【登場人物】
鈴谷(34)
負け確ヒロイン
地味に、鈴谷回だけ微妙にアクセスが多い、何故だろう…
五月雨(38)
出撃系の仕事は特にしてない専業秘書艦
「ティーッス、鈴谷が遊びにきたついでにお小遣い貰いに来ましたよ~……って、アレ?サミーしかいないじゃん、テイトクは?」
「提督なら冥●士の群れが迫ってるから始末してくると言って魔宮薔薇の陣に出かけましたよ」
「意味わかんねーんですけどォ!?え ?ナニ?聖●士?聖●士なの?あのおっさん軍人じゃないで黄金聖●士なの?」
「さぁ?」
しかし参った、お小遣い貰おうと喜び勇んで来たもののアテがハズレたねこりゃ、っーかこのパターン、前もあったような…
「まぁいいや、なんかバイトない?基本何もしなくてお金だけ貰えるやつ」
「ありますよ」
「あるのォ!?」
サミーは引き出しから数枚の書類らしきものを取り出して机に広げた、そんな甘い仕事あるワケねーしと思ったものの、意外と言ってみるもんじゃん
「コレですね、基本何もしなくていいそうです、先方はマグロがお好みらしく、変に頑張られるよりは自分が頑張りたい系なそうです」
………ん?マグロ?
「ヘイ!ヘイ!サミー!ヘイ!スタァップ!え?ちょい待ち、鈴谷の聞き間違えかどうか確認したいんだけど、え…?マグロ?それはアレだよね?魚的なアレだよね?」
「違いますけど」
「…」
「違いますけど?」
二回否定したよコイツ
「まぁ、何もしなくていいけどナニはされる感じですね、100パープレスはされますし、88%は孕みます」
「却下ァァァァァ!!!なんでそんなの鈴谷に勧めんの!?っーかナニ?その募集ッ!?深いわ!闇が深いわッ!」
「鈴谷さんなら大丈夫かなと…」
コイツ、可愛い声と顔してんのにとんでもないポイズンモンスターだよ、触ると痛いバブルス●イムどころか猛毒の息を吐き続ける毒吐きハイ●ラだよ
「とりあえず却下、それ却下で」
「はぁ、そうですか」
「じゃ、ちょっとくらい労働していいから時給とか日当がいいのない?口でも手でもこの際使うから」
「そうですね…」
「あ、先に言っとくけど性的なのはナシね、口ってのはトーク的な意味だから」
「…ありませんね」
「ないのかよ!?」
「えぇ、ありません」
言い切ったよコイツ、そんなにいっぱい募集案件みたいな紙あるのに、っーかそれ全部性的な仕事なの?どんだけ艦娘とヤりたいんだよ…
「とりあえず魚雷磨きと芋の皮剥きなら常時募集してますけど」
「えー…」
前にマジで金が無い時にやったけど、どっちもやってたら鬱になるんだよなぁ~、魚雷延々と磨いてるとそのうち自分自身が魚雷なのでは?と考えさせられるし…
「もうちょいマシなの無いの?」
「そうですね……あ、個人的なコトでよければありますよ?」
「個人的?」
「はい、私の個人的なお願いです、勿論、お金は払います」
「ナニ?シャーペンの芯でも買ってくりゃいいの?」
「いえ、以前、コーヒー豆の買い付けにコロンビアに行った際に知り合ったコーヒー農家の方から連絡がありまして、以前壊滅させた麻薬カルテルの残党が……」
………ん?
「ヘイ!ヘイ!サミー!ヘイ!ちょい待ち、今なんかコロンビアとか麻薬とかカルテルとか…」
「言いましたけど」
「…」
「言いましたけど?」
二回言ったよコイツ、可愛い声と顔で壊滅とかとんでもない事言ってたよコイツ
「まぁ、平たく言えば私の大事な仕入れ先にちょっかいかけないように出来る限り平和的な交渉を…」
「無理ッ!無理無理無理無理無理!っーか出来る限りってナニ?出来なかったらどーすんの!?」
「まぁ、その時はまぁ…そんな感じですかね」
ナニこの娘、マジ怖いんですけど…っーかなんなのコイツ?
「あ~…腹痛てぇ~」
「あ」
サミーの闇に戦慄していると、丁度提督が帰ってきた
「ナニやってんだ?オマエ」
「ナニって…遊びにきたついでにお小遣い貰いに来たんですけど」
「ふ~ん」
「ふ~ん、じゃないし、お小遣い頂戴」
「悪いな、ビッチにお小遣いやっちゃダメっておばあちゃんから言われてんだ」
「ビッチじゃねーし!いいから頂戴!肩揉むよ!」
「悪いな、ビッチに肩揉ませちゃダメっておばあちゃんから言われてんだ」
「ビッチじゃねーし!なんなの!?おばあちゃん!?なんでそんなビッチに厳しいワケ!?」
「うるせぇな…じゃ、脱げよ」
「は?」
え?脱げ…?今、すげー自然にとんでもないコト言ったよね?
「は?じゃねーよ、脱いでサミーの机で角●ナしたら千円な、あ、ニーソは穿いてていいぞ」
「変態かッ!!しかも安過ぎるッ!!」
「私の机汚れるからやめてくださいよ」
「しねーよッ!!もういいし!オマエら二人とも地獄に堕ちろよバーカァ!」
次回こそ③