このTSな会話不可少女に救いの手を   作:零点

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本当にすみません、スランプでした、数文字書くのにも苦労しました。半年以上間を開けたことをここに謝罪します。


この二次創作(一期)に終止符を

「ガゴゴゴゴ」と不吉な音を立てながら最後の黒壁を突破した。

 

「アクア今だー!」

 

「【セイクリッドブレイクスペルッ】!!」

 

アクアがそう叫ぶと背後から突如として計5つの魔法陣があらわれ結界を砕かんとばかりに5つの光線が束になってデストロイヤーめがけ発射された。しかしデストロイヤーの結界は堅く思うように割れてはくれなかった。

 

「これでもダメなのか!」

 

「あ…ひび!」

 

「え!?…はっ!本当です!ヒビですヒビが入ってます!!」

 

結界はアクアの技で見事に砕けその効力を失っていく、それとともに魔法使い二人の足音が壁の上でピタリとやんだ。

 

「やりましょうまゆたんさん!…ところでめぐみんさんはどちらに?」

 

「ん?あれ、どこっスかー師匠。」

 

めぐみんはというと。

 

「あわわわわ…。わ、ワタシハダイジョウビ。」

 

この様子である。

流石のめぐみんもデストロイヤーを前にして足がすくむらしく、声も震わせ壁のてっぺんにも登れていなかった。

 

「あんなもの、わ…我が爆裂魔法の前にすれば無力でですよ。」

 

「師匠。」

 

「ひゃい!?」

 

「【クリエイトウォーター】!!」

 

そのまゆたんの水魔法はめぐみんの顔へ勢い良く発射された。そんな攻撃が来るなど考えもしていないめぐみんはまともにくらいびしょ濡れである。

 

「なっ、何をするのですか!」

 

「大魔法使いである師匠がそんな様子でどうするんっスか!師匠の爆裂魔法に対する気持ちはその程度っスか!」

 

「ふっ…弟子に教えられるとは、私もまだまだったということですね…目が覚めましたよ我が一番弟子まゆたん。さあ!古代の兵器、我が爆裂道の糧になるがいい!」

 

まゆたんの言葉によってめぐみんはいつもの勢いを取り戻し力強く壁のてっぺんへと登りきった。

 

「めぐみんさん!」

 

「師匠!」

 

「やりましょう!」

 

「「「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう、覚醒のとき来たれり、無謬の境界に落ちし理、無行の歪みとなりて現出せよ!【エクスプロージョン!】」」」

 

三人は詠唱を終えるとその最強の威力と言われる魔法を同時にデストロイヤーへと放った。

 

「ドゴオォン!!」

 

その轟音とともにデストロイヤーは崩れ落ち、その巨体は沈黙した。

 

「やったか…!」

 

「俺この戦いが終わったら結婚するんだ。」

 

ーカズマsideー

 

さっきからフラグとしか思えないセリフがとびかってるんだが。

 

「さあ帰って祝杯よ!報酬はおいくらかしら♪」

 

「ちょっ!」

 

プラグが重なり案の定デストロイヤーの目が不穏に点滅し始める。

 

「被害甚大につき自爆機能を作動します、乗組員は直ちに避難してください。」

 

悪い予感が的中した…というより。

 

「ヤバーイ!!」

 

ここに集まった冒険者皆「ダメだ」「無理だ」と逃げていく、誰だってそうする、俺だってそうする。

早々とめぐみんを回収し共に逃げるためダクネスのもとに行った。しかし。

 

「私は最後まで引くわけにはいかない、領民より先に騎士が逃げるなどあってはならない。」

 

ダクネスさすがは…。

 

「それに街を吹き飛ばすほどの爆弾に身を晒しているかと思うとどうだ。「ん?」なんだこの湧き上がる興奮は、果たして私は耐えられるのだろうか、いやいくら頑丈だからとはいえ無事ではすまないだろう…もう辛抱たまらん!カズマ私は突撃する、いってくりゅ!!」

 

「おい、ダクネスさんが突撃してるぞ!」

 

「「!」」

 

「そうか爆破する前に破壊するつもりなんだ!」

 

「街を守るために!?」

 

あー!あのド変態行きやがった!!後ろもそれを見て誤解し始めるしどうなってんだ!

 

「俺たちもやるぞ!」

 

「「おーっ!」」

 

「この街(主にサキュバス)に世話になってきたんだ!守らなきゃ漢がすたる!」

 

「「「ウオーーッ!!」」」

 

後ろの方から次々と冒険者達がデストロイヤーに向けて走り出し、ある者はロープで侵入ルートを確保し、ある者は魔法で壁を壊し侵入、気がつけば大多数の冒険者達がデストロイヤーの内部へと入って行った

 

「カズマさん、もしかしたら制御装置を見つけられれば自爆を止められるかもしれません。」

 

「ダクネスそんなこと絶対考えずに突っ込んでいったよな。」

 

しかしその暴走のおかげで勝機が生まれたのは事実だ、後でシュワシュワでも奢ってやるか。

 

「じゃあめぐみん、俺たちは行ってくる、お前は置いて行くからな。」

 

「まぁ仕方がないでしょう。」

 

爆裂魔法を撃っためぐみんを背負ったままではさすがに動きにくい、もし爆裂魔法未使用で動けたとしても爆裂魔法をデストロイヤー内部で撃たれた場合こっちも巻き添えをくらいかねない。

 

「見つけたぞ!」

 

どうやら中に入った冒険者の一人が核にあたる部分を見つけたらしい、俺達はアクア・零・ウィズとともに冒険者の案内で底へと向かった。

 

「ここだ。」

 

周りを見渡すと動力源のコロナタイトという物らしい不気味に光輝く球体、椅子にガイコツ、日本にいた頃に見覚えのあるような機械類がそこにはあった。

 

「このガイコツは…Kの言っていた開発者の一人か?」

 

「そうみたいね、あ!日記があるわ。」

 

ちょっ!?

 

「えーと、何々?『国のお偉いさんが無茶言ってきた、こんな低予算で機動兵器を作れと言う、無茶だ。動力源をどうこういわれたけど知るか、伝説のコロナタイトでも持って来いといってやった。

【数週間後】……ほんとに持って来ちゃったどうしよ(汗)相方はなんかしんないけど乗り気になっちゃってるし…こいつ事の重大さわかってないんじゃね?これでうまくいかなかったら死刑かもなんだズェ!?動いてくださいお願いします!

【さらに数ヶ月後】…ヤッベェ出来ちゃったよヤッベェ、俺達ヤッベェ、景気付けに俺の鼻くそつけちゃおっと、鼻くそとか俺ヤッベェw。

【数日後】終わった…ただ今暴走中って あっ!国滅んだヤッベェ滅んじゃったよヤッベェ!…でもなんかスカッとした。相方はなんか慌てて修理してるみたいだけどもういいだろ?国すでに滅んじゃったんだから無理だろ?じゃあ俺はもうここで余生暮らしちゃおうだって俺は降りられないしな〜、あれ?あいつ落ちてら、死ぬんじゃねえの?この高さだし。これ降りられる構造ないとか担当者馬鹿だろ!?…あ、この構造作った担当者俺でした。』…おしまい。」

 

「馬鹿か!」

 

…今の文書にあった相方、その人がつまりはKなんだろう。確かに本人が作ってしまったとはいえなんとかしようとしていたのは確からしいな。

 

「とりあえずダストたちは先に逃したけどどうすんだこれ?」

 

「おー ぴかぴか。」

 

どうやら零が遅れて到着、ん?もしして。

 

「丁度いい所に来たな零、このピカピカをお前の操陰でなんとか出来ないか?」

 

零はその言葉に対して自身の頭を横に振った。本人曰く操陰の耐久力が有限なのと伸ばせる距離にもある程度制限があるかららしい。

 

「おいアクア、女神パワーでなんとかできないか!?」

 

「無茶言わないでよ!アンデットとか呪いならできるけど魔力の暴走をどうこうできるわけないでしょう!ウィズ、あんたはなんかないの!?ねえ!」

 

「た、例えば転移魔法で…「「それだ!」」でもこれは転移先を登録する必要がありまして、私は街中にしか置いていないので…残る方法はランダムでの転移しか。」

 

ランダムな転移、つまりは最悪どこかの街のど真ん中に転移する可能性もあるか…。だが今できる方法はそれしかない、コレはもう限界だ、いつ爆発してもおかしくないんだ。

 

「ウィズやってくれ。 大丈夫、全責任は俺がとる。こう見えても俺は運がいいらしい!」

 

「分かりました…あのカズマさんお願いが。」

 

「な、何でしょう。」

 

「その…吸わせてもらえませんか?」

 

「喜んで。」

 

俺は鈍感系主人公とは違うんだ、いまさら何を?なんて野暮なことは言わない。うん、役得。

 

「では。」

 

お父さんお母さん、俺は異世界で今大人の階段を登りま…まぁぁあああああ!?

 

至福の時間を堪能しようと目を閉じ、大人な妄想を繰り広げている最中の脱力感と魔力消費である。

吸わせてもらう、つまりは魔力が足らなかったという事だった。何のことはない良く考えれば分かることだ、なにせウィズ自身に教えてもらったスキルの〔ドレインタッチ〕なのだから。ははぁ…。

 

「ちょ、ちょっと!カズマさんが干物になっちゃう!」

 

「っ!す、すみません!?…ですがこれでテレポートの魔法が使えます!」

 

「…そ……そうか…。」

 

ギリギリまで(魔力を)吸われた俺はそう答えるとバタリと倒れた。

 

「それではいきます。」

 

そう言ってウィズが呪文を唱えると煌々と輝いていたコロナタイトは一瞬にして消えた。

 

「せ、成功したのか?…ウィズ。」

 

「え?あ、はい。ランダムにではありますが転移自体は成功です!」

 

そうか、これでもう爆発する心配はない訳か…そう安堵していたがすぐに揺れはじめ、ウィズに魔力を搾り取られ床に横たわっていたせいで硬い床と何度も頭を無抵抗に打ち付ける羽目になってしまった。

 

「いってー!動力源 は取り除いたはずなのになんで動いてるんだー!?」

 

「…!もしかしたら魔力を貯蔵できる場所があってその魔力で動いている…なんてことないですよね?」

 

「概ね正解だ、だがお前らのおかげでもう大丈夫だ!」

 

唐突にミスターKの声が聞こえてくる、上を見るとこの世界に不釣り合いなモニターにミスターKが映り込みそこから声は聞こえてきた。

 

「本来なら緊急停止させた後でないと搭載した魔法をいじれないようにバリアを施してあるんだがさっきの一撃で半機能停止になり、しかもメインのエネルギーであるコロナタイトからの魔力供給も断ってくれた、そのおかげで施した魔法の修正ができた。…。」

 

そう言って一方的に機内放送は切られた、と同時に強烈な縦の揺れと轟音が三度鳴り響きデストロイヤーは完全に沈黙した。

 

◆◇◆◇◆◇

 

デストロイヤー襲来から数週間が経った。周りは日を追うごとに以前と変わらない日常へと戻っていった、俺はといえばデストロイヤー戦の成果が実る時をゆっくりと静かに待っていた…

 

 

 

 

…が。

 

「冒険者サトウカズマ、貴様には現在国家転覆罪の容疑がかけられている。」

 

…俺がなにをしたっていうんですか。




タイトルで終止符をと書きましたが出来る限り2期分も書こうと思います。

※作中のオリジナルキャラの零とおしゃべり(コメ)してくださる場合、必ず{零}と付けてコメント宜しくお願い致します。
{まゆたん}と付けてコメントして頂ければまゆたんが貴方とお喋り。
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