【登場人物】
夕張(8)
悪魔を蘇らせる事に定評のあるデンジャラス軽巡
長門(8)
その鍛え抜かれた腹筋は金剛石の如し
「新しい装備を開発しました、ハッキリ言って自信作です」
「使えねーモンだったらケツからア●ルパール挿入れて全力で腹を蹴る」
良心と倫理的をママのナカに捨ててこの世に産まれてきた軽巡、夕張
たまに良い仕事するが、基本的にはロクな仕事をしないデンジャラス・ボゥイだ
「まぁ、正確には壊れて捨ててあったのを拾って修理しただけなんですけどね」
「ふ~ん」
「本日の作品はこちら!古代文明が作りあげた最終兵器!名付けて、オメガです」
ガショーン!!
「…足があるな」
「えぇ、足なんて飾りです」
またどっかで見た事ある気がするワケわからんモンを作ってきたよ、コイツ、しかしキッショいマシーンだな
「こちらのオメガですが、生半可な攻撃とかマジ効きません、46cm砲程度ではカスリ傷1つ負いません」
「すげーなオイ!」
「波動砲、火炎放射、ブラスター、他にもありますが多彩な攻撃手段があり、殴られたらオートでカウンターもします」
またとんでもないモンスターを作り出したなコイツ…
「ただ、1つ問題点があるのですが…」
「なんだ?燃費か?」
「いえ、制御できません!」
ガショーン!!
「オイイイィィィィ!!なんか勝手に動き出したぞコイツ!」
「はい、制御できませんから!」
ガショーン!!(火炎放射)
「危ねぇぇぇ!!!なんだコイツ!オイ!どうやったら止まるんだァァァ!」
「壊れたら止まります、ってか、壊れるまで止まりません、たぶんコレ作った古代文明もコイツに滅ぼされたってもっぱらの噂ですから!」
「オマエなんてモン修理してんだァァァ!コレ完全にヤバい殺戮マシーンじゃねーか!!」
ガショーン!!(ターゲッティング)
「…オイ、なんかこっち見てるぞ」
「あ、コレ波動砲きますよ、波動砲、波動砲マジヤバいですよ!」
「知ってるよ!もう名前の時点でヤバい予感しかしねーよ!」
とりあえず早くこの場をトンズラしなければ…
窓にダイヤモンドより硬いマグナムスチール製の鉄格子、壁はアツいコンクリート、唯一の出入り口にはあの殺戮マシーン…
選択肢は限られている…
①夕張を盾にする
②夕張を盾にする
③夕張を盾にする
「…③か」
「あの、たぶんですけど全部私が死ぬ感じの選択肢から選んでますよね?」
「あぁ、全部死ぬ」
「ですよねー」
クッ!こんな時に限って五月雨のヤツはホチキスの針を買いに行ってやがるッ!
「フッ、失礼するぞ提督よ、この長門、ビッグセブン改めてアイドリッシュセ●ンと名乗ろうと思うのだが………ん?なんだコレは?」
殺戮マシーンの後ろから聞こえるこの声…長門かッ!?
「長門!?長門!そこに居るのか?」
「提督よ、なんだコレは?新しい掃除機か何か?」
「遠慮はいらん!ブッ壊せ!」
「ハァ?」
ガショーン!!(ロケットパンチ)
「痛ッ………オイ、なんだこの掃除機は?ガタがきてるのか?」
あの殺人ロケットパンチに耐えるとは、なんて腹筋だ
「いいから壊せ!!オマエならヤれる!」
「まぁ、構わんが…あとでチョコレートパフェ奢れよ」
この後、古代文明の作り出した最終兵器と栄光のビッグセブンの戦いは近年稀に見る激戦となったが2時間の死闘の末、無事破壊され、ステゴロでは最強と呼ばれた長門に新たな伝説が刻まれた