新人回の後半戦、新たなる魔界貴族
【登場人物】
伊14
伊号潜水空母、ご覧の通り、元気が良い
伊13
伊号潜水空母、ご覧の通り、エロい
「次の方どうぞー」
夕雲型のちょっとアレな新人2人も退室した執務室、とりあえず今から夕雲主催の夕雲型パーリィーに行くらしく、お腹を空かせて去って行った…
「…伊13です」
「そしてェ!伊14です!」
…潜水艦か、しかし、なんかよく似た感じのアレだな?もしかしたらご兄弟か何かだろうか?
「ふ~ん、え~…お姉さんが13で妹が14ね、性能面は~…うん、まぁいいんじゃないかな?うちは潜水艦の福利厚生は勿論、無理の無い労働形態のホワイティな職場だから、わかんないコトは優しいセンパイが懇切丁寧にイチから教えてくれるから、以上、下がってよし!」
「え゛!?」
「ちょ…待てよ!」
面接を終了しようとすると、姉…?いや妹だったか?妹みたいなのが立ち上がって待てよとそれを制止してきた
「え?ナニ?なんかあんの?」
「いやいやいや!終わり…?え…?終了、もっとほら!14達に聞きたいコトとかないの?」
「…ないけど?」
「いやいやいや!あるでしょ!ほら!なんかほら!あ、ほら、例えば14にムラムラするとかさぁ!」
ナニ言ってんだコイツ?イカレているのか?
「あ~………うん、今日面接だし別に普段着で良かったんだが、五月雨クン、彼女達にウィンドブレイカーを」
「違ぁぁぁぁう!!いいよ別に!寒くないし!」
テンション高けぇなコイツ、なんだ?何が一体気に入らないんだ?
「まぁ落ち着きたまえ、伊14クン」
「それだよ!14だよ!イヨって呼んでいいんだよ!なんか伊14ってなんか機械的って言うか…」
「あ~…なるほどな」
言われてみると、俺は8っちゃんさん以外の潜水艦には特に愛称で呼ぶ事もなかったな、そうか…愛称で呼ぶ事を煩わしいと感じ、マシーンとして扱っていたのか…
「俺程の男が…なんて度量の小さいッ!」
「何が!?」
俺は両手を机を叩きつけ、マシーンと扱っていた事に深く反省した
「よしわかった、オマエは14だからイヨだな」
「そうです!」
「そして君は~…13、13か……う~ん、よし、ジュウゾー!ジュウゾーなんてどうだ?」
「ジュウゾー!?」
「ヒトミだよ!ヒトミって呼んであげてよ!」
「ジュウゾー……ジュウゾー……」ポロポロ
「ほらぁ!姉貴泣いちゃったじゃん!謝れよ!」
「断る」
「なんでだよ!?」
「ならば聞こう、何故ヒトミなのかね?彼女は13なんだろう?ともすれば愛称はやはりジュウ……いや、イゾーでもアリか?どっちがいいかね?」
「…イゾー?……ジュウゾー?」ポロポロ
「やめろよォ!姉貴メンタル激弱なんだから!っーか、1がヒトで3がミでいいじゃん!?」
「1がヒト、3がミ……なるほど、オマエ頭いいな!」
コイツ天才か!なるほどな、その発想はなかった
「そうか、いや、イゾーもジュウゾーも嫌ってなら後はフーミンかゲロシャブしか候補がなかったのだよ」
「最悪だよッ!!なんだよこのオッサン!もういいよ、姉貴、帰ろーぜ」
「…そうだね、それでは、失礼します」
妹はバーカと捨て台詞を残し、姉はキチンと一礼して退室した…
とりあえず、これで今回の面接はこれで全部か…
「お疲れ様です、コーヒーでも淹れましょうか?」
「……」
「提督?」
「あー……緊張したァ!!」
「なんですか?唐突に」
五月雨にはわかるまい、この俺の身体を通し出る力が…これほどの緊張を味わったのは久しぶりだったぜ
「緊張も何も、いつも通りのクソ提督だったじゃないですか」
「クソ提督じゃない、提督だ」
「で?何が緊張したんですか?」
「…オマエ、あのお姉ちゃんを見て、何も思わなかったのか?」
「お姉さん…?13さんですか…?特にも何も、まぁ、可愛い方だな~ぐらいしか」
「俺はな………一目見て、勃ったよ」
「…はぁ?」
「なんなのあの娘?最初っから最後まで、しゃぶりたそーにじっとりこっち見て、誘ってたの?あれ誘ってんだよな?なんなの?サキュバス?サキュバスかなんかなの?魔界出身の上級サキュバスだろォ!?」
「…はぁ」
「なんだその溜め息はァ!!」
あの目はヤバい、舐めるようで、エロくて、扇情的過ぎる、あの目が聞いてくるんだよ…次はどうする?次はナニをヤればいい?次はどんなワクワクすること(性的な意味で)を見せてくれるんだ?ってな…
面接中に絶頂したらマズいと考え、さっさと面接を切り上げようとしたのに妹がプンスカしたせいで余計な淫気を浴びてしまったよ
「…まぁいい、ちょっとトイレ行ってくる」
「あ、じゃ私、今日はもう帰りますんで」
「そうか、ゴクローサン」
次回から通常運転
三人官女っぼい子が出るかもっぽい