五十鈴王国の危機ッ!
【登場人物】
五十鈴(3)
ファイナルサイコ潜水艦キラー、キレッキレ
潜水棲姫
通称、サンドバッグ姫
ディフェンスに定評のあるDボゥイ、マヌケ
「勝つのは五十鈴!勝つのは五十鈴!」
「勝者は五十鈴!敗者は手塚!」
遂に始まった作戦海域、とりあえず手始めにと海上輸送作戦か
「…潜水艦か」
「潜水艦ですね」
手持ちの資料によると、今回もあのファイナル見かけ倒し潜水艦の潜水棲姫が海域内に出没するらしいので、潜水艦狩りの達人を投入しなければならないようだ
「あくまで、輸送が目的ですので潜水艦だけを相手にする訳にいかないのでは?」
「フーッ~…」
輸送もする、潜水艦も殺す、両方やらなくちゃいけないのが~……と言うルールは無い、あちらを勃てればこちらが勃たずではいかん、とりあえず輸送を優先して潜水艦は半殺しでイクか
「五十鈴とリベ、睦月と如月、あとリットリオと瑞鳳を出せ」
「リットリオさんではなくイタリアさんですけどね」
◆◆◆
「出たーッ!五十鈴サンの破滅への円●曲!」
「ヤツの白ワンピはズタズタだぜーッ!」
第一海域、海上輸送作戦…
「イタイ!ヤメテヨォ!」
「五十鈴にはスケスケだぜ!」
「イタイ!ヤメテヨォ!」
先制雷撃こそないものの、圧倒的なタフネスボーイである潜水棲姫は五十鈴とリベッチオの猛攻に耐え抜くディフェンスを見せていた
「五十鈴サン!輸送成功です!」
「帰りましょう五十鈴サン!」
「クソがッ!」
「ぅぅ…イタイヨォ、イタイヨォ…」
「次こそ殺すぞ、ア゛ァ?」
「ヒィ!!ヒイイィィィ!!」
潜水棲姫を沈めきる事の無いタイムアウト、五十鈴としてはこの生白いワンピを沈めてS勝利でそのデカいバスト張って帰投したいところだが、どうにも上手くいかない
五十鈴は潜水棲姫に唾を吐いて帰路についた
「イタイヨォ…イタイヨォ…」
「潜水クン!」
「潜水クン!」
お供のイ級達が心配そうに潜水棲姫に絆創膏を貼ったりテ●モテで髪を洗ってくれたりしてくれた
「ナンナノアイツ、ナンナノアイツ、私ナニカシタノ?」
「アイツマジヤバイッスカラネ、オッパイデカイケド!」
「潜水艦狙ウ目ガ完全ニイッチマッテルッスヨ!オッパイデカイケド!」
「クソッ!クソッ!先制雷撃ッ!先制雷撃サエアレバアンナヤツ!アンナヤツ!」
「ソウイヤ潜水クン、ナンデ先制雷撃シネーンスカ?」
「エ?ア~…甲標的?持ッテクルノ忘レチャッタ、テヘッ♪」
「テヘッ♪ジャネーヨ!」
「頭悪リィーノハテメージャネーカ!」
「イタイ!噛マナイデ!イタイ!噛マナイデ!」
‐‐‐
「あ゛ーイライラすんなぁ、クソが」
「まぁまぁ、五十鈴さん、提督からはとりあえず半殺しでいいと…」
イライラを募らせる五十鈴に、V.Veneto級2番艦、イタリアが声をかけた
正直、五十鈴はプライドが高くキレ易いのでイタリア的に苦手だがチームがギスギスするのを好まないイタリアは頑張ってみた
「半殺し…?ハァ?アイツら生かしちょったらいかんでしょ?全員死刑でしょ?生ヌルいコト言わんといてくださいよォ~」
「ヒィ!?」
「リットルオさんでしたっけ?次もアシスト頼んますよォ?二巡しねーとアイツ殺せないんで」
「い…イタリアです」
「は?」
五十鈴の眼力の前に、イタリアは漏らそうになった、そこへ…
「ヘーイ!五十鈴ーッ!帰ってgelato食べよー」
「ア゛ァ?あぁリベ子、よっしゃ!帰ってジェラート食うかァ!」
前回の作戦から五十鈴と共に組む事が多くなったMaestrale級3番艦リベッチオ、潜水艦狩りの才能があるらしく、五十鈴が珍しく目をかけて可愛がっている
「五十鈴サンが奢ってやっからよォ!」
「ウェーイ!」
次回は②