このTSな会話不可少女に救いの手を   作:零点

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この操陰使いに不穏な影と希望の兆しを★

「零ー!!」

 

零がデュラハンに斬られて動かない、アクアに治療イヤめぐみんに爆裂魔法撃ってもらって一時撤退か…ちくしょう!こんなことならめぐみんに廃城を勧めるんじゃなかった!

 

「お前ら冒険者にとっては仲間の死はさぞ辛いだろうな、これに懲りたら…ん!?」

 

何故デュラハンが(!?)を浮かべるのかと思ったがその正体はすぐに分かった。

 

「なんだよ、これ…。」

 

零だ、しかも髪が黒いが多分これは操陰だろう、それに体がまるで糸が切れたように体に一切力が入っていない、まるで魂が抜かれたように。

【挿絵表示】

 

 

「本当に零なのか…?(ボソッ)」

 

「ふん、まさか生き絶えてアンデットに堕ちたか?ではこれは俺の配下になったということで良いのか?…よし、ではまずはここにいる冒険syブファァ!!?」

 

零(?)は操陰を伸ばしデュラハンに攻撃を仕掛けた、しかしその数が今の状態が普通ではないことを物語っていた。零が出せる触手形態の操陰は単純な動きなものでせいぜい六が限界らしい、しかし今目の前にあるのは一つ一つ形の違う歪な動きをした触手、数はざっと見て二十はある。…デュラハンの奴はもう復活してるしどうする。

 

「ゴッドブローー!!」

 

「******!!」

 

思考をめぐらしていると突如アクアが零へと突っ込み光を帯びた拳を叩きつけた、案の定零(?)の操陰は消え去り操陰を失った零は地面へと力なく落ちた。

 

「よし!」

 

「よし!じゃねーよ!何やってんだアクア!」

 

「え?だってさっきあのデュラハンがアンデットに堕ちたって…私は女神だもの、迷えるアンデットになってしまった仲間を…ん?おかしいわ。」

 

「お前がおかしいのはいつものことだろ。」

 

本当にいつもいつもおかしなことを言うやつだ、しかしアクアは反論する。

 

「違うわよ!零の体は生きてるわ、それに傷まで治ってる、でも肝心の魂がこの体には無いの。」

 

「え?」

 

ー零sideー

 

 

眼が覚めると見覚えのある場所で椅子に座っていた、周りは白一色で神秘的、アクアさんにあった場所で間違いなさそう。

あのデュラハンに斬り殺されたのかな…。

 

「大丈夫、まだ貴方は死んでいませんよ。」

 

声のした方を見ると女の人。…それにしても大きい、どことは言いません、死んでないならどうして此処に…。

 

…!?私なんで言ってることが今分かった!?

 

「驚くのも無理はありません。そうですねまず自己紹介から始めましょう、私は女神エリス、今こうして会話できるのは女神としての力なんです。」

 

なるほど初めまして零です胸。

 

「え、えっと、実は私達は一度会っているんです、貴方にその記憶は無いですが。」

 

どういう事ですか?胸。

 

「…はい、実は零さんの転生でのトラブルはこちらの不手際です、申し訳ありません。」

 

エリスさんはそう言うと私に深々と頭を下げた。

で、不手際とはどう言うことです胸?

 

「え、えっとそれが今までは死者一人を女神が一人ずつ応対していたのですが今回試験的に二人同時に一人の女神で応対させる事になりまして、さらにその女神も転移させると言うイレギュラーも発生してしまい、そのせいで結果零さんが文字・言葉を失うという事態に陥ったのです。」

 

なるほど、だから椅子もカズマさんだけだったとそういう事ですか胸。

 

「…あのさっきから語尾に胸って付ける口癖的なものをやめていただきたいのですが。」

 

口癖じゃないですよ胸、貴方の事ですよ胸。

 

「私の名前は胸じゃ無いですよ!」

 

私胸無いだと!!そんな胸をしてよくもそんな事をこのド《自主規制》ッチが!

 

「落ち着いてーー!」

 

◇◆◇◆◇

 

…。

少し熱くなりすぎた、今度から気をつけなきゃですね。そう思い私は女神エリスの方へと顔を向き直した。先ほどはすみません、続けてもらっても大丈夫です?

 

「えぇ、大丈夫です。」

 

女神様まじ神対応、女神だけに!

 

「…えっとそうですね、順々にお話ししましょう、まず私達が合うのは初めてでは無いという事から、まだ貴方が転生前のお姿だった時、トラブルが発覚し貴方は一度ここに呼ばれました、そこで今回の件が解決するまでの間だけ、転生の特典のように好きなものを一つだけ持っていったというわけです。」

 

つまり言語治るまで特殊能力一つ貸したると、あれ?…私何ももらってませんよ?そう私は転生の特典にこの姿を、それ以外は何も無い。

 

「貴方はその幼児体型を望んだのです。」

 

はぁ!?なんで!詳しく教えてプリーズ。

そう意識を集中させるとエリスさんはゆっくりと話し出した。

 

「私もそれは聞きました、何故そんなものを願うのかと、そして貴方は『ロリコンだからさ』と。」

 

アホー!過去の私のアホー!なんでそんなこと言うかな!?他にあるでしょテレパシーとか!

 

「私もそれは言いました、そして貴方は『ロリコンだからと言うのは本当だよ、でも他にもテレパシーだと言葉が戻り能力が無くなればテレパシーを使った戦術が崩れる、そして会話ができ無ければ行動が幼児的になりやすい、だからそんな行動をしても大丈夫な幼児体型を望むんだよ、ぶっちゃけかわいいと思うしね。』と。私自身貴方がどこまでが本気でどこまでが冗談かはわかりませんでしたが。」

 

ふむ、意外とやりおるな過去の私。

あ、そういえば何で今なんです?私が呼ばれたのは、クエスト受けてない日もあった筈ですけど?

 

「…それはここには通常死んでからしか来れないからです、ですが無理をして瀕死の状態で何とか零さんだけこちらに来れるようにしたんです、そして今回のデュラハンを利用して…。」

 

え、利用?デュラハンを呼んだの?私を瀕死にさせるために。デュラハンを呼んだり出来るのであれば魔王も…と思っていました。

 

「いえ、デュラハンも含めて現世に私達は直接的には干渉できません、ただ貴方の攻撃される可能性つまりヘイト値を上げただけです、今回はその前にこの状態に至ってしまいましたが。…こんな方法でしか行き来出来ない事、本当に申し訳ありません。」

 

まあそっちにも事情はあるですよ、しょうがなしです、ちなみにあの世界に戻ったら言葉が分かるようになってるんですか?

 

「残念ながら原因が分かっていない以上現在零さんに言語を付与する事は出来ません、今回はスキルとしてついている不具合を修正します。」

 

スキルなんてあるんですねあの世界は!じゃあきっとレベルもあってレベルが上がるごとに新スキル覚えるとかですかね、私はいくつ覚えたんでしょう♪ニヤニヤ

 

「えっとスキルはレベルが上がるごとに貰えるスキルポイントを消費して覚える必要が…。」

 

…スキルのレベルがない世界樹の迷宮みたいな感じでしたか、はしゃいじゃってた自分がバカみたい(棒読)。

 

「世界樹の迷宮というのはわかりませんが多分そういう風だと思います…あの大丈夫ですか?」

 

ダイジョウブダ、モンダイナイ。

 

「で、では続きを話しますね、今までは文字・言語習得不可というスキルのせいで名前すら覚えられないでいましたがそれを消すことで次からは名前も、頑張れば現地の言葉も理解できるようになるはずです。」

 

どうやらその言葉を聞いて舞い上がってしまったみたい、ニヤケてる、確実に。

 

「それでは今からスキルを消し、貴方を今の体へと戻します、よろしいですか?」

 

最後に質問、なんで前の記憶がないのですか?質問するとすぐに答えは帰ってきた。

 

「はい、貴方が『そっちの方が面白いから出来れば消しておいて』と言っていたので。」

 

やっぱ私のアホー!!

 

「それではまたお会いしましょう。さようなら。」

 

エリスさんは答えるとすぐさまお別れの挨拶をし、私の意識は暗闇へと落ちていった…。

 

◇◆◇◆◇

 

「にぅ」

 

可愛らしいうめき声をあげて私は多分無事異世界へと帰ってきました。

知らない天井、知らないベッド、綺麗なベッドで気分がいいです。

 

「おーい、零が目を覚ましたっスよ。」

 

あの魔女っ娘さんについて回っていたボインが声をあげると奥にいた皆んなが顔を出し口々に「よかった」「めをさまさないかとおもいました」などと言っていた、意味はわからないけどちゃんと言葉として分かる、どうやらエリスさんはちゃんと言っていた通りに仕事をしてくれたよう。

転生の時から一緒のカズマさんとアクアさん

爆発する魔法?が使える魔女っ娘さん

一応仲間の金髪騎士

みんなの名前も呼べるようになるのかな、ワクワクです、さてと、

 

「待たせたな。」

 

「「零が喋った!?」」

 

「「!?」」




ついに言葉解禁!タイトルと違う?そんなことは関係ない。
次回をお楽しみに。

※作中のオリジナルキャラの零とおしゃべり(コメ)してくださる場合、必ず{零}と付けてコメント宜しくお願い致します。
{まゆたん}と付けてコメントして頂ければまゆたんが貴方とお喋り。
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