ブラック・ブレット ーガストレアとなった少年ー 旧作 作:ブロマイン
あまりにも酷いご都合主義をどうにかしようと努力したのですがどうにもなりませんでした。待たせすぎてしまうのはよくないので取り敢えず投稿しましたがいずれ改稿します。
変えたほうが良い点など気軽に報告お願いします
理玖はふと以前にこの喫茶店に来た時のこと、そして同時に自分の妹となった少女と出会った日のことを思い出した。
「誰かっそいつを捕まえろ!」
理玖がその怒声のする方向を向くと缶詰を抱えて走る少女が数人の大人に追いかけられていた。こげ茶色の髪に薄汚れた服、何よりもその真っ赤な瞳が彼女が外周区に住む『呪われた子供達』であることを示していた。三人の目前で取り押さえられた彼女の助けを求める手に延寿が手を伸ばそうとするも蓮太郎が遮っつてしまう。延寿の「あっ……」といった声だけがその場に残った。
そんな2人を見て理玖は前へと進んでいった。
「皆さん少しいいですか、何かあったのですか?」
「見りゃわかるだろうこいつがうちの商品盗みやがったんだ」
男の1人が理玖の顔を見るなりそう言った。理玖は男の言葉を聞くと少女の方に向かいながら皆に尋ねた。
「彼女を僕に任せてくれませんか、勿論その商品は僕が買いますし、再犯も起きないように教えつけますから」
「なんでお前はこいつを助けるんだようとするんだ?」
「自分にも身に覚えがあるからですよ。1人で必死になって生きているつもりで、だけども実際には多くの人に迷惑をかけている。そんな状況にね」
「お前は偽善者か或いはただの馬鹿だな、こいつを更生できるのならやってみるといいさ」
2人の中である程度話がまとまったその時、誰かが読んだのか警察がやってきた。
「『呪われた子供達』が盗みをしたと通報があった身柄を渡してもらおう」
「そのことでしたら互いの和解が済んでいますので大丈夫です」
理玖がそう話すも警官は理玖の言葉を無視して彼女の所に向かおうとしている。それを見て理玖は警官もまた『奪われた世代』であり『人』であるのだなと思った。なので理玖は急ぎ彼女の元に駆け寄り語りかけた。
「彼らは君のことをよく思っていないようです。このまま確保されたら君はひどいことをされるでしょう。僕と一緒にきてくれれば少なくとも毎日安全に過ごす事ができます」
「……たっ…たすけて」
彼女は小さな、けれども確かに聞き取れる声で返事をした。
理玖はその返事を聞くと彼女を抱えて警官に向かった。
「今回の件は解決しましたので貴方達にすることはありませんよ」
それでも警官は作り笑顔で2人に近づきながら言った。
「そういうわけにはいかない一度署まで行き調書作成などの手続きを取る必要がある」
突然理玖から先ほどまでの丁寧な口調が消え、冷たい声で警官に問いかけた。
「本当に署に連れて行く気などあるのですか?僕には貴方達が彼女を連れ去り殺そうとしているようにしか見えないのですが」
「そ、そんなことはない我々は法と社会の意思にしたがって…
「ならばお前は法が人々が『呪われた子供達」を殺せといえば殺すのか、そんな奴は警官ではない唯の人殺しだ。僕は人殺しにかける情けなど持っていないわかったな」
そうして去っていく理玖に対して警官は先ほどまでの薄ら笑いを無くして恐怖と悪寒によって動けないでいた。
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