【登場人物】
江風
キセキの世代と同格の才能を有する天性の才能、恐るべき速さで改二実装の実力派
海風
白露を上回る新型六人目
江風と言う光を輝かせる影
よく見るとかわいい気がする
彼女らが聞いたのは、扉の音
その圧倒的天才達しか入れない、部屋の扉がこじ開けられた音
「マロッシャア!!」
「高けェ!!コイツ…なんて跳躍力ッ!!」
「まさか、キセキの世代と同格だってのか!」
今、コート上で最も強い輝きを放つ圧倒的天才の名は、白露型九番艦にして改白露型、江風
白露型キセキの世代を脅かす新たなる光!
「お~、アイツすげーな」
「煙草、吸うなら外で」
体育館の観覧席、胸元から煙草を取り出して口にくわえると、隣に座る陸奥から注意された
「火ぃ点けなきゃセーフだろ」
「我慢できないならパイポでも買ったら?」
「ま、考えとくわ」
まぁ、世の中禁煙だらけの喫煙者には厳しい社会だしな
「っーか強いなアイツ、オマエ勝てんの?」
「勝てる、と断言できないのが辛いところねぇ」
「素人目で見てもキセキの世代と同じぐれーヤバいぞ、アイツ」
「そうねぇ…確かにあの江風って子はキセキの世代に匹敵するわ、でも、このチームはそれだけじゃないのよ」
「あ?」
「本当に警戒すべきはあの7番ね」
7番?どいつだ…?
あぁ、あのなんか白いのか
ウチに居たっけか?あんな奴
「あの子は海風、存在感がないわ」
「ワリとヒデー事をハッキリ言うんだな、お前」
「でも、その存在感の無さこそが脅威なのよ」
存在感がないか…
なるほど、幻の六人目と呼ばれた白露と同じ、いや、火力、対空、対潜、索敵、レア度を上回る海風は言うなれば新型テ●ヤと言うワケか…
「こ…コイツ!いつの間にッ!?」
「この高速パスマジヤベェ!」
「抜かせるかよォ!ラノベヒロインみてーなツラしやがって!」
「…通りますよ」
「バ…バカな!マジで見えなかった!消えるドライブ……だと?」
よく見ると、江風みたいな派手さはねぇけど地味にやるじゃねぇの?今度アイス買ってやるか
「うちの子達も負けてられないわね」
「帰るのか?」
「えぇ、提督もサボってないで早く戻らないと怒られるんじゃない?」
「バカ言うんじゃないよ、サボってるように見えるが、単に暇なだけだ」
「ふ~ん」
まぁ、上からお達しが来てる作戦の為の準備はだいたい済んでるしな
「暇ならうちの練習見に来る?」
「やだね」
いい加減タバコさんに火を点けたくなってきた俺は陸奥と別れ、体育館の外へと出た
「フーッ~………あ~マジ暑ちぃわ、水があったら飛び込むな、コレは」
「あ、テイトクじゃん、なにしてんのー?」
「よぉ、お前こそなんだ?エンコーか?」
吐き気すら催すメスの匂いをプンプンさせたビッチ・オブ・ビッチ、鈴谷
「鈴谷エンコーとかしねーし、テイトク暇なの?暇ならカレー食べにいこーぜぇ~鈴谷美味そうなお店見つけたから奢って欲しいな~って」
「死ね」
「ツッコミが厳しいッ!もうちょっとオブラートに包んでさぁ~」
「この星もろとも消えてなくなれ」
「包めッ!何も包んでねぇ!!」