(・‐・)
~第2章~
タンランは、多くの人で賑わい、市場で栄えている、活気がある街だった。
グレンは魚を売る店の横を通ると、よだれを垂らして目を輝かせた。
「....で?俺たちはこれからどこに向かえばいいんだ?」
「そっ、そこじゃ!その“ふぃっしゅまーと”とかいうやつじゃ!」
「フィッシュマートな............。」
買わないのも可哀想だったから買うか?
ていうか、向かう必要がある場所はそこじゃねーだろ。
俺はグレンを連れてその魚屋へ向かうと、あることに気がついた。
「そーいえば、お金ってどんなもん使ってんの?」
「ん?お金とはなんだ?」
「あ、お金とは言わないのか。じゃあ、通貨?」
「それならわかる。お前たちの世界とは違ってここはダイヤが通貨じゃ」
「........は?めっちゃこの世界の人、金持ちじゃん」
「いいや、違う。ただ、そちらの世界と儂らの世界でのダイヤの価値観の違いがあるだけじゃ」
なるほどな............。
「確か儂が渡した袋の中に少しだけ入っていたはずじゃ」
タンランへ来る途中でグレンからもらった袋を開くと、そこには5つ、6つほどのダイヤが輝きながら詰められていた」
すっ、すごい............。
「そんなことより早く!あの魚を買うのじゃ!」
「だーっっっ!もう!わかったよ!買えばいいんだろ?買えば〜」
「本当に買うのだろうな?買うのだぞ?」
「はぁ〜。買うから少し黙ってくれよ........」
そんなこんなで俺は子猫に特大サーモンを買ってやり、ついでに自分の分の飯も買ってすませた。
「で?これからどこに向かうんだ?」
「そっ、そこの寿司屋じゃ!」
「いい加減にしろ」
ボコっ♪
いい音がした。
俺が魚に目がないただの猫を殴ると、反省したかのように、本来の目的を話した
「お主の力を見たところから分かることだが、お主はここにいるやつとは違う。それは分かるな?」
「うーん。いまいち............」
「まぁ、いい。そのことはおいといて、本題についてじゃ」
子猫は真剣そうな顔で話し始めた。
「これからお前を元の世界へ戻すために、ここの町の長に話しを聞いてみようと思う。彼はそういうことに関してかなり詳しいからな」
「長か............」
俺はグレンに言われた場所まで足を運ぶ途中、様々な建物を見ながら歩いていった。少し歩いてくと、ある一つの大きな教会と大きな家みたいな建物を見つけた。
あれか?
「おいおい、何寄り道しておるのじゃ。もう通りすぎておるぞ」
「え?ほんと?」
後ろを見ると様々な家が並んでいて、その中に一つとてつもなく小さな家を見つけた
......まさかあれじゃあないよな。うわ、フラグ。
「どの家なんだ?あれとか?」
俺は大きいとは言えないが、まあまだ他の家よりかは可能性があるであろう家を指した。
「どこを指している.....。その隣じゃ。あの小さいやつじゃ」
「やっぱりそうですか〜。なんとなくそんな予感がしたんだよな〜。先行き心配............」
「何を言っておる。さっさと行くぞ」
「はーい............」
家の中は想像通り、素朴な造りで、華を感じられるところが何一つ見つからなかった。
玄関に向かって歩いて行くと、窓の中から何かが飛び跳ねているように見えた。
目を向けてみると、そこには5、6歳ほどの白髪の少年がはしゃいでいるのが見えた。
「あの子は?」
「知らん」
「即答............」
ドアをノックすると、どこにでもいそうな5、60歳くらいの老人が出てきた。
「わしがどこにでもいると思いますでしょうか?」
!?
「も〜。心が読めるやつはニャンコだけで十分ですよ...........」
「ニャンコと言うな」
老人は子猫に向かって言った。
「久しいな。旧友よ」
「あの時以来じゃな。元気にしとったか、カムイ」
「そちらは............。悟殿。今回は貴方様からお越しいただき、ありがとうございます」
「は?悟?」
「お忘れになられてしまっていたのですね。貴方の名は“豊宮 悟”。あの子の兄である方ですよ」
パンドラ)やっと3章目.......。
特に達成感は無いね(・‐・)
悟)おつかれ様ですっ!
パンドラ)お読みいただきありがとうございます!今回の章で一旦、悟くんとニャンコちゃんのお話しは休載です。
猫)ニャンコ言うな。
パンドラ)うるさい、猫。
悟)連載が止まったら、その間の期間はどうするん?
パンドラ)いい質問だ悟くん。だが、決して私が連載を中断するわけじゃないんだよ。
悟)つまり、どういうこと?
パンドラ)すなわち!第2部の開始だ!!
猫)見捨てる気だな。
パンドラ)んなわけないだろ。いい加減にせい。てな訳で、今後ともよろしくお願いします!(`・ω・´)シャキーン。