【登場人物】
提督(65)
未だ中二病から抜け出せずにいる大人、天龍と木曾は友達らしくカードゲームする時はリアルダメージを受ける
夕張(10)
真性M、度重なる提督のモレ●ターアーツのおかけで真の悦びに目覚めたある意味の被害者、地味に香取先生に匹敵する好感度の高さ
最終海域、MS諸島北部…
「Open Fire!」
ゴスッ!!(メリケンパンチ)
『ダビデッ!』
米国から来た戦艦、アイオワのフラッシュ・ピストン・マッハパンチが阿賀野っぽいような那珂さんっぽいような軽巡を沈め、ファーストステージを難無くクリアーし、いよいよ敵旗艦の待つセカンドステージへ突入する事になった
◆◆◆
「あ、テイトクちょっといいですかー?」
「あ゛?」
制服の丈が合っていないせいで常にヘソ丸出しのヘソビッチ軽巡、夕張
少し前に腹巻きを買ったらしく、お腹が冷えて毎朝下痢気味だったが最近は毎朝快便なそうだ
「この先の海なんですけど、なんか特定の人達がスンゴイパワーを発揮できるらしいですよ」
「は?ナニ言ってんだお前?イカレてるのか?」
「いやいやマジですって」
「そもそもスンゴイパワーってなんだよ?」
「まぁ、私もよくわかってないんですけど、提督にわかり易く説明すると、この先に邪悪なエネルギーが満ちた場所があって、実は魔族出身みたいな人はそこの邪悪エネルギーで力が漲って超絶暗黒パワーを発揮できる感じです」
天龍と木曾が喜びそうな設定だなオイ
「とりあえず、この不可思議な現象の事を、ギガダークネス・リベリオンフォースと名付けてみました」
クソッ…カッコいいじゃねぇか、夕張、コイツ、実は俺達と同じ趣味なんじゃねぇのか?
「それで?そのギガダークネス・リベリオンフォースの力を発揮できる魔族は誰なんだ?」
「長門さんと酒匂さんとプリンツ・オイゲンさんです」
「長門と酒匂とオイゲンか…」
長門はまぁアレだな、アイツは全身の感度を3000倍にしても耐えきる鋼のタフネスを持ってるし、オイゲンは俺のビスマルクさんにまとわりつく害虫みたいだが、強い
しかし…酒匂はないだろ、酒匂は?酒匂と言ったらアレだよ、あのかわいいヤツだろ?ロリコンの長門が目にしただけで己が汚物だと再認識させられる希望の光だぞ
「なんか胡散臭いな」
「ホントですって、騙されたと思ってメンバーに入れてみてくださいよ」
「…まぁいいだろう、そのギガダークネス・リベリオンフォースが嘘だったらテメーのケツにホース突っ込んで水道全開にするからな」
「ヒャ!はいっ!」
…なんで口許が緩んでるんだよコイツ、気持ち悪りぃな
「話はそれだけか?俺は陛下のお見送りに行かねばならん」
「あ、私も行っていいですか?」
「構わん」
陛下のお見送りを済ませたら間宮で菓子でも買って執務室のテレビで陛下の御活躍を録画しておかねば
「あと、間宮に行くから付き合え、サミーとオマエの分も何か買っていいぞ」
「え?ホントですか?やったぁ」
◆◆◆
MS諸島北部B環珊瑚礁…
『ア~…息ヲスルノモメンドクセー』
拠点を守る水母姫に続く深海棲艦期待のルーキー、深海海月姫、シェアなバッティングと高い防御力を買われての今回の抜擢だが、本人は海月のように漂って生きたいだけの真性面倒くさがりだった
『ア…集チャンニ三●ノ地下デすいーつ買ッテ貰オ、誰カ集チャンノべる番知ラナイ?』
『集チャンぽけべる持ッテナイッスヨ、最近ぴっちニ替エタッテ』
『エ?マジデェ~、ナニソレ聞イテナインデスケド、マジMK5』
次回はたぶん②