灰を見つけたところで辺りを見回すと、倒れている人たちや、その人を見て泣き叫んでいる人の姿があった。
だが、肝心のあの生物は見当たらなかった……。
おそらく、その謎の生物は消えていったのだろう。
あるいは、逃げていった可能性もあるだろう。
どちらにしろ、この場所にはいないことはたしかだ……。
そんなことを考えながらも、俺はとりあえず、この場所から移動してみることにした。
……が、後ろから年配の人のような声が聞こえてきた。
「お主なかなかやりおるな……」
誰だろう?……と、振り返ってみたが、そこには誰も人のような姿はなかった。
……そう、そこには猫一匹以外、誰ひとりともいなかった……。
その猫はまるで天使のような真っ白い毛が生え、見ているだけで心が和むようだった。
再び後ろから声がしたが、気のせいだろうか。
それはその猫から声が発せられたように聞こえていた。
ということは、つまり…………。
「いま喋ったのあんた?」
「そうじゃ。いつも外の奴らは儂のことを見ると、驚いているが……。それよりも、お主何者だ………?」
いや……。何者だって聞かれても……。
っていうか、なんで猫が喋っているの?
「今頃か……」
猫は、俺の心の中を読み取った様子でけずくろいをしながら言った。
「とりあえずお前さんが外からきたのは分かった……」
周りがまた少しずつ騒がしくなってきたが、猫は続けた。
「お前さんは、精霊という物を知っているか?」
「精霊……?精霊って…………あの守り神てきなあれ?」
「……そうともいえるが、そうでないとも言えるな……」
モフモフで可愛さ全開の子猫ちゃんは、呆れた様子でこっちを向いた。
「いいか……まず、お主は異界から来た故、元の世界に戻らなければいけないのだ。その為には、ある者達に頼まなければならぬ。その者らが精霊なのじゃ。儂も精霊の一種なのじゃが、違うところも少々ある。つまり、特殊な精霊なのじゃ。」
「……それって自分で言うか?まあ、俺ももといた場所に戻りたいけどな……」
俺達は細い森の中にある道を歩いている。猫の精霊から聞いたところ、「タンラン」という場所へ向かっているとの事。
「それで?精霊さん。あんたの名前は?」
「すまんな……。言うのを忘れておった。儂の名は、紅蓮じゃ」
「………………………………。なっなんか、見た目可愛いけど、以外にかっこいい名前を持ってるな。グレンって」
「かっ、可愛いと言うなっ!わしはカッコいいのじゃ!」
自称グレンの子猫ちゃんは毛を逆立てて、俺のことを威嚇した。
可愛い............。
「お主、また可愛いと思ったな!?わしが心の中が見れることを忘れるな!」
「あ〜、はいはい............。って、お前まだそんなこと言ってねーだろ!記憶にないしさー
」
空を見るとそれはそれはもう文句なしの晴天で、小さな雲があると、そのことの方がむしろ不思議に思えた。
至るところに雑草が茂り、それらに埋もれている名の知らない花がところどころに咲きほこっていた............。
なんか、これだ!!!!
っていう感じの文章がかけませんね~