売 」
「、、、どういう意味?」
首を傾げるアメリアス。しかしヒツギは苦笑して、
「あの人、、、いい事言うなあ、、、」
ヒツギは紙を裏返し、たまたま持っていたボールペンで、何かを書きつける。
「これ、、、スクナヒメさんに持ってってもらえるかな?」
「いいけど、、、何書いたの?」
「秘密。お願いね〜」
そう言って、ヒツギがルームを出て行く。
「、、、」
アメリアスはテーブルに紙を置き、またベッドに潜り込んだ。
惑星ハルコタン:灰の社
「スクナヒメ様、ご友人よりお便りが、、、」
「なんじゃ?用なら直接来ればいい物を、、、」
守り人から一枚の紙を受け取るスクナヒメ。
しばらく読んだ後、、、彼女は笑って呟いた。
「成る程、、、地球の民とやらも、達者よのう、、、」
スクナヒメは顔を上げ、空を見上げる。
美しい蒼穹に、今日も桜の花びらが舞っていた。
「星滅の 災厄禊ぐ 灰の唱
天に映るは 行く末の光 火継」
読了感謝
サポートパートナーちゃんも登場。ちなみにこの子もデューマンです。
次の作品は、、、早い気もしますが、あの花にご登場願おうかと思います。
今回も読んで頂き、本当にありがとうございました!!