不健全鎮守府   作:犬魚

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【登場人物】

五月雨(5)
白露型キセキの世代
今まで何度も出ていたものの白露姉さんと期待した人を裏切りシン●ロウ枠で登場

白露
白露型キセキの世代、幻の六人目
以前、時雨様から白露型を退部しろと勧められた
改二の夕立、スケベボディの村雨、レア度で劣る春雨、初期艦枠の五月雨
シスターズが個性の塊過ぎてミスディレクションがオーバーフローしている


提督と長門とキセキ

10年に1人の天才が5人同時に存在した白露型キセキの世代…

 

型の無い野性、夕立

 

駆逐艦離れした超肉体、村雨

 

完全無欠の輸送、春雨

 

全てに勝つ僕は全て正しい、時雨

 

そして……

 

「うおおおぉぉぉ!!あれが高弾道スリー!」

 

「リングに掠る気配すらねぇーッ!」

 

「やっぱハンパじゃねぇ!キセキの世代!」

 

このクソ暑いのに更なる熱気を発する体育館…

本日のゲームは陸奥率いる睦月型とキセキの世代を擁するチームの激突

 

「アイツ、キセキの世代だったの?」

 

素人の俺から見ても十分わかる、今、コート上で最もオーラがハンパじゃねぇのは………五月雨だ

 

「フッ…知らなかったのか?」

 

「知らねぇよ」

 

今日も体育館の外からビデオを回す長門は暑さ対策のつもりか、アイスノンを頭に巻いていた

 

「そもそも興味ねぇしな」

 

「キセキの世代のシューター五月雨、射程範囲はコート内全てだ」

 

「どんな射程だ、アタマおかしいだろ?」

 

っーかあの野郎、実はそんなにすげーヤツだったのか、今度アイスぐらい買ってやるか

 

「なんであのシュートが入るんだッ!」

 

「…何故私が遠くから決めることにこだわるか教えてあげます」

 

「うおおおぉぉぉ!!やらせねぇー!!」

 

「サツキィ!!」

 

「止める?無理ですね」

 

「ッ!!クッソ!!高けェ…!」

 

撃たれれば最後、あまりにも反則的な防御不能の3Pシュート

 

「切り替えろォ!取り返すぞォ!」

 

「ミカァ!」

 

「速ぇ…!なんっードライブ!やっぱりすげぇよミカは」

 

五月雨の高弾道スリーを止められないならそれ以上に点を取ればいい

陸奥の与えた作戦はシンプルにして明快、やられた以上にやりかえす!

 

「さすが陸奥だな」

 

「フッ…私ならもっと素晴らしい作戦を考えるがな」

 

「ほぉ?言ってみろ?」

 

「まっすぐ行ってブッ飛ばす!」

 

「クズが」

 

「クズはないだろう、クズは」

 

所詮は腹筋バッキバキの脳筋戦艦だな

まぁ、最初から期待して無いが………ん?

 

「クッ!何がキセキの世代だ!何が10年に1人の天才だ!1番は私ッ!私なのにッ…!!」

 

俺と長門が居る出入り口とは違う出入り口で目に見える程の負のオーラを滲み出した白露型駆逐艦のネームシップがコート内を睨んでいた

 

「滅びよ!」

 

「…なにやってんのお前?」

 

「滅び…あ、テイトク」

 

白露型1番艦、白露

なんと言うか、残念な奴だ

 

「アイス食うか?」

 

「貰っていいの?」

 

「まぁ…その、なんだ?強く生きろよ」

 

「ありがとー!わーいガリ●リ君だー!」

 

まぁ、すぐ下の妹がいきなり厨二病気味にボクサカとか言いだしたり、四女はオレカテとか言いだしたり、三女は駆逐艦にあるまじきドスケボディだし、五女はピンクで淫乱だし、コイツはコイツで苦労があるのだろう

 

「うめー!」

 

「フッ…提督よ、この長門にもガ●ガリ君をくれてもいいのだぞ?」

 

「甘えるなゴミが」

 

「フッ、ゴミはないだろう?ゴミは」


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