不健全鎮守府   作:犬魚

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前略、今回は著しく下劣な表現をそれなりに含みます

【登場人物】

夕張(2)
恐るべき開発技術を有するマゾ軽巡
制服に関してはファッションなのかマゾなのかよくわからない

明石
みんなの店、アカシメイトの店長
注文すればホ●同人も取り寄せてくれる
最近はプリズムボーイが熱いと考えている


提督と夕張とギ●ブレイク

「失礼します!新しい装備を開発しました!ハッキリ言って自信作です」

 

「見せてみろ」

 

夕張のヘソを見るといつも思う…

コイツ、いつもヘソを出してるいるが、制服のサイズが合ってないのではないだろうか?

もしや、変な乾燥機に入れて制服が縮んでしまったが、恥ずかしくて誰にも言えずに悩んでいるのかもしれんな

 

「夕張ェ…」

 

「はい?」

 

「これで新しい服を買いなさい」

 

俺は財布から五千円取り出して夕張の手に握らせてやった

 

「はぁ?まぁ…くれると言うなら貰いますけど…」

 

「強く生きろよ」

 

「はぁ…?五月雨ちゃん、提督、変なもの食べたの?」

 

「さぁ?」

 

五月雨は冷蔵庫から麦茶を出して三人分のグラスを用意していた

 

「で?今日のビクーリドキーリメカはなんだ?わかっているとは思うがロクなモンじゃなかったらお前のケツにマナーモードにしたPHSブチ込んで俺の携帯から鳴らすぞ」

 

「大丈夫です!自信作ですから!」

 

その自信作がフラグなんだよ

 

「今回開発したのはこちら!Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero‐typeです!略してモ●ラです」

 

どーん!!

 

「…足があるな」

 

「足なんか飾りです」

 

「や、飾りじゃダメでしょ…」

 

目の前に聳え立つ重厚なメタリックの輝きを放つ巨大な建造物にワクワクを覚えない男児は居ない

そう、男児とは何歳つになってもスーパーロボットに心奪われるものだ

 

「お前、たまにすげーモン作るよな」

 

「いやぁ~それほどでも」

 

「照れるなよ、オイ五月雨、警棒持って来い、スイッチ押したらビリビリするやつ」

 

「これですか?」

 

「あぁ、よし、夕張、机に手をついてケツこっちに向けろ」

 

「はい!」

 

この後、ア●ルにライ●インを纏ったギガ●レイクでア●ルをブレイクした夕張は救急車で緊急搬送された

…アイツも日々の仕事で疲れていたのだ、きっといい休養になるだろう

 

「…どうするんですか?コレ?」

 

「どうするもこうするも、解体だろ?こんなの立ってたら目立ってしゃーないだろ?軍の基地がテーマパークと思われるぞ」

 

「そうですね」

 

そもそも、ウチは深海棲艦と戦っているのであって怪獣王なんぞ相手にしていない

 

「とりあえず明石クンに解体させるか、オイ、明石クンのとこ行くからついて来い」

 

「別にいいですけど…荷物なら持ちませんよ」

 

 

明石の店…

燃料鋼材の資材から軍の運営に関する便利なアイテムを取り扱っている店………だった

 

「あ、提督、いらっしゃいませ~」

 

ビタンッ!(ビンタ)

 

「あべし!ちょ…なんでいきなりぶつんですか?」

 

「オイコラ、なんだこの店は?なんでまたくだらねーグッズ売り場が増えてんだ?あ?なんで前面で推し出してんだ?」

 

「だって売れるんですもん、おそ●さん…」

 

開設当初はわりかしまともな店だったが、いつの頃からか、少しづつ…そして確実にアニ●イトみたいになっていた

 

「提督も買います?」

 

「買わねーよクソが、オイ、燃料とか弾薬はどこにあんだよ?」

 

「あ~…たぶん裏のダンボールとかじゃないですかね?欲しいなら自分で探してください」

 

この野郎、売れない商品の扱いがテキトーすぎるだろ

 

「まぁ、今日は買い物じゃねぇ、明石、アレを解体しろ」

 

「アレ?………ってなにアレ!?デカッ!」

 

「明日までにやれよ」

 

「いやいやいや!ムリでしょ!」

 

「出来ないなら、この店に火を点ける」

 

「これまたストレートな脅迫を…」

 

「やんのか?やんねーのか?」

 

「やりますぅー、やらせて頂きますぅー…はぁ、めんどくさぁ~」


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