不健全鎮守府   作:犬魚

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帰ってきたロー●ンコラボ回

【登場人物】

海風(5)
改白露型の将来に期待できる美乳、比較的まともに見えるが影は薄い

加賀(2)
何度かチラッと出てた一航戦パイセン、ガラが悪い、でも強い


提督と加賀とロー●ン

それなりに行きつけの居酒屋で一杯飲み、基地への帰路につく際に煙草がない事に気付いた俺は近くにあったコンビニに寄る事にした

 

「いらっしゃいませー、あ、提督」

 

店に入ると改白露型の見た目はラノベヒロインみたいな顔、海風がレジに立っていた

 

「よぉ、まだコンビニでバイトしてたのか?」

 

「はい、江風が今度教習所に行きたいと言ってたので」

 

「ふ~ん」

 

それはたぶん、教習所じゃないで強襲所だろうがな

 

「あの子、免許を取ったらすぐに車が欲しくなると思うので、頭金くらい出してあげようかなと…」

 

「あんま甘やかすなよ、すぐチョーシに乗るからな、アイツ」

 

オカーサンなのか天使なのかよくわからんが、妹に甘すぎだろコイツ…

まぁ、コイツの姉はほぼ全員がヤンチャクレの問題児だからすぐ下のデンジャラスな妹に甘いのかもしれんな

 

「で?今日はそのDボゥイは裏にでも引っ込んでるのか?」

 

「D…ボ?あ、江風なら今日はシフトに入ってませんよ、明日テストだから今頃みんなで勉強してる筈です」

 

「ふ~ん」

 

ちなみに白露型姉妹、天才型の時雨様と涼風は座学トップ、やや落ちて五月雨と海風と白露が20位圏内、微妙な成績で足を引っ張られ易い春雨と江風、常に追試を受けているバカ組が夕立と村雨だ

 

「バカ組と勉強してもタメにならんと思うが…」

 

「そこは…まぁ、ちょっと心配ですけど」

 

「まぁいいや、煙草くれ」

 

「あ、出来ればあっちのレジでお願いして貰っていいですか?あ、クリスマスケーキ予約していきませんか?」

 

「しませんよ」

 

「そうですか…」

 

海風は何やら作業があるみたいなので奥のレジに行くと、奥のレジに居た店員は椅子に座ってバイクブ●スを読みながらヘッドホンでドンドコ音を漏らしていた

 

「…ナニやってんだ?オマエ」

 

「…」

 

「オイ!!テメーだよテメー!!加賀ァ!!」

 

カウンターの後ろにパイプ椅子を持ち込んで座る剛の者、泣く子もチビる一航戦、加賀

 

当基地の正規空母カーストの最上位に赤城と共に君臨し、最強と呼ばれる暴力的な射手性能を持ち、連続・追撃・突撃からの連射は相手が死ぬまで射るのをやめない

一・二航戦共に性格と素行には問題はあるが、奴隷の五航戦、鬼の二航戦、閻魔の一航戦とまで呼ばれるだけあって実力は本物だ

 

「あ゛?」

 

「あ゛?じゃねーよ、仕事!仕事しろよテメー!っーかなんでお前が●ーソンでバイトしてんだよ」

 

「別にバイトしてもいいだろーが、頭にくるぜコラ?」

 

「コラじゃねーよ、舐めてんのかテメーは」

 

まさか加賀がバイトしている姿を見るとは… まぁ明日にはクビだな、これは

 

「まぁいい、煙草だ煙草、42番」

 

「へいへい…あ、丁度いいや、クリスマスケーキ予約しろよ」

 

「するかボケ、いいから煙草よこせ」

 

「100個ぐれーでいいか?ミーカゼチャーン、クリスマスケーキの予約ってどうすんのォー?」

 

「だから予約しねぇって言ってるだろーが!」

 

「いいじゃねーか、100個ぐれぇ」

 

「ハイハイ!加賀さん、呼びましたか?」

 

「テイトク、クリスマスケーキ予約するって、100個」

 

「え゛!?ホントですか!?ありがとうございます!」

 

「しねぇよ!!」

 

「あ、しないんですか…」

 

喜びが反転したのか、海風は哀しそうに顔を曇らせた、なんだ?なんか俺が悪いみたいな気になるじゃねぇか

 

「いいじゃねーか、男みせて100個ぐれーバシッと予約しろよォ、今ならミカゼチャンのパンツ見せてやっからよォー」

 

「え゛!?」

 

ナニ言ってんのコイツ!見ろ!海風ドン引きしてるじゃねぇか!完全に引いてるよォ!なんなのこのパイセン!?

 

「チラッと見せてやれよ、写メっから」

 

「…あの、ホントにそれで予約を?」

 

「しねぇぞ、しねぇからオマエも真に受けるなよ」

 

「そうですか…そうですよね!」

 

「ミカゼチャン今日何色穿いてんの?」

 

「白ですけど」

 

「ヒュー!純白ぅー!」

 

「ヒュー!じゃねぇよ、それと海風も真面目に答えるな、いいからとっとと煙草よこせよ」

 

「あ…煙草ですね、はい!440円です」

 

海風に金を払い、ようやく煙草を受け取った

 

「ありがとうございましたー」

 

「ありが…アッ!!アツアツだなこのダイコン!フーッ!」

 

「ちょ!加賀さん!なにやってるんですか?」

 

「腹減ったからおでん食ってんだけど?何か?」

 

「いや…それ商品なんですけど」

 

ダメだコイツ…なんでコンビニでバイトしようとか考えたんだ

 

翌日、加賀はバイトをクビになり、なんか色々やらかした請求書がうち宛てに届いた


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