意外と裁判がえぐい難しい!!!しかも文字数少ないですし裁判はまだまだ続く・・。
早く裁判シーン終えて当初から書きたかったシーン描きたいです・・・。
「ちょっとまてぃ!!」
裁判の初っ端、カズマさんは大声をあげてそう言い放った。
「カズマさん、どうしましたか?」
「裁判は始まっているのです、私語は慎んでくださいサトウカズマ。」
私と検察側のセナさんは冷静に対応する、それにしてもどうしたのでしょうか?
「検察の人たちに連行された後いつの間にか終わっててこわいんだが!俺なにされたの!?」
確かにスピーディだったのは認めますが記憶が飛ぶようなハードスケジュールでも薬を使われたのでもなかった、おそらく今か取り調べ中かまたはその両方の時での極度の緊張状態が記憶の欠如を引き起こしているのでしょう。
「まあまあ、カズマさん私に任せておいてください。」
そう、今の私は弁護士、慌てているカズマさんの代わりに冷静でいなくては。相手は検察官のセナさん、被害者は貴族のアルダ―プ、今は検察側でふんぞり返っている。対してこちらは被告人和真とその弁護人の私まゆたん。あちらはベテランと権力者、こちらはどちらもただの冒険者。
「それでは検察官は前へ。」
―裁判開始―
「領主という地位の人間の命を脅かしたことは国家を揺るがしかねない事件です、よって被告人サトウカズマに国家転覆罪の適用を求めます。第一証言者をここに。」
そう言って検察官のセナさんは一人を証言台へと招き入れた。
「クリス!?」
「あははぁ…、なんか呼び出されちゃって。」
ッ!なぜあの方が!?それにクリス?
「どうしてあなたがここに!?あな「ストップ!」」
「ん?証言者の方どうしましたか?」
「え!?いや、まゆたんとはちょっとした知人で、知り合いが出てくるからまゆたんもびっくりしたんだと思うよ裁判長さん。」
クリスさん?は私に「とりあえずこの私はクリスで通ってるから、そういうことにしておいてください。」と告げた後、証言者台へと歩いて行き証言へと移った・・・そういうことなら仕方ないです。
「あなたは公衆の面前でスティールを使われパンツを剥がされたと?」
「そうだけど、でもあれは…。」
「私、見たんです!路地でパンツを振り回していた男を!」
そう不意に声をあげたのは傍聴している中の一人の魔法職系冒険者と思われる女の子だった。
「その男とは!」
セナさんの問いに彼女はその時の悲惨さを悲しんでか涙を浮かべその男へ指を向ける・・・カズマさんですね。
「事実である確認が取れただけで結「異議あり!」ッ⁉︎」
「裁判長、検察官は証言者クリスさんの証言がまだ途中なのを無視し終わらせようとしました。これでは証言としては不十分、証言の続行を要求します。」
私はすかさずセナさんの不備を追求した、これで少しは私の評価はあがり弁護もしやすくなるでしょう、クリスさんならきっと続きはカズマさんにとって有利になる証言をしてくださるはず、お願いいたします。
「異義を認めましょう。クリスさん、続けてください。」
「えっとあれは、カズマに盗賊のスキルを教えた時に私から勝負を仕掛けたんだよ、たまたま運悪くパンツを引き当てられちゃったけど。」
「つまり被告人は証言者クリスさんの勝負を受けた結果偶然あのような形なってしまっただけだと?」
「まあそうなるかな、私も最初スティールを見せるためとはいえカズマの財布を取っちゃったし。」
「これでは証拠にはなりにくいでしょうね、では次の証言者の方は前へ。」
私の予測通り和真さんにとって良い証言です、次もどんどん行きましょう。
「ミツルギキョウヤさん、貴方は被告人に魔剣を奪われ売り払われたと聞きました。」
「ま、まあその通りです、ですがあれはこちらから仕掛けた勝負、しかも完膚なきまでに正面からやられてし舞う結果に。僕はあれで自分がまだまだ井の中の蛙だったことを思い知らされました、今では慢心していた当時を悔やみ初心に帰って日々修行と労働の毎日です。」
「なっ!」
「証言者は検察側から二名となっております、ほかに追加で証言される方はいらっしゃいますか?それともほかに証拠はありますか?ないなら・・・。」
思わぬとことでまた良い証言、検察官も思わぬ事態に困惑しているよう。これは勝ちましたね。アルダ―プもこちらをにらみつけていますが無駄ですよ。
「いいえまだです!被告人はアンデットにしか使えないスキル、ドレインタッチを使ったという目撃情報があります!最も大きな根拠として貴方に魔王軍幹部との交流はないかと尋ねました、その際魔道具が嘘を探知したのです!」
え。あああああああああああああああ!!
※作中のオリジナルキャラの零とおしゃべり(コメ)してくださる場合、必ず{零}と付けてコメント宜しくお願い致します。
{まゆたん}と付けてコメントして頂ければまゆたんが貴方とお喋り。
この記憶喪失に回想を…をほんの少し修正しました(映画を見たので)