不健全鎮守府   作:犬魚

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衝撃のdue現る!の回

【登場人物】

提督(106)
何気によく脱ぐ脱衣系

Italia(4)
イタリア系良心

Roma(3)
イタリア系悪魔

Aquila(3)
イタリア系ガッカリ性能

Libeccio(4)
イタリア系合法駆逐艦

Zara(4)
イタリア系姉様、妹にビンタする姉の鑑

Pola(6)
イタリア系アルコールモンスター、意外と嫉妬深い


提督とイタリア艦とdue

速吸クンとの劇空間パワフルキャッチボールを終え、シャワーで汗を流しながら新しいオモチャも手に入ったし、そろそろと狩るかと考え、まずはこの飢えた腹を満たそうと間宮の店へとやって来ると、陽気なイタリアンファミリーがゲラゲラと笑いながらアツアツのピッツアを喰らいながらフィーバーしていた

 

「ナニやってんだ?オマエら」

 

「あ、テイトク」

 

イタリア系戦艦イタリア、ちょっと前はリットリオとかそんな感じの名前だったがいつの間にか改名していたイタリアンファミリーの良心、男受けするドスケベエロボディだが妹曰わくVergineらしい

 

「私は辛いのは苦手なんですよねぇ…ホント、うん、苦手なんですよ、ホントに」

 

辛いのは苦手と言いながら少々ピリ辛なパスタを食べる手が止まっていないイタリア系空母、アクィラ、ショボい性能だがドスケベエロボディ

 

「え~っと…ろくご30だから、え~っと…あ!リベわかった!28!ヘヘ~どう?当たってる?」

 

香取先生から渡されたバカ専用たのしい算数ドリルをテーブルに広げ、目の前のご馳走を食べる前に宿題に勤しんでいるのはイタリア系合法駆逐艦リベッチオ、当基地ではキヨシと並ぶ本物のバカだが、潜水艦を狩る天性の才能を秘めているらしく、天下の大軽巡、五十鈴さんから大変可愛がられているガッカリボディ

 

「…このロリペドがァッ!私を舐めてるの?え?何回教えたら理解できるのよ?ア゛ァ?ろくご30って計算してなんで30より減るのよ!この……クサレ脳ミソがァーーーッ!」

 

ドグシャアッ!!

 

そして、リベッチオの頭をメシメシ掴みテーブルに叩きつけているのがイタリア系武闘派戦艦、ローマ、口と目ツキと性格が悪い魔女みたいなヤツだがドスケベエロボディ

 

「グヘァ!!!」

 

「おいおい、やりすぎだろ!」

 

「あらテイトク、何か用?」

 

「何か用じゃない、せめてビンタくらいにしとけよ」

 

「あら?意外と優しいのね、そうね…少し興奮してしまったわ」

 

「わかってくれて嬉しいよ」

 

ローマは知的に眼鏡をクイッと上げて痛い痛いと唸るリベッチオを膝の上に乗せた

 

「じゃ、お尻を叩きましょう」

 

「ヒィ!!やだやだぁ!!」

 

「リベッチオ、恨むなら提督を恨みなさい、幼女が尻を叩かれている様を見る事に快感を覚える嗜虐的な嗜好の提督が全て悪いから」

 

「テキトーなコトゆーな!!ってか、なんで俺に罪をなすりつけてるんだよ!悪魔かッ!?」

 

コイツは魔女なんて可愛いモンじゃない、まさに悪魔ッ!ディアブロだよコイツは…

 

「冗談よ」

 

「いや、お前の顔は冗談ではなかった」

 

「冗談よ、さぁリベッチオ、もう宿題はいいわ、後で姉さんにやらせるから、先にピッツアを食べなさい、冷めてしまうわ」

 

「わーい!」

 

さっきまで恐怖の表情で震えていたリベッチオはハジける笑顔でアツアツのピッツアにかぶりつきウメーウメーと口に放り込む、もしかしてこの子はバカなんじゃないだろうか?

 

「ねぇローマ、今、なんか変なコト言わなかった?」

 

「言ってないけど?」

 

「宿題がどうとか…」

 

「言ってないけど?」

 

「そう…そうなんだ」

 

イタリアは何かを諦めたかのように俯き、テーブルの白ワインに口をつけた、どうやらイタリア系戦艦は姉を立てる風習はないらしい

 

「テイトク、テイトクもよければご一緒に如何ですか?」

 

「いいのかね?」

 

「えぇ、アクィラ、もうちょっと席詰めて」

 

イタリアに勧められ、とりあえず俺も空いているスペースに着席するとイタリアが早速ワインとパスタと用意してくれた

 

「いやぁ、邪魔をしたようで悪いね」

 

「いえいえ」

 

「ってか、今日は一体ナニかね?なんかのパーリーか?」

 

「えぇ、ザラがイタリア艦初の第二改装したとの事で…」

 

「ふ~ん」

 

ザラ…?誰だったけ……あぁ、思い出した、ポークの姉ちゃんか、そういやアイツ最近ポークとよく走り込みとかしてたな

 

「で?そのザラ姉様と、ポークの姿がないようだが…」

 

「ザラは御披露目用に着替えてから来るのでもう少ししたら来るかと…あと、ポークじゃないでポーラ…」

 

「あぁ、ポーラか…そのポーラは殊勝にも姉ちゃんの着替えでも手伝ってるのか?」

 

よくザラ姉様からビンタされてる姿しか思い出せないが、まぁ姉妹だけあって仲もいいのだろう、実に感心じゃないか

 

「いえ…ポーラは自分を置いて更なる高みに足を踏み込んだ姉にありえないぐらい嫉妬と劣等感を覚えてオロチマルセンセイのところへ行ってポーラも変わるんだーとか言って朝早くに出て行きました」

 

「それダメなヤツじゃねーか!?」

 

なんであのアル中!そんな闇抱えてんだよォ!嫉妬と劣等感深過ぎだろォォォ!!

 

「あ、でも朝、秘書さんに相談したら一応ポーラ奪還部隊に手の空いてる駆逐艦を何人か出しますって…」

 

「誰だよ、奪還部隊って…」

 

「え~…たしかユキカゼさんとシグレサマとハツシモさんと…」

 

「殺す気だよッ!奪還する気ねぇよそれ!奪還じゃないで討伐部隊じゃねーのかッ!!完全に殺る気だよ!?」

 

何考えてんだあの青髪ロングは…っーか提督、そんな重大な事案聞いてないんですけど

 

「お待たせしましたー」

 

重大な事案に頭を抱えていると、大きなトランクケースをゴロゴロと押して、新しい力を得たザラが食堂へとやって来た

 

「ザラ、dueになりました!」

 

「おぉ~」

 

「Fantastico!いいわねぇ」

 

「へぇ…何食べたらそんないやらしい身体つきになるのかしら?」

 

「リベ知ってる!そーゆーのびっちって言うって言ってた!」

 

なるほど…これがあのガッカリ性能だったザラの超進化した姿か、たしかにコイツは力といやらしさを感じる

 

「なかなかいいじゃないか」ググ…

 

「あ、テイトクもいらしたんですね?どうですか?ザラの新しい姿」

 

「いいんじゃないかね?」グググ…

 

「あの…テイトク、謎の白い光が股間の辺りで光ってるんですけど?」

 

「気にしないでくれたまえ」ズキューン!!

 

「は…はぁ」

 

何故かザラくんがドン引きしている気がするが、まぁきっと照れているのだろう、フフ…シャイな子だ

 

「ところでザラ、そのトランクはなにかしら?」

 

「あ、コレですか?なんかよくわからないんですけど部屋の前に置いてあったから持って来た方がいいのかなって思って持ってきたんですけど?」

 

イタリアはザラの押してきた大きなトランクについて質問してみたが、どうやらザラも中身はよくわかってないらしい

 

「開けてみましょうか?」

 

「そうですね」

 

「あ!リベが開けたい!リベが開けたい!」

 

「じゃ、リベッチオちゃん、どうぞ」

 

リベッチオがキャッキャとハシャギながらトランクのロックを外すと、全裸で白目を剥いた何がゴトリと音を立てて転がり落ちた

 

「…」死ーン

 

「ポ……ポーラァァァァァァ!!!」

 

 

ちなみにこの後、ポーラはアルコールをかけると何事もなかったように甦り、何事もなかったように全裸で飲み食いを始め、何事もなかったようにザラ姉様からビンタされて何事もなかったように全裸で土下座させられた


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