【登場人物】
海風(6)
改白露型の一番、三●コラボ絵はどことなくエレガな気がする
江風(6)
改白露型の赤くて雑な方、ネーちゃンに頭は上がらないが新しいゲームは欲しい
明石の店でジ●ンプと缶コーヒーを買い、俺のベストプレイス喫煙所で煙草を吸っていると、こ洒落た格好をした改白露型の白いのと赤いのが廊下を歩いていたので声をかけてみた
「よぉ、またバイトか?」
「あ、テイトクじゃねーすか?ティーッス」
改白露型の赤くて頭の悪い方、江風
「コラ!江風!提督になんて口の聞き方してるの!」
妹の頭に拳骨を打つ改白露型の白くて頭のちょっとアレな方、海風
「痛いッ!!」
「スイマセン、後でキツく言っておきますので…ほら江風!頭下げなさい!頭!」
「スィマセェンしたァ~」
「江風ェ!!」
「シツレーな口聞いてスイマセンでしたァー!」
相変わらず妹に厳しい姉だな…
「いや、別に気にしてないからいいんだが…で?なんなんだオマエら?こ洒落た格好して」
「今からネーちゃンと三●行くンすよ」
「三●…?」
●越ってアレか…?たしか百貨店的なアレだよな、ふむ…しかしコイツらに三●は少々早いのではないだろうか?●越って言ったらアレだろ、もうちょっと金持ったマダムが行く感じのイメージがあるのだが…
「なンすか?…いや、なンですか?」
「?」
…どう見ても金持ったマダムには見えないな、百歩譲って姉は金持ったマダムの娘に見えない事はないが妹はショーウィンドーのサックスをキラキラした目で眺めるヤンチャボーイにしか見えない
「三●にナニしに行くんだ?」
「ナニって…買い物っす……いや、買い物ですけど?」
「江風のお財布を買おうと思いまして」
「ネーちゃンがアタシの財布ボロいから思い切って新しいの買ってくれるってゆーンすよ……じゃない、言うんです」
「高いお財布だったら江風も大事に使うだろうと思いまして」
「アタシとしてはそンなモンよか新しいゲームとか買って欲し…」
「江風」
「ご…ごめンネーちゃン!ぶたないで!ぶたないでくれよォ」
なるほど、物を大事にする精神を鍛える為にあえて高級品か、しかし相変わらずお姉さんと言うよりオカーサンみたいなヤツだな、コイツ
「まぁ、いいじゃねぇの」
「そうですか!?そうですよね!実は先日、三●に行った北上さんと大井さんから良い商品があったと話を聞いてコレだと思ったんですよ!」
「あのバカどもも行ってたのか」
作戦期間中ってのを忘れてるんじゃないだろうなアイツら、そういや、木曾(厨二病)は見たがアイツらの姿は見てないな…
「ネーちゃン、とっとと行って買うモン買っちまおーぜ」
「そう、そうね!江風のお財布買ったら地下にも行かないといけないし」
「ネーちゃンが地下行ってる間はアタシはゲームセンター行くからなー」
「はいはい」
…オカーサンか、コイツは
「それでは提督、失礼します」
「あ、ちょっと待て」
俺は財布から札を取り出し海風に握らせてやった
「これで美味しいものでも食べなさい」
「まぁ、まぁまぁ!ありがとうございます!ほら江風!アナタも」
「え?あ~、ありがとやしたー?」
ゴンッ!!(拳骨)
「いだァ!!」
「江風ェ!!」
「ありがとうございましたーッ!!」
「スイマセン、後でキツく言っておきます」
◆◆◆
海風と江風が去って煙草を一服していると、こ洒落た格好をしたイタリア重巡が歩いていた…
「見てくださぁいザラ姉様、ポーラの手がバイヴみたいにブルブルしてますよぉ、コレ絶対ヤバい感じですよぉ」
「よく3日間辛抱したわポーラ!約束通り、お姉ちゃんがボジ●レ買ってあげるからね!」
「ウヒ……うふ、うふふふふ、ウヒェヘヘヘヘ!」
………見なかった事にしよう
次回はシャングリラ②