【登場人物】
香取先生(3)
通称、香取ーヌ先生
先生だっていつも熱血指導モードではない、一杯のカミュで疲れ癒やす日もある
鹿島(4)
いつか転属できる日を信じて毎日頑張っている
生徒から下着の色を聞かれた日はちょっと泣きそうになった
愛宕(2)
通称、クソビッチ愛宕、口より先に手より先に足が出る
逆らう奴はアバラを折る
高雄(2)
通称、ハイスペックカノジョ、逆らう奴は親でも区別つかねーぐれー整形してくれる
鳳翔
通称、ビッグママ
夜の店、HO‐SHOWのオーナー
煙管が長い
鎮守府内に存在する煌びやかな光を放つ夜の店、ナイトクラブHO‐SHOW…
『HO‐SHOWへようこそロミオー!』
軽空母、鳳翔がオーナーを務めるこの店は決して、キャバレーナイトクラブ、略してキャバクラではない
薄い酒と安いツマミをおっぱいの大きな女が勧めてくるだけの店だ、決していかがわしい店ではない
「おや?誰かと思えば提督と先生方じゃないかい?今日は上がりかい?誰か指名はあんのかい?」
俺が店に入るとオーナーのビッグママ・鳳翔が出迎えた
「あぁ、おっぱい大きいヤツな」
「あいよ」
もう一度言う、決していかがわしい店ではない
「愛宕でぇ~す」
「高雄です」
クソビッチの愛宕とハイスペックカノジョ高雄クンか、まぁ、たしかにデカいけどアレだな
「チェンジで」
「ア゛ァ?なに言ってくれてんだテイトクコラァ?アバラぶち折られてーのか?テメーの臓器パンパカすっぞ?」
「いいから高い酒頼めよクソが、殺すぞ」
「だからイヤなんだよオメーらは!なんなの?最初の笑顔は!正直キモくて引いちまったよ」
「営業スマイルに決まってんだろーがクソが、とりあえずフルーツ盛り合わせな」
「っーかナオン連れてくんなよ、殺すぞ」
コイツら…最近、大規模作戦でも大して活躍してねぇからボーナス低いし、この機会に俺から金を毟るつもりか
「すいませんねぇ、先生方」
「いえいえ、別に構いませんよ、ねぇ鹿島?」
「え…えぇ」
さすが香取ーヌ先生、決していかがわしくないキャバレーナイトクラブでも動じない大人の余裕を感じさせてくれる
鹿島先生はドン引きしてる気がするが……まぁ、気のせいだろう
「とりあえず、前期はお疲れ様でした先生、どうぞ、飲んでください」
「いえいえ、私の指導があの子達の役に立っているのかどうか…」
「いやいや、ウチのクズどもが立派に更生出来ているのも先生のおかげですよ!以前は授業すらままならない毎日がワルのオリンピック状態でしたから」
「…(更生?今ので?)」
「オイ、先生にお酒をお注ぎせんかこのおっぱいモンスターども」
まったく気の利かんヤツらだな、マジでチェンジしてくれねぇかな
「あ゛?脳漿パンパカパーンすっぞ?」
「誰に意見してんだテメー?」
「お前らだよ、っーかママー!浜風ちゃん!浜風ちゃんいないのー?」
同じおっぱいモンスターでも浜風ちゃんとコイツらでは神と虫ケラの差があるな
そう、浜風ちゃんならちょっとぐれー揉みしだいても許してくれる気がする、たぶん
「バカ言うんじゃないよボンクラ、駆逐艦なんか雇うワケないだろ、手が後ろに回っちまうよ」
たしかに、浜風ちゃんは駆逐艦だったな…
「まぁまぁ提督、別に私達は構いませんから、ねぇ?鹿島」
「え?あ…はい」
「すいませんねぇ先生」
「いえいえ」
まったく…さすがは香取先生、出来た人だ
「ブハァー!マジぃ…」
「ママ、提督ボトル入れるってさァ」
「オイテメーら、なに勝手にボトル空けてんだ?」
「ん~?そこのおっぱい練巡が空けていいって言ったのよォ~?ねぇ?高雄」
「あぁ、たしかに聞いたぜ」
「え゛!?そ…そんなコト言ってな…」
「鹿島先生が言ったのなら仕方ないな」
「そうですね、姉さん感心しないけど」
「まぁ、今日を先生を労う目的ですし…高いのイッちゃうか!」
「ヒュー!提督オトコマエー!愛宕さんのおっぱい触る?」
「触んな、クソビッチが」