顕現せし星滅の災厄 〜その思い、光となって〜   作:超天元突破メガネ

4 / 4
今回から、オリジナル展開を少々含みます。
、、、前々から思っていたのですが、地球組ってオラクルの文字読めてるんでしょうか?
、、、ていうか、どうして簡単に会話出来てるんでしょうか?


4章「星の護り手〜a wish hoped by arks〜」

AP241:6/8 14:20

アークスシップ:ゲートエリア

「はあ、疲れたぁ、、、」

帰ってくるなり、ヒツギはくったりと椅子にもたれかかった。

ユキノはすぐにクエストに向かってしまい、イツキ達も入手品の精算にショップエリアへ向かった所。

ヒツギはぼんやりと周りを眺めて、気づいた。

「アメリアス、、、何やってんだろ?」

彼女はいつも緊急クエストが終わると、すぐに部屋へと戻ってしまう。

イオやエコーあたりに聞いても、アメリアスが何をしているか知ってる者はいなかった。

「ちょっと行ってみようか、、、」

ヒツギは立ち上がると、ブロック用テレパイプに行き、アメリアスの部屋へとアクセスした。

 

AP241:6/8 14:23

アークスシップ:アメリアスのマイルーム

特にロックもなく、ヒツギが部屋に入ると、金髪のサポートパートナーが本を読んでいた。

「やあリオちゃん。何読んでんの?」

ヒツギが尋ねてみると、サポートパートナー、、、リオはたどたどしく、

「、、、サモナーの、、、マニュアル、、、マスターが、くれた、、、」

「そっか。で、アメリアスは?」

「マスター、、、は、寝てる、、、」

そう言って、部屋の奥を指さす。

そこには小さなベッドがあり、デューマンの少女が体を丸めて眠っていた。

「すう、、、くぅ、、、」

「、、、アメリアス、いっつもこんな?」

「はい、、、帰ってくると、寝てる、、、」

ヒツギは苦笑いして、アメリアスの頭をぽんぽん叩いた。

「アメリアスー、起きてー」

「ん、、、ふわあ、、、」

アメリアスは目を開けると、小さく欠伸をして、

「ヒツギさん、、、?どしたの、、、?」

「ちょっと様子見に。まさか、昼寝してるとはね、、、」

「そんな、、、お母さんじゃあるまいし、、、」

「あはは、、、お母さん、か、、、」

アメリアスは、ヒツギの両親のことを思い出した。

「あ、、、ご、ごめん、、、」

「いいのいいの。別に気にしないで、、、そういえば、アメリアスの両親ってどうしてるの?」

「、、、わかんない」

「へ、、、?」

ヒツギは呆気にとられて、アメリアスの白い顔を見る。

「あ、知らないんだ。アークスの中には、いわゆる『試験管ベビー』って呼ばれる出自の人も居て、、、私もそうなんだ。」

「じ、、、じゃあ尚更、親の情報って確認されるんじゃ、、、?」

アメリアスは、小さく首を振った。

「普通はね。でも、私はちょっと訳ありで、、、」

そう言って、首に着けているバンドを取る。

そこには、、、アメリアスの白い肌には浮いて見える、血の気のある、薄橙の肌があった。

「私、後天的なデューマンなの。ヒューマンの遺伝子変換実験のために生まれた被験体、、、それが、私。」

ヒツギは息を飲んだ。

そんな実験をする機関、、、ゲーム上の設定と一致するとしたら、一つしかない。

「、、、虚空機関、、、」

「そういう事。どっかの全知さんの企みで生まれた副産物、、、それがアークスになって、まさか自分を倒すなんて、あいつも思ってなかったでしょうね。」

ヒツギは申し訳なくなって、頭を下げた。

「、、、ごめん。変な事聞いて、、、」

「ううん。もう、私も吹っ切ったんだ。あいつを倒した時に。だからこそ、、、」

アメリアスはヒツギを見て、笑った。

「貴女の力になりたい。これからも。」

「ありがとう、、、私も頑張る。、、、そうだ。」

急にヒツギが手を打ち、アメリアスを見る。

「どうせ同い年なんだし、、、ヒツギでいいよ。なんかむずがゆくて、、、」

「はあ、、、わ、わかった、、、ヒツギ。」

アメリアスはもどかしげに言うと、一枚の紙をヒツギに手渡した。

「スクナヒメから、ヒツギにって。」

「この世界で紙を見るとは、、、何々?」

細長い紙には、筆に似た筆跡で、こう綴られていた。

「現世に あらまほしきは その瞳

澄み輝ける 星の護り手 少名比売 」

「、、、どういう意味?」

首を傾げるアメリアス。しかしヒツギは苦笑して、

「あの人、、、いい事言うなあ、、、」

ヒツギは紙を裏返し、たまたま持っていたボールペンで、何かを書きつける。

「これ、、、スクナヒメさんに持ってってもらえるかな?」

「いいけど、、、何書いたの?」

「秘密。お願いね〜」

そう言って、ヒツギがルームを出て行く。

「、、、」

アメリアスはテーブルに紙を置き、またベッドに潜り込んだ。

 

惑星ハルコタン:灰の社

「スクナヒメ様、ご友人よりお便りが、、、」

「なんじゃ?用なら直接来ればいい物を、、、」

守り人から一枚の紙を受け取るスクナヒメ。

しばらく読んだ後、、、彼女は笑って呟いた。

「成る程、、、地球の民とやらも、達者よのう、、、」

スクナヒメは顔を上げ、空を見上げる。

美しい蒼穹に、今日も桜の花びらが舞っていた。

 

「星滅の 災厄禊ぐ 灰の唱

天に映るは 行く末の光 火継」

読了感謝




サポートパートナーちゃんも登場。ちなみにこの子もデューマンです。
次の作品は、、、早い気もしますが、あの花にご登場願おうかと思います。
今回も読んで頂き、本当にありがとうございました!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。